プレスリリース
年間来場者数延べ2万人を超える産業観光イベントRENEWが、福井のものづくり産地を次のステージへ
福井の産業観光イベント「RENEW」を開催してきたRENEW実行委員会は、通年型産業観光を通して持続可能な産地をつくるために、2022年7月7日(木)に一般社団法人SOE(ソエ)を設立しました。
一般社団法人SOEは、越前鯖江地域(福井県鯖江市・越前市・越前町)で産業観光をメインとした持続可能な地域を作る観光地域づくり法人です。
越前鯖江を通年で楽しめる産業観光を推進するために、観光コンテンツ開発や宿運営、スクール開設など新たな事業を展開します。
会社設立の背景
SOEの元となった組織であるRENEW実行委員会は、福井県鯖江市河和田地区での小さなものづくりイベントから始まりました。持続可能な地域を作ることを目的とし、年に一度の産業観光イベント「RENEW」を通じて産地のファンを増やし、まちの気運を高めてきました。今では、全国最大規模のオープンファクトリーイベントに成長しています。また、RENEWは狭義の産業観光だけにとどまらず、雇用創出、産地内教育、通年での産業観光推進など、産地の熱量を上げる様々なプログラム展開により、「ものづくり」から広がる「まちづくり」「ひとづくり」といった、産地の未来を醸成する好循環を生み出してきました。
この越前鯖江は、半径10km圏内に、越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼・眼鏡・繊維といった7つもの地場産業が集積している日本全国でも稀有な地域です。さらに、RENEWが始まった2015年から7年間で、合計33ものファクトリーショップがオープン。2024年に北陸新幹線の延伸が迫っており、地域全体として産業観光への機運が高まっています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/106005/1/resize/d106005-1-ec5eb8f0dcfb8c78b0ca-7.jpg ]
しかし高いポテンシャルを持つ越前鯖江エリアですが、土日に楽しめるツアーコンテンツが乏しく、職人の高齢化も進んでいるため課題が多い地域でもあります。そこで、RENEWは年に一度のイベントに留まらず、産業観光を推進するために立ち上がりました。
新法人の名称は「一般社団法人SOE(ソエ)」です。RENEWがきっかけで生まれた「SOE」の新たな挑戦が始まります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/106005/1/resize/d106005-1-f96083c479005b8a8771-0.jpg ]
SOEという名称には、3つの意味を込めました。
1. 産地、ものづくりに寄り添う。
主役であるものづくり、職人、担い手を一番に考え、未来を一緒に描きます。
2. 越前鯖江に産業観光という文化を添える
これまでになかった産業観光という産地の柱をつくり、このまちに新たな文化をつくります。
3. sustainability of ECHIZEN
100年後も1000年後もこのまちが続いていくように。持続可能な地域、越前鯖江を目指します。
事業について
一般社団法人SOEでは、大きく5つの事業を実施します。将来的には5つの事業に加え、移住促進や二次交通も含めた事業を展開予定です。
1. 通年型の産業観光推進
[画像3: https://prtimes.jp/i/106005/1/resize/d106005-1-834768823c71ba1048f6-4.jpg ]
通年で体験できる観光コンテンツの開発を行います。地域の事業者と連携しながら、ものづくりの体験メニューやツアーを企画・運営し、いつ来ても楽しめる産業観光のまちをつくります。これまでイベントRENEWで積み重ねた知見を活かし、事業者も地域も持続可能な観光コンテンツを目指します。
2. 宿泊施設の運営
[画像4: https://prtimes.jp/i/106005/1/resize/d106005-1-6ee1d90fd2f1b56b3617-6.jpg ]
工芸をまるごと体験できる宿泊施設を越前鯖江にオープンします。福井のものづくりに詳しい事業者が宿主となるため、クラフトツーリズムの魅力を観光客に伝える伝道師としての役割を担います。
地域内の空き家を活用し改装、まちやどを開発。河和田地区、今立地区など各地域に1〜2棟の宿があり、レセプションとして管理棟を用意します。連携する宿では、体験ツアーやガイドツアーを含めたプランを提供します。宿には工芸品をふんだんに使い、五感を使ってものづくりを感じられる空間で、ここでしかできない体験ができる上質な宿を目指します。
3. 各種スクールの運営
[画像5: https://prtimes.jp/i/106005/1/resize/d106005-1-69813774e93957d5e387-2.jpg ]
