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日本でも動き始めた学修歴証明書デジタル化、芝浦工業大学で実運用開始

(PR TIMES) 2021年10月21日(木)19時16分配信 PR TIMES

〜高等教育機関におけるデジタル・トランスフォーメーションの先駆的一歩〜


一般社団法人国際教育研究コンソーシアム(東京都渋谷区、英語名:Research Consortium for Sustainable International Education (RECSIE)、以下「RECSIE」)は、国際的な教育関連IT企業、Digitary社(本社 アイルランド、ダブリン)と共同で、昨年より、芝浦工業大学(東京都港区/学長:山田 純)の学修歴証明書デジタル化プロジェクトに協力してきましたが、このたび、その成果として、同校が2021年10月21日からデジタル証明書の発行を開始したことをお知らせします。

このデジタル化により、芝浦工業大学の学生・卒業生は、世界中どこからでも自身のデジタル認証された大学発行の証明書にアクセスして採用企業などに共有することができるようになります。学生・卒業生にとっては国内外での就転職時の利便性が格段に向上するほか、大学にとっては紙の証明書の削減による事務コストの削減やSDGsへの効果が期待されます。

世界では、高等教育機関の証明書は1970年代からデジタル化が始まり、1990年代にはヨーロッパやアジアでは国家プロジェクトとして、全国の大学の証明書デジタル化が進められてきました。今日では世界40か国以上の高等教育機関でデジタル証明書が広く普及しており、すでに世界標準となっています。一方で、日本の大学ではこの分野でのデジタル化がほとんど進んでおらず、芝浦工業大学の今回のデジタル証明書発行開始は、日本の高等教育機関におけるデジタル・トランスフォーメーションと国際化にとって先駆的な取り組みの成果と位置づけられます。

また今日、世界では、生涯学習の必要性が広く認識され、各国政府や国際機関がその普及拡大を推し進めています。時間的・地理的に分散化した生涯学習の学修歴を効率的に利用・処理のできるデジタル証明書の仕組みは、学習者にとって利便性の高い生涯学習の普及促進のためにも不可欠と考えられており、今回の芝浦工業大学でのデジタル証明書発行開始は、日本での生涯学習の推進にとっても先駆的な一歩を切り拓いたものと評価されます。

本デジタル化プロジェクトで基盤としているDigitary社のDigitary COREプラットフォームは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、ヨーロッパ諸国、インド、中国、中東の高等教育機関のナショナル・ネットワークにおいて広く採用されています。Digitary COREプラットフォームの利用により、学生・卒業生は、デジタルの学修歴証明書、業績、資格、能力証明書等に世界中どこからでもアクセスすることが可能となります。

RECSIEについて
RECSIEは2014年1月に設立された非営利団体で、高等教育の国際化に貢献し、個々の大学の枠を超えた研究課題の取組みを推進することを目的としています。RECSIEの主な目的は、学生の移動性を高めるために世界中の大学と協力し、文化的多様性を通して学生の才能を伸ばすことにあります。RECSIEは、2020年初めに日本で初めてフローニンゲン宣言ネットワークに参加し、日本の高等教育機関の証明書類のデジタル化に取り組んでいます。

Digitary社について
Digitary社は2005年にアイルランドのダブリンで設立され、学修歴証明書の認証、共有、検証のためのオンラインプラットフォームを提供する世界有数のサービス会社に成長しました。設立当初から、学習者中心に設計されたシステムは、何百万人もの学習者がオンラインで安全かつ迅速かつ簡単に、認証済み学修歴証明書を共有することを可能にしています。Digitary社は、アイルランド、イギリス、イタリア、オーストラリア、インド、カナダに拠点をおき、現在135カ国以上の機関で利用されています。

プレスリリース提供:PR TIMES

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