プレスリリース
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台湾の電池用先端ナノ材料メーカーであるSiAT (本社:台湾桃園市) は、日本ゼオン株式会社 (本社:東京都、以下日本ゼオン) との戦略的提携を発表します。この提携は、単層カーボンナノチューブ導電ペーストの発売を記念するものです。この製品は、リチウムイオン電池の正極/負極配合における導電助剤として、カーボンブラックの代替または併用が可能であり、また、透明フィルムやEMIシールドにも幅広く応用できます。
日本ゼオンは、高アスペクト比、高純度、高比表面積などのユニークな特性を示す単層カーボンナノチューブ (SWCNT) を製造しています。日本ゼオンは数少ない初期のSWCNTメーカーの1社であり、2015年から量産をおこなっています。
CNTは、水性媒体および非水性媒体中で束になりやすく、分散性に欠ける傾向があります。ナノ材料の分散は、CNT材料の使用において常に克服するのが難しい問題でした。SiATは、CNT導電性ペーストの製造にナノ材料分散液を応用する独自の技術ノウハウと生産能力を持っています。SiATと日本ゼオンのパートナーシップにより、新しいSWCNT導電性ペースト製品は優れた導電性を示します。電池の正極/負極の配合において、カーボンブラック導電剤と比較して、SWCNT導電ペーストの添加量はわずか1/20で済み、電池寿命の向上と充電時間の短縮が可能になります。また、配合における活物質の割合が増えるため、電池のエネルギー密度が向上します。
SiATの電池技術革新への取り組みは、SWCNT導電性ペーストの発売によってさらに実証されています。SiAT製品の詳細については、info@siat.cc までお問い合わせいただくか、当社のWebサイト www.siat.cc をご覧ください。
日本ゼオンについて
日本ゼオン株式会社は、特殊エラストマー、ポリマー、特殊化学品の世界的リーダー企業です。70年以上にわたるビジネスの歴史と25億米ドルを超える連結売上高を誇る日本ゼオンは、C4およびC5化学における経験と専門知識を備え、幅広い製品を提供しています。同社は世界中で4,000人以上の従業員を擁し、グローバル本社を東京に置き、地域本社を米国、シンガポール、ドイツに置いています。
日本ゼオン株式会社(https://www.zeon.co.jp/)
SiATについて
SiAT(Sino Applied Technology)は、次世代電池向けの先端ナノ材料の台湾メーカーです。2018年に設立されたSiATの中核的使命は、革新的なナノ材料によって電池性能を向上させ、グリーン転換を加速することです。SiATはナノ材料製造に関する米国および欧州の特許を複数所有しています。SiATは台湾の製造施設で技術を拡張しており、現在、ナノシリコン負極、CNT導電ペースト、LMFPペースト、CNTコートアルミ箔などの革新的な製品を提供しています。SiATの詳しい情報は www.siat.cc をご覧ください。
連絡先
Andrius Skirkevicius
+370-64190876
+886-3-463-6969
andrius_skirkevicius@siat.cc
プレスリリース提供:PR TIMES