プレスリリース
〜岩手県で廃棄されたカーネーションが、東京都の蒸留ベンチャー「エシカル・スピリッツ」によってクラフトジンとして生まれ変わり、8月7日(花の日)に発売開始〜
株式会社LOSS IS MORE(本社:岩手県紫波郡紫波町 、代表取締役CEO:小川翔大以下、「LOSS IS MORE」)は、まだ使える廃棄・非活用素材を産んでしまう事業者と、優れたモノ作りをする事業者を結びつけ、社会に彩りを与えるプロダクトやサービスに生まれ変わらせるためのクリエーター集団である、アップサイクル コレクティブ「LOSS IS MORE」を発足し、第一弾プロダクトの発売をお知らせします。
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写真:「LOSS IS MORE GIN」/「蒸留前のロスフラワー」
「LOSS IS MORE」第一弾プロダクトとして、未活用素材を活用したジンの生産をする蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役CEO:山本 祐也、以下 エシカル・スピリッツ)と共同開発し、毎年5月の母の日に多く廃棄されてしまう生花「カーネーション」などロスフラワーを使用した、花香るスパイシーなクラフトジン「LOSS IS MORE GIN」を発売いたします。
クラフトジン「LOSS IS MORE GIN」は、 8月7日より「LOSS IS MORE」公式サイト( https://lossismore.jp/ )、公式ショップ「LOSS IS MORE コンセプトショップ&カフェ」ほか、エシカル・スピリッツ公式通販サイト( https://shop.ethicalspirits.jp/ )にて販売を開始いたします。また、公式 ショップ「LOSS IS MORE コンセプトショップ&カフェ」でも「LOSS IS MORE GIN」を体験することが出来ます。
「LOSS IS MORE GIN」 誕生の背景
大量に廃棄される生花を有効利用したいという問題意識を持った岩手県内の生花店「田村フローリスト」の想いが、「LOSS IS MORE」メンバーの一人である“食のクリエイティブディレクター”井上豪希のプロデュースによって東京の蒸留ベンチャー「エシカル・スピリッツ」と結びつき、「LOSS IS MORE GIN」が誕生しました。
一般社団法人 フラワーライフ振興協議会のWEBサイト※によると、日本国内でのロスフラワーによる経済損失は、年間1,500億円にものぼるとも言われています。小売店が仕入れた量の、およそ30〜40%は廃棄されているのが現状です。今回、LOSS IS MOREは特に需要期に偏りのある「カーネーション」に目を向け、これまでも数々の素材をアップサイクルさせ廃棄される運命にあった酒粕からジンを蒸留してきたエシカル・スピリッツに出会い、今回のプロジェクトが産まれました。
※参考URL: https://flower-life.org/news/flowerloss
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写真:廃棄されたロスフラワー 写真提供:田村フローリスト
アップサイクルコレクティブ「LOSS IS MORE」
アップサイクルコレクティブ「LOSS IS MORE」は、「ロスで社会をもっと豊かに」をコンセプトに、人々が勝手に線引きしただけで、「ロス」と呼ばれてしまう身近なものにも、変わらない価値があることに着目し、またかつて建築家ミース・ファン・デル・ローエが、“Less is more.”(より少ないことは、より豊かなこと)と新たな価値観を提示したように、「ロス」の中にある豊かさを提案するクリエーター集団です。
「LOSS IS MORE」は、デザイン、クリエイティブ、PR、デジタル、飲食、流通、建築など各分野の様々な専門知見をもったプロフェッショナル達が集結したプロジェクトチームで、廃棄・非活用素材を産んでしまう事業者(LOSSパートナー)と、優れた製造技術をもった事業者(MOREパートナー)結びつけ、これまで社会で「ロス」とされていたものを社会の彩りに変える、サステナブルなプロダクトやサービスを生み出し、ブランディングからマーケティングまでをワンストップで提供します。
■「LOSS IS MORE」サービス概要
