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株式会社画廊松徳 

画家 佐野凜由輔『ZOOOOOOOOOOM展』〜過去最大サイズの作品が登場〜

(PR TIMES) 2023年09月20日(水)20時45分配信 PR TIMES

9/26から出身地 札幌・モエレ沼公園にて、10/14から東京・MU GALLERYにて開催

この度、画家 佐野凜由輔は、『ZOOOOOOOOOOM展』を開催し、2023年9月26日(火)より、佐野の出身地である札幌で初の展覧会をモエレ沼公園にて、また10月14日(土)より巡回展を東京 天王洲・MU GALLERYにて行います。※開催の度に、ZOOM展の「O」の数が増えていく
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“ZOOM”とは、あえて規則性のない具象性と抽象性が共存する私的な記憶に基づく方法によって表現された作品のコンセプト/テーマを指し、本人曰く「昨今の情報過多の環境において、積み上げられた多くの事柄を、自分地点から解釈し直すことであり、それはアートを通した視覚的実験である」と言います。様々なモチーフを正統な構図、基軸や中心を無視し、規則性のない表現スタイルは、独学でアートを学んだ佐野らしいアイデンティティとなっています。

2018年の初個展以来10回目となる本展では「視点的スケールと色彩の強調」に着目を置き、佐野にとって過去最大サイズ(3,000×5,400mm)の作品を含む、新作30点を発表いたします。

また近年では、自身の作品制作以外に、King Gnuのアルバムのジャケットやツアーグッズへのアートワーク提供、ラッパー・Taeyoung Boyとのコラボレーション、東京国立近代美術館で開催された「ガウディとサグラダ・ファミリア展」のグッズデザインなどを手掛けています。


[表: https://prtimes.jp/data/corp/129733/table/1_1_0dfeb4ff333d2b260b45684d4a170edd.jpg ]


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佐野凜由輔 Ryusuke Sano
1994年生まれ、北海道・札幌出身。幼少期はカートゥーン、アニメーション、漫画に没入し、10代の後半でエゴン・シーレ、ジャクソン・ポロック、ジャン=ミシェル・バスキア、エリック・パーカーらに衝撃を受ける。画家を志して、2016年にNYへ渡米。2018年に開催した初の展観から、規則性のない具象性と抽象性が共存する私的な記憶に基づく多色使いの表現方法を“ZOOM(ズーム)”というコンセプトに込め、精力的に作品を描き下ろす。“ZOOM”は会期を重ねる度に“O”が増え、本展覧会でその“O”は節目となる“10”を数える。アジア圏でのソロ展示やグループ展への参画の他、2022年に1st作品集を上梓。代表作は『ズーム』『JUNGLE』『FACE』。主な個展は『ZOOOOOOM / “構図、余白へのZOOM”』MU GALLERY(2022年7月、東京・天王洲)、『ZOOOOOOOOOM / 蓄積する色彩』Gallery by the Harbour(2022年10月、香港・ハーバーシティ)、『ZOOOOOOOOM / BRUSH WORK』WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(2023年4月、東京・今戸)など。
https://ryusukesano.com/ Instagram_ @ryusukesano X/Twitter_ @yulustreet

『ZOOOOOOOOOOM展』
佐野凜由輔制作において、“ZOOM(ズーム)”は常に軸となる概念である。それは時分かたず揺るぐことのない自身へのテーマでもあり、“ZOOM” の解像度の精細さをより掘り下げることで、視覚効果の幅を広げていく。

さらに、“スケール”も佐野作品に顕在化された要素に加えられる。ただ、ここで言う“スケール”とは単にキャンバスの大きさを表すことではなく、筆触の本質と解釈したい。この世に素粒子から広大な宇宙までミクロとマクロが共存しているように、ひとつのキャンバス空間にユニークに合わさる色彩やブラッシュストロークにドローイング、ペインティングなど象徴的な技法と多様なテクスチャーが集積していることを示している。接近して切り取ると、抽象的な中にも独立した力強い筆跡があり、全体を見通すと鮮烈な色調からなる具象的なモチーフが現れるという具合に。そうした視点の移行によって見える世界は、対極である違う次元に感じながらも、結局は同じ領域の筆触であることに気付く。本展に向けて描き下ろした佐野凜由輔作品で最も大判の《FACE》(2023)では、独自の平面性を構築する中で、新たな表現の“スケール”を体得するまでの葛藤の痕跡がありありと刻まれている。

また、この度の新作では、色相のトーンがこれまでに比べ明快となった。色自体の混合よりも、ストローク一つひとつの手法の変化で色合いを多層化したことの証明だろう。よって構図に広がる奥行きは濃淡よりも、重なり合ったコントラストの響き合いで創り上げられる。

札幌、モエレ沼公園を設計した彫刻家のイサム・ノグチは、自然と芸術の関係性やあり方を追求してきた人物。オブジェクトは設置された環境により発するエネルギーが最高値に達するという信念が伺えるこの地にて、初開催となる“ZOOOOOOOOOOM”展は“O”が10を数える節目を迎えた。《FACE》《ジャングル》《百花草》と“ZOOM”を代表するシリーズをはじめ、スクラップ・アンド・ビルドし続ける作品群の唯物論的絵画観が、高い空のもとダイナミズムな生命力を充溢することを見極めたい。

モエレ沼公園
札幌市の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという「環状グリーンベルト構想」における北東部緑地ゾーンの拠点として計画された総合公園。1982年着工後、2005年にグランドオープンした。基本設計は彫刻家のイサム・ノグチが手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと造成が進められた。広大な敷地に幾何学的形態を多用した施設が整然と配置されており、自然と芸術が融合した景観を楽しむことができる。
https://moerenumapark.jp/
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MU GALLERY
2021年7月、東京天王洲に位置するTERRADA ART COMPLEX II 2階にオープン。天井高5メートルのギャラリー空間に、国内外で活躍する現代美術作家の作品を展示する。https://www.mugallery-tokyo.com
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プレスリリース提供:PR TIMES

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