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AC Biodeと志恩、灰から吸着材へリサイクルする技術に関し、タイ、日本、バングラデッシュ、カザフスタンにて受注、2件の覚書を締結

(PR TIMES) 2021年10月25日(月)08時45分配信 PR TIMES

イオン交換機能を持った吸着剤・抗菌剤へ、灰、鉱山廃液等からリサイクル

・背景、目的:
石炭灰、バイオマス灰、下水汚泥焼却灰、鉱山廃液等は処理・輸送費用に年間約数千万円から数億円かかり、また環境問題にも関係する課題です。例えば、灰は、一般的にアスファルトや土壌改質へのリサイクル、または埋立とされることが多く、また長距離輸送も必要になります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/84759/2/resize/d84759-2-4257b59a22b9eabaa006-0.jpg ]



AC Biode株式会社 (“AC Biode”、京都市、ルクセンブルク、英国ケンブリッジ市)、株式会社志恩 (“志恩”(しおん)、東京都港区)は、これらの灰、または鉱山廃液等を吸着剤、抗菌剤等(CircuLite”サーキュライト”)にリサイクルする技術を提供します。CircuLiteの用途は、フィルター、衛生用品、土壌改質、水質改善等で、新規用途としてはCO2吸着、海洋油漏れの油吸着等があります。従来の類似製品と比較して、最大60%の温暖化ガスを削減します(当社試算)

・複数受注と覚書を2件締結:
AC Biodeと志恩は、以下の契約を受注、覚書を締結しました:

タイSaha財閥で、同国電力大手Sahacogen (Chonburi) Public Company Limitedの100%子会社であるSahacogen Green Company Limited (“Sahacogen”)より、バイオマス発電所から出る灰を、フィルター、美容品・化粧品、土壌改質、水質改善、ペイント、海洋油吸着等に活用される吸着剤、抗菌剤にリサイクルする技術の基礎調査を受注し、この度完了しました。
日本の複数大手メーカー、大手商社等からCircuLiteサンプル供与の契約を受注し、弊社台湾客先の台湾工場からのCircuLiteを供給し各種テストを開始致しております。
カザフスタンで現地法人と石炭灰をCircuLiteへリサイクルする事業に関し覚書を締結しました。年間5,000tonの石炭灰を同量のCircuLiteにリサイクルする予定です。
英国上場企業GCM Resources社、香港VersaTech社と、バングラデッシュの石炭焚発電所にて灰をCircuLiteへリサイクルする事業開発に関し覚書を締結しました。年間5,000-10,000tonの石炭灰を同量のCircuLiteにリサイクルする予定です。発電所を含めた総プロジェクトコストは40億USDです。

上記フィージビリティスタディでは、SahacogenがタイLamphun(ラムプーン)県の同社バイオマス発電所から出る灰のサンプルを日本に送り、志恩とAC Biodeにて詳細分析し、CircuLiteのサンプルを作成しました。CircuLiteは、活性炭やゼオライトと同様の用途を持ち、イオン交換機能もある為、汚染物質を物理的のみならず化学的にも吸着させます。本技術は、既にUNIDOにも正式に承認されております。“Production of Multi-functional Composite Material “CircuLite” via Proprietary Recycling System of Unused Resources”、“Anti-Viral and Anti-Bacterial Material Synthesized from Ash Waste Utilizing Ion Exchange Capacity”

・今後の展望:


環境省様のサポートを頂き、2021年11月に英国グラスゴーで開催されるCOP26に出展致します。
現状客先にて、リサイクル工場建設に向けて引き続き注力して参ります。
上記以外に国内外からも多くの引き合いを頂いており、引き続きフォローして参ります。
吸着剤の新しい用途として二酸化炭素吸着、海洋油漏れの油吸着等開発して参ります。


我々は、東南アジア初の、発電所現場における灰リサイクル事業を開始する計画です。3年以内に、Sahacogen、AC Biode、志恩にて同リサイクル工場を立ち上げ、1ラインあたり年間5,000tonの灰をリサイクルし、同量のCircuLiteを製造、タイ、日本等東アジアの各社に販売して参ります。これらを通じて、お客様におけるリサイクル率向上、大気汚染改善、環境問題対策、地球の温暖化ガス排出削減に貢献します。
(写真)台湾工場(バイオマス灰3,000ton/年から同量のCircuLiteを製造):

[画像2: https://prtimes.jp/i/84759/2/resize/d84759-2-410e41b57016278bf584-1.jpg ]



株式会社志恩:
環境エンジニアリングをベースにしたスタートアップ(東京都港区)で、CircuLite建設、操業に関し、日本やアジアで多くの経験を有しています。灰の性能が不安定であっても、CircuLiteの品質を安定化させる特殊なノウハウがあります。

AC Biode株式会社:
材料科学、エレクトロニクスをベースにしたクリーンテックスタートアップ(京都市)で、日本、ルクセンブルク、英国に展開しています。CircuLite以外にも、モビリティ・蓄電用交流電池・回路開発、廃プラの解重合触媒等も開発しています。欧州連合EU傘下EIT InnoEnergy等から出資を受け、国内外のピッチコンテスト25件で優勝した実績があります。
お問い合わせ先: Tadashi.kubo@acbiode.com
Facebook, Twitter, LinkedIn, Instagram: ”@AC Biode”または”@ACBiode”



プレスリリース提供:PR TIMES

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