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ロスフラワー×クラフトジン「LOSS IS MORE GIN」
「廃棄されてしまうカーネーションを、ジンへ。」
ロスフラワー(廃棄されてしまうお花の呼称)を、花の“香り”を活かしながら、消費期限のない蒸留酒(クラフトジン)に生まれ変わらせました。
毎年5月の「母の日」が終わると大量に捨てられてしまう“カーネーション”を主役に、恒常的にロスが発生しているロスフラワーをブレンドし、合計3種類 (カーネーション、バラ、ユリ)のロスフラワーを使用し蒸留しました。ロスフラワーを提供してくれた岩手県の生花店「田村フローリスト」サスティナブルなクラフトジンを作り続けているエシカル・スピリッツをパートナーに迎え、素敵なクラフトジンが完成しました。
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商品名 :『LOSS IS MORE GIN』
品目 :スピリッツ(ジン)
アルコール度数:47%
容器 :375ml瓶
原料原産地名 :原料アルコール(茨城県製造)、粕取焼酎(岩手県製造)
ボタニカル :ジュニパーベリー、コリアンダーシード、ローズマリー、アンジェリカルート、オリスルート、ピンクペッパー、カフィアライムリーフ、薔薇、カーネーション、甘夏の花、金木犀、ラベンダー、ユーカリ、パチュリ、ユリ
「LOSS IS MORE GIN」が生まれるまで
岩手県内で廃棄されたカーネーションを含む3種の花 (カーネーション、バラ、ユリ)が、東京蔵前にある再生型蒸留所『東京リバーサイド蒸溜所』のもとに送られ、エシカル・スピリッツ の蒸留家山口歩夢氏によって蒸留され、 花香るユニークなクラフトジンが誕生しました。
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写真:東京蔵前にある再生型蒸留所『東京リバーサイド蒸溜所』で蒸留器に投入されるロスフラワーの様子
フラッグシップショップ「LOSS IS MORE コンセプトショップ&カフェ」が盛岡市内にオープン
LOSS IS MOREのフラッグシップショップが7月14日(金)、盛岡市内にオープン。田村フローリストのロスフラワーを使ったドライフラワーや、LOSS IS MORE GINの体験のほか、コーヒーを提供するカフェも併設。店内の床には廃線となった線路の枕木や、カウンター材には県産材であるアカマツの古材を使用するなど、廃材・古材でリノベーションを行っています。
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■店舗概要
店名: 「LOSS IS MORE コンセプトショップ&カフェ」
住所:岩手県盛岡市青山2-24-9
電話番号:019-656-8773
営業時間:10:00〜18:00
定休日:毎週木曜日、1月1日〜5日
<LOSSパートナー> 有限会社田村フローリスト
岩手県盛岡市で創業から60年以上営業する花屋。胡蝶蘭や花束、スタンド花、アレンジメント、観葉植物などギフトのほか、葬儀用生花などを販売。
■田村フローリスト代表 田村正道氏よりコメント
仕入れたお花を、全て誰かの手に届けられるわけではありません。例えば、市場の等級品以外のものや、ホテルやイベント、結婚式の飾りつけ後のものは廃棄されたりと、まだお花の鮮度がいい状態でありながら、廃棄されることが多いです。私は20代前半から花業界で働き始め、廃棄が当たり前の状況に身を置いてきましたが、その反面、「美しい状態で、まだ飾れるのに」といった気持ちを持ち続けていました。
今回の「LOSS IS MORE GIN」は、廃棄されるお花を再利用することで、資源の有効活用や環境の負荷の軽減などのメリットもあると考えています。「お花を最後まで見届けたい!お花を大切に扱いたい!みんなに長く楽しんでもらいたい!」そんな想いで取り組んでおります。今回の取り組みで、ロスフラワーの関心度が高まることを期待してます。廃棄されるお花の新しい価値を、是非1人でも多くの方に知ってもらい、共感して頂けることを強く願います。
そして、お花を飾るだけの楽しみだけではなく、ジンによってお花の香りを抽出することで、お花のこれからの可能性を引き出せるとも感じております。 田村 正道
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■会社概要
会社名:有限会社田村フローリスト
代表取締役:田村 正道
所在地:岩手県盛岡市青山2-24-10
<MOREパートナー> エシカル・スピリッツ株式会社
■エシカル・スピリッツ 蒸留家 山口歩夢 氏 よりコメント
ロスフラワーを、花の香りを活かしながら、消費期限のない蒸留酒(クラフトジン)に。「母の日」が終わると捨てられてしまう“カーネーション”を主役に、恒常的にロスが発生している、いくつかの花をブレンドしています。まるで植物園やお花屋さんにいるような香りのジンをお楽しみください。
■エシカル・スピリッツ株式会社 会社概要
2020年3月、日本酒生産工程の最後に生成され本来は廃棄されてしまう素材であった「酒粕」を再蒸留することでクラフトジン『LAST』を生産、販売を開始。 2021年5月、エシカル生産及び消費に特化した世界初※ の再生型蒸留所『東京リバーサイド蒸溜所』を東京蔵前にオープン。同年6月には、国立森林総合研究所が切り拓いた研究成果をもとにした民間事業者として初となる“木のお酒“『WoodSpirits』の製品化及び販売への挑戦を発表。現在「Starring the hidden gem(隠れた才能をステージへ)」を理念に、世界をリードするサステイナブルなスピリッツブランドを目指し、新たな再生型蒸留所の建設と、海外販路の更なる拡大に向けて躍進中。
※ エシカル・スピリッツ調べ(再生型蒸留所として / 2020年9月 時点)
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代表取締役CEO:山本祐也
共同発起人:魚住 りえ, 小野 力, 加藤 咲, 山口 歩夢
所在地:〒111-0051 東京都台東区蔵前3-9-3-4F
創業:2020年
事業:酒類(スピリッツ)の企画・製造及び販売
取得免許:スピリッツ製造
コーポレートサイト:https://ethicalspirits.jp/
公式通販サイト:https://shop.ethicalspirits.jp/
Instagram:https://instagram.com/ethicalspirits_jp
Twitter:https://twitter.com/ethical_spirits
Facebook:https://www.facebook.com/ethicalspirits
株式会社LOSS IS MORE
■LOSS IS MORE 代表 小川翔大 コメント
「LOSS IS MORE」は廃棄・非活用素材を産んでしまう事業者(LOSSパートナー)からLOSS材を購入。優れた製造技術をもった事業者(MOREパートナー)と共に開発を行い、商品ごとにマーケティング・営業を行い、消費者へと届けていきます。つまり、関わる全ての人を豊かにする為に、全ての製品において、企画から開発・流通・広報までトータルでコーディネートを行います。「LOSS IS MORE」はロスに価値を与え、マイナスをプラスへと変換させ続ける事で、世界中を豊かにしていきます。
■株式会社LOSS IS MORE 会社概要
東急エージェンシーでコミュニケーション戦略、外部大学院にて町づくりの手法である公民連携を学んだ後、岩手県紫波町に移住し、まちづくりエージェント会社の合同会社koeの代表を務める小川翔大が発起人となり、広告や食にまつわるクリエイティブディレクター、アートディレクター、PRプランナー、漫画家、飲食店経営者、建築家など様々なジャンルのプロフェッショナル達が集まり、「ロスで社会をもっと豊かに」をコンセプトに、これまで社会で「ロス」とされていたものを社会の彩り「MORE」に変えることを目指す集団(コレクティブ)です。
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代表取締役CEO:小川翔大
共同発起人:小川 りん, 丸本 翔一, 折茂 彰弘, 井上豪希, 井上桃子,
吉尾 達矢, 浅野 恭弘, 新沼 学, 武田 学, 伊藤 大輔(かっぴー)
PRパートナー:株式会社マテリアル( URL:https://materialpr.jp/ )
所在地:岩手県紫波郡紫波町
創業:2023年3月
事業:の企画・製造及び販売
コーポレートサイト:https://lossismore.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES