プレスリリース
2021年12月27日
各 位
切除不能4期膵臓がん患者60名全員の腫瘍縮小に成功
愛媛大発ベンチャーの株式会社アドメテックは、このほどウクライナ国立がんセンター病院(Ukraine National Cancer Institute;UNCI、キエフ市)において行われた、切除不能4期膵臓がん患者60名に対する局所加温による医師主導臨床研究において、全60例(平均年齢60.1歳)とも重篤な有害事象なく腫瘍の退縮を認めるなど、有意な局所制御効果が確認されましたので、報告いたします。
手術や放射線が適応されない進行膵臓がんの治療選択肢は極めて限られており、新たな治療手段の登場が待望されております。
弊社はかねてより微細デバイスによる組織内加温技術および機器を展開して参りました。今回、ウクライナの国立がんセンター病院(UNCI)において2020年1月より2021年11月にかけて行われた当該臨床研究では、同国で医療機器として認証済みの弊社の治療機器および微細径(直径Φ0.7mm)で極めて低侵襲な加温デバイスが用いられました。一部の症例では腹腔鏡下にて治療が行われました。
今回の成績を受けて弊社では、超音波内視鏡用の更なる低侵襲な加温デバイスを含め、今後も有用性の高い治療法の研究開発を続けて参る所存です。
以 上
プレスリリース提供:PR TIMES