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兵庫ベンダ工業株式会社

海洋水産技術研究所と神戸大学バリュースクール、カメラ映像の解析による早期魚病検出の検証に関する共同研究を開始

(PR TIMES) 2023年09月07日(木)17時45分配信 PR TIMES

神戸大学 六甲台第2キャンパス 眺望館地下1F倉庫に水槽を設置し、KAIKEN × V.School 水産研究拠点「KAIKEN パラサイト」を開設

※本プレスリリースは「兵庫ベンダ工業株式会社」と「神戸大学バリュースクール」との連名プレスリリースです。

スマート水産・養殖分野をターゲットにしたテクノロジーおよび生育管理の研究開発に取り組む兵庫ベンダ工業株式会社 海洋水産技術研究所(本社:兵庫県姫路市、代表取締役:本丸 明子、以下「KAIKEN」)と分野横断的な価値創造教育・研究を支援する神戸大学バリュースクール(兵庫県神戸市、スクール長:玉置 久、以下「V.School」)は、「カメラ映像の解析による早期魚病検出の検証」に関わるセンシングや飼育環境実験を行うため、神戸大学六甲台第2キャンパス 眺望館地下1階に水産設備を導入し、KAIKEN × V.School 水産研究拠点(以下「KAIKEN パラサイト」)として、共同研究を開始します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/102935/2/resize/d102935-2-956402b43810e87b2e4f-0.jpg ]

背景


環境の変化、漁業従事者の減少、要因は様々ですが、国内の漁業生産量は30年前に比べ半減しています。また、人口減、ばなれ、介類の高騰などもあり国内の水産消費も減少しています。
一方、世界では人口増、新興国を中心とした食生活の向上、先進国でのヘルシー志向も高まり、水産消費は大きく増加しています。
これらを背景に、近年は環境に配慮した水産資源の確保が急務となっており、国内外での養殖市場(海面、陸上、内水面)が拡大していますが、生産量の安定化、養殖コストの低減にはまだ多くの課題があるのが現状です。

共同研究の概要


養殖業における課題の1つである魚病に着目いたしました。魚病は年間を通して発生し、多大な被害をもたらしています。被害を最小限に抑えるためには、生簀内の病魚をいち早く採取し、迅速な診断をする必要がありますが、労力とコストがかかります。
そこで本共同研究では、養殖業(ならびに水族館等の飼育施設)が安心かつ安全に魚を管理できるものにしていくために新たな魚病早期発見に向けた技術の開発を行います。
カメラ映像とAIを活用して魚病診断をすることで、通常の魚病診断と比較して生体に負担をかけず、また、早期に病原菌に対処することができるため、魚病の蔓延防止につながります。

V.SchoolとKAIKENとこれまでの活動


2022年から多くのプロジェクトに学生が参画しています。
・KOBE文教区 講座「講」
水産業界の専門家をゲスト講師とした勉強会と交流会
・京丹後プロジェクト
野間漁協との協業による増殖と水の循環実験、京丹後BEATCAMPを活用した地域の活性
・南あわじ阿万プロジェクト
限界集落地の子供達へ向けた教育と体験のデリバリー
・KAIKENの釣り堀
「知る」「釣る」「捌く」「食べる」を通した食育と海洋人材の育成

今後は、KAIKEN パラサイトを通じて、異分野共創(産学官連携)によるスマート水産・養殖の価値創出およびグローカルな社会課題解決を目指します。

神戸大学バリュースクールについて


神戸大学バリュースクール(通称「V.School」)は、「思索と創造のワンダーランド」というキャッチフレーズの下、価値創造の分野横断的な教育研究・社会貢献のためのプラットフォーム構築を目指して、2020年4月に設立しました。
V.Schoolでは、ビジョンとして3つの場を提供することを目指し、分野や学生・教職員の壁を超え、多様な価値に触れ、気付きを得るための場を提供し、価値創造に関する教育・研究を促進しています。

所在地:神戸市灘区六甲台町1-1 六甲台第2キャンパス 眺望館
スクール長:玉置 久(神戸大学 副学長 / 神戸大学大学院システム情報学研究科 教授)
URL:http://www.value.kobe-u.ac.jp/

[画像2: https://prtimes.jp/i/102935/2/resize/d102935-2-681692b66793c0919dfc-1.jpg ]


海洋水産技術研究所(KAIKEN)について


・労働集約型製造業(ネイビーブルー)から知識集約型製造業(マリンブルー)へ
昭和57年に鉄の曲げ加工を主幹事業として創業した兵庫ベンダ工業株式会社。新たなチャレンジとして、長年培ってきたモノづくり(製造技術)やテクノロジー(情報技術)、クリエイティブ(映像技術)、そしてEDU(教育事業)を活かし、水産や生物のエキスパートとともに、『海』について、もっともっといっしょに考える共創の場とすべく、海洋水産技術研究所を2021年6月1日に立ち上げました。
・雇用を守る
2021年4月に施行された「高年齢者雇用安定法」の改正を受け、体力的な負荷の大きいモノづくり現場の雇用継続を実現するためには、人財の配置転換が喫緊の課題となっています(※弊社では)。
創業40年で築いてきた品質管理を得意とするモノづくりとテクノロジーを、海洋・水産に関する研究開発から、実証実験・社会実装まで“場づくり”する、それが「KAIKEN」です。

URL:https://kaiken.bender.jp

[画像3: https://prtimes.jp/i/102935/2/resize/d102935-2-59f822f01370edff3768-2.jpg ]


サポーター ※2023年9月5日現在


・お魚番長
・株式会社オーシャンズセブン
・桂浜水族館
・KOBE文教区
・神戸VARIT.
・神戸大学バリュースクール
・スマートな島ぐらし推進協議会
・野間漁業協同組合
・京丹後森林公園スイス村 BEATCAMP
・平松区森林愛好会
・UDC078
・Liberra, Inc
・株式会社YUID
・株式会社ワールド・ワン
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プレスリリース提供:PR TIMES

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