SOEでは、新たにスクール事業を展開します。ものづくりの職人を目指す方、地域で活躍するデザイナーを志す方、ものづくりに携わる働き方を志望する方など、これまでRENEWが培ってきたノウハウを活かし、ローカルで活躍できるスクールを開校します。
4. イベント事業
[画像6: https://prtimes.jp/i/106005/1/resize/d106005-1-16ee8727837538595109-3.jpg ]
これまで7年間続けてきたRENEWの運営を行います。福井を代表するオープンファクトリーイベントとして、普段入れないものづくりの工房・企業を一斉に開放し、ものづくりに親しんでもらう場を提供します。
5. 産業観光メディアの運営
[画像7: https://prtimes.jp/i/106005/1/resize/d106005-1-f829a2aab1e817b3f38a-5.jpg ]
上記、SOEの事業すべてに通ずるのが産地PRです。ものづくりのまちである、越前鯖江の魅力を沢山の人に届けるために、産地の伝え手として広報・発信を行います。つくるまち福井、『気づき』に出会うローカルガイド「craftinvitation」の運営や産地のコンテンツ発信を行います。さらに、観光コンテンツの予約申し込みができるプラットフォームも制作予定です。
代表理事内田徹よりコメント
[画像8: https://prtimes.jp/i/106005/1/resize/d106005-1-5219e964532f08201004-1.jpg ]
越前鯖江のまちで、新たな1ページが開こうとしています。
これまでのRENEWは年に一度の3日間のために、1年間かけて準備をしてきました。しかし私達は、持続可能な地域を作るために、今こそ産業観光をやらなければならないという思いでSOEを立ち上げました。通年での産業観光事業、宿・スクール事業、そしてイベントRENEW事業と、この3つの事業を同時に展開することで、持続可能な地域をつくります。
今年は産業が観光になる、本当に始まりのときです。今までの越前鯖江は作る産地でしたが、今後は「作るを見せる」ことで観光コンテンツを提供していきます。商売をする身としても、ものづくりが新しいフェーズに入るとワクワクしています。これまでやってきたものづくりは変わりませんが、見せることを念頭に置くことで、産業の新しい形が芽生えればと考えています。僕たちが引き継いできた伝統あるものづくりが、さらに長く続いていくように。次の世代にバトンタッチができるように頑張っていきます。
ものづくりの祭典・産業観光イベント「RENEW」とは
[画像9: https://prtimes.jp/i/106005/1/resize/d106005-1-e5b344443ae55f2c01a1-8.jpg ]
「RENEW(リニュー)」は、福井県鯖江市・越前市・越前町で開催される、持続可能な地域づくりを目指した工房見学イベントです。会期中は、越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼・眼鏡・繊維の7産地の工房・企業を一斉開放し、見学やワークショップを通じて、一般の人々が作り手の想いや背景を知り、技術を体験しながら商品の購入を楽しめます。
2022年も10月7日(金)〜9日(日)の3日間で「RENEW/2022」を開催予定。
今年は、“日本の工芸を元気にする!”をビジョンに掲げる奈良の老舗、中川政七商店が手掛ける「RENEW × 大日本市鯖江博覧会 vol.2」や、ドリンクを飲みながらRENEWスタッフに産地を紹介してもらえる「TRAVEL STAND」などの新たな企画も登場します。
全国のローカル経済圏で行われている社会的意義の高い活動を紹介する、ショップ型の博覧会「まち/ひと/しごと -Localism Expo Fukui-」も同日開催。より一層パワーアップして開催する産地イベントRENEWの熱量を、ぜひ感じてください。
【開催概要】
イベント名:RENEW/2022
日程:2022年10月7日(金)-9日(日)
会場:福井県鯖江市・越前市・越前町全域
総合案内:うるしの里会館(福井県鯖江市西袋町40-1-2)
URL:https://renew-fukui.com
Instagram:https://www.instagram.com/renew_fukui/
Facebook:https://twitter.com/renew_fukui
Twitter:https://www.facebook.com/renew.kawada/
会社概要
社名:一般社団法人SOE
代表:代表理事 内田徹
設立:2022年7月7日
本社所在地:福井県鯖江市河和田町19-1-7
事業内容:産業観光の推進など
【本件に関するお問合せ先】
一般社団法人SOE 広報PR担当
メールアドレス:info@renew-fukui.com
電話番号:080-7850-5336
プレスリリース提供:PR TIMES