プレスリリース
〜高齢者のウェルビーイング向上を目指して〜
関彰商事株式会社/セキショウグループ(本社:茨城県筑西市・つくば市/代表取締役社長:関 正樹)は、国立大学法人筑波大学(茨城県つくば市/学長:永田 恭介)と、「eスポーツで引き出すWell-beingに関する研究」を共同で実施することに合意し共同研究契約を締結しました。この研究では、弊社グループ会社が運営する高齢者施設(デイサービスセンター楽フィット筑西:茨城県筑西市)の利用者を対象として、運動とeスポーツが相乗的に高齢者のウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に充足した状態)を向上させる効果を科学的に検証する計画です。
■高齢者の機能改善には運動のみならず、社会性を伴うスポーツが有効だが、体力レベルに課題
近年、高齢者の社会的孤独が運動不足や喫煙等と同じように、大きな健康リスクになることが知られています。一方でスポーツや武道には、社会的繋がりを育むホルモン「オキシトシン」や運動器系機能、認知機能、自信を高めるホルモン「テストステロン」の分泌を高めることから、運動不足と孤独を解消し、体力・気分・認知機能の向上に有効だと考えられています。しかし、体力レベルに壁がある高齢者が気軽に取り組みにくい点が課題となっています。
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■ eスポーツにはリアルスポーツと同じ効能・効果が見られる
そこで注目されているのが、ビデオゲームの対戦による“eスポーツ”です。eスポーツには、競技性や遊戯性のみならず、体力レベルの壁を越えて誰もが参加できるバリアフリーなスポーツとしての魅力があります。筑波大学は、学内で実施したeスポーツ大会の中で、eスポーツがリアルスポーツや武道と同様に「オキシトシン」や「テストステロン」の分泌を高めることを見出しており、高齢者にとっても運動とeスポーツの混合処方が、活動量の確保と孤独の解消を両立する活力・健康増進方策になると考えております。
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■高齢者のウェルビーイング向上を目指して
今回の共同研究では、弊社運営の運動指導(機能訓練)を提供する「デイサービスセンター楽フィット筑西」において、約100名の利用者様にご協力いただき、約6か月間に渡り、運動とeスポーツを用いた科学的検証実験を実施しています。今回の研究によって、高齢者の心身における運動とeスポーツが生み出す相乗効果の詳細が初めて明らかとなります。ここにポジティブな効果が確認できれば、高齢者における新たなウェルビーイング方策として運動とeスポーツの同時実施を社会実装するための基礎データになるものと考えております。
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弊社と筑波大学とは、2020年6月に筑波大学アスレチックデパートメント(本部:茨城県つくば市 /アスレチックディレクター:高木 英樹 )とのパートナーシップ協定の締結以来、地域社会の『ウェルビーイング』の向上を目指して、様々なプロジェクトで協働しています。その一環として、今回の共同研究が計画されました。弊社はこの共同研究の成果に基づいて、運動機能、認知機能、社会的機能を改善する『運動とeスポーツを組み合わせたプログラム』を開発する計画です。また、プログラムの実施ノウハウの提供を含めた新たな事業展開を目指しています。
1 テーマ
eスポーツで引き出すWell-beingに関する研究
2 研究責任者
筑波大学 体育系 助教:松井 崇 氏
3 目的
運動とeスポーツの併用が、高齢者の体力、気分、認知機能に及ぼす効果の検討
4 研究期間
令和4年2月 〜 令和5年3月
5 実証場所
株式会社セキショウライフサポート(セキショウグループ)
デイサービスセンター楽フィット筑西 住所:茨城県筑西市蕨317-1
【本件についてのお問い合わせ先】
関彰商事株式会社 広報部 弓野
電 話 : 029-850-5510
E-mail:toru.yumino@sekisho.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES