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台湾ベンチャー企業・aetherAI A+ラウンドで総額約6.8億円資金調達を完了

(PR TIMES) 2022年11月21日(月)18時15分配信 PR TIMES

AIの活用で医療界の新基準を確立することを目標、海外展開も推進

デジタルパソロジー及び医療画像AIの開発に強みを持つ台湾ソフトウェア会社・aetherAIは2022年10月末までにシリーズA+ラウンドにおける資金調達を完了いたしましたことをお知らせいたします。
■A+ラウンドで累計調達額が約6.8億円に到達
aetherAIは、小野デジタルヘルス投資合同会社、台湾のQuanta Computer Inc.、TBB Venture Capital Co., Ltd.、Taimage Invsetment Co., Ltd.から総計約6.8億円の資金調達を実施しました。この度の資金調達により医療画像関連AIアプリケーションの技術研究開発と海外市場への展開を継続的に推進することを目指してまいります。

当社は2022年に大腸内視鏡AIポリープ検出支援AIシステムで台湾初の薬事承認を取得したほか、自社開発したデジタルパソロジー画像マネジメントソリューションは、ヨーロッパでトップクラスのメディカルセンター・テュービンゲン大学病院でのデジタル化プロジェクトに採択され、ヨーロッパ市場に進出しました。また、日本等海外諸国のパートナーとの提携推進にも継続的に取り組んでおります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/111043/1/resize/d111043-1-3e097a90da00ab443979-0.jpg ]



■事業内容
調査会社Fortune Business Insightsの予測によると、世界中のデジタルパソロジー市場は2021年から2029年にかけて12.6%の年平均成長率で成長し、2029年に20億4500万ドルの規模に達すると推計されます。

aetherAIは2015年に台湾で設立されたベンチャー企業であり、デジタルパソロジー及び医療画像関連AIシステムの開発に取り組んでおります。当社は、デジタルパソロジー分野において競争力の高い製品と技術力を持っており、今回は世界的に投資環境が厳しいのにも関わらず、穏やかなペースで資金調達に成功いたしました。当社は2019年から台湾のデジタルパソロジー市場においてトップシェア、デジタルパソロジー診断支援AIアプリケーション導入実績は台湾最多を誇ります。

海外事業の推進においては、2022年に200年近くの歴史を持つ「テュービンゲン大学病院」にデジタルパソロジーソリューション及びAI診断支援システムの導入を進めている他、日本・台湾・アメリカのメディカルセンターとも提携して研究開発を行っております。当社のビジネスモデル及び製品は、世界から高く評価されております。
技術面においては、医療画像AIに関わる技術開発を継続的に進めております。独自開発した「Gigapixel AI」は細部アノテーションが不用で、ホールスライドイメージのままでAIトレーニングを実施可能な技術であり、アノテーションを付与するための医療従事者の作業負担やハードウェア制限等の問題を解決します。AIアプリケーションの開発と臨床実装を加速することが可能で、医療現場においてAIがもたらすベネフィットの実証及び実臨床への大量導入に繋がります。病理部門の働き方を改革できる技術力を持つことで、投資者から注目いただいております。


■小野デジタルヘルス投資合同会社からのコメント
慢性的に病理医が不足していることが指摘されるなか、がん患者さんやがん治療に携わる医療現場の方々にとって、aetherAI社の医療診断支援AIソリューションにおける役割は大きいと考えます。今回のaetherAI社への支援が、同社の更なる事業成長を促進するとともに、同社の医療診断支援AIソリューションが個別化医療や標的治療においてより効率的かつ精度の高いがんの診断を実現することを期待しています。


■aetherAI創業者兼CEO・Joe Yehのコメント
A+ラウンドの資金調達に成功したことは、当社のビジネスモデル及び技術力・製品には優位性があり、国内外の病理市場のニーズに応えると投資者が信じているからです。今回調達した資金を基に、aetherAIは台湾でのノウハウを活かし、グローバル展開を一段と推進いたします。
最先端のAI技術は人力作業による制限を解消し、診断の一致性及び効率向上に繋がり、より高品質な医療サービス提供を実現することが可能です。AI診断支援技術は臨床における診断と治療のあり方を変革し、新たな診断基準を確立する可能性があり、医療・研究・医薬品開発等各分野での働きを期待できます。台湾のベンチャー企業は欧米、日本・韓国等の企業と比べて資金規模が小さいからこそ、医療現場のニーズを把握し、技術力を磨き、柔軟な戦略を策定することでしか、国際的な実績を立てられません。


■2022年の実績について
aetherAIはテュービンゲン大学病院が実施する病理部門デジタル化入札案件に参加し、数多くの海外企業と競争した結果落札されました。当社が提案したソリューションには検査ワークフローの最適化とAIアプリケーションの実装があり、WSIマネジメントシステム、WSI画像閲覧システムと病理AI診断支援システムという3項目に分けられます。

なお、今年からドイツ政府からサポートされているEMPAIA (Eco-system for Pathology Diagnostic with AI Assistance) プラットフォームに参加いたしました。EMPAIAはAI診断支援エコシステムを強化するため多分野の施設を網羅したアライアンスであり、薬事規制や産業基準等のリソースを活かし、AIアプリケーションの実装を加速することを目標として取組を進めています。

グローバル市場での実績のみならず、当社が開発した大腸がん検診を対象とした「リアルタイム大腸内視鏡ポリープ検出AIシステム・aetherAI Endo」も台湾にて薬事承認を取得し、「骨髄塗抹標本自動分類計数AIシステム・aetherAI Hema」も2022年に「台湾バイオテクノロジー賞」及び「Taiwan Excellence Award」を受賞しました。AI診断支援分野における当社の技術力が、国内外で広く評価をいただいております。


[画像2: https://prtimes.jp/i/111043/1/resize/d111043-1-9162209507888610bee1-1.jpg ]



【aetherAIについて】


設立:2015年10月、台湾台北
資金調達累計額:2022年10月A+ラウンドまで、総計約13.4億円
創業者:代表取締役兼CEO、Dr. Joe Yeh
事業内容:医療用画像に関わる技術の開発に専念し、デジタルパソロジー及びAI診断支援ソリューションを提供しております。AI技術の活用で高品質な医療提供を実現し、診断の一致性向上のための支援提供を目標としております。
クライアント・パートナー:金沢大学、米Cedars-Sinai Medical Center、University of Pittsburgh Medical Center、台湾大学病院、長庚記念病院、台北栄民総医院、國泰記念病院、中山大学付属病院、三軍総医院、花蓮慈済病院等。台湾のノバルティス、ACT Genomics Co. Ltd. などの製薬企業とも提携しており、最先端の技術で高精度の医療サービスを実現。
HP:https://www.aetherai.com/ja



プレスリリース提供:PR TIMES

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