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学校法人真宗大谷学園大谷大学

『祇園祭ごみゼロ大作戦2022 』に大学が全面協力地域課題解決に向けて本学学生約150名が活動!

(PR TIMES) 2022年07月07日(木)17時15分配信 PR TIMES

京都「祇園祭」が3年ぶりの本格開催決定!約50%の削減に成功した日本最大級の環境保全プロジェクト

 大谷大学(所在:京都市北区 学長:一楽 真)は、「一般社団法人 祇園祭ごみゼロ大作戦」が運営する京都の伝統祭事「祇園祭」の景観を保つために発足したプロジェクト『祇園祭ごみゼロ大作戦2022』の実施に全面的に協力しています。大学として唯一協賛を行うとともに、多数の学生が参加し取り組みを支えています。祇園祭の前祭宵山期間 2022年7月15日(金)・16日(土)では、約2,000名のボランティアスタッフが活動しうち本学学生は約150名参加します。3年ぶりの本格開催となる今年は、例年多くの人出が見込まれる週末での開催に加え、新型コロナウイルス水際対策の入国規制緩和によるインバウンドの増加や地域観光事業支援等による国内旅行需要増大を背景に多くの集客が見込まれており、より一層の活動協力を行っています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/103810/1/resize/d103810-1-0bf00d8fd8ab655e7b02-0.jpg ]




『祇園祭ごみゼロ大作戦2022』プロジェクトとは

 本プロジェクトは、2014年より「NPO法人地域環境デザイン研究所 ecotone」・京都市・ごみ収集業者組合・露天商組合などの協働により活動がスタートしました。 国内外から多くの観光客が訪れる祇園祭ですが、前祭宵山期間は多くの夜店・屋台が広範囲に立ち並び、周辺のコンビニ等での販売を含め食品や飲料等の容器包装が大量の廃棄ごみとして発生、鉾町周辺には大量の散乱ごみが残されるなど、深刻な地域課題となっていました。
 そこで毎年約2,000名のボランティアスタッフの協力を得て、ごみの分別の呼びかけ・リユース食器への切り替えの推進、回収拠点エコステーションの設置など日本最大級のごみの減量に取り組んでいます。
 コロナ下で祇園祭が縮小開催となったことに伴い、本プロジェクトの活動も縮小化。3年ぶりの本格開催となる今年は、観光客の増加など多くの人出が予想される中、本学から約150名の学生がボランティアスタッフとして参加。学生が主体となり積極的に活動していきます。



『祇園祭ごみゼロ大作戦2022 』ボランティアリーダー 松山 夏央さん コメント


[画像2: https://prtimes.jp/i/103810/1/resize/d103810-1-461003d2db2a39151a09-1.jpg ]

大谷大学 社会学部コミュニティデザイン学科 第4学年
松山 夏央(まつやま なつお)さん

 私が『祇園祭ごみゼロ大作戦2022』プロジェクトに参加したきっかけは、2年前にこの活動の説明を受けた際、スタッフの方から活動意義や、やりがいを聞いて感銘を受けたからです。将来、“地元彦根”の活性化に貢献できる経営者になる、という目標のためにも、まずはリーダーとしての経験を通じて課題解決に役立ちたいと考え、今回ボランティアリーダーに立候補しました。
 活動中、祭に参加している人がごみを丁寧に渡してくれたり、応援の声をかけてくれたりなど、参加しているからこそ見えてくる人の温かさややりがいを感じることができます。プロジェクトの参加目的は人それぞれですが、大人数で1つの目的に向かってごみ問題について学べることができる、素晴らしい活動だと考えています。
 今年の祇園祭は3年ぶりの本格開催となり海外からの観光客も増えると予想されています。日本最大級の環境保全プロジェクトの先駆けとして、もっと多くの人に『祇園祭ごみゼロ大作戦』の活動を広めていきたいです。



本学における『祇園祭ごみゼロ大作戦』

■参加の背景
 本学では「地域連携室(コミュ・ラボ)」を設置し、伝統が息づく住民力と学生の協働で、過疎地域の活性化・子育て支援・コミュニティラジオでの情報発信といった地域連携活動に取り組んでいます。『祇園祭ごみゼロ大作戦』プロジェクトは、学生自らが問題を発見し、さらにその問題を自ら解決する能力を身につける学習方法問題解決型学習=PBL(Project Based Learning)を採り入れた文学部社会学科の演習科目で始まりました。現在では学生のまち「京都」において、多くの学生が“積極的に社会参加するきっかけとなるボランティア活動”として、全学の学生が参加するプロジェクトへと発展しています。

■授業との関わり
 本学では、「人間学」という正課授業を開講。『祇園祭ごみゼロ大作戦』に参加する授業も設置しています。「人間学」は、仏教の教えに基礎を置き、「人間」を見つめ、考えることをテーマとした授業で、開学時から受け継がれている本学独自の理念に基づいて設置されています。当該授業は、本学がプロジェクトに参加するきっかけとなった社会学部コミュニティデザイン学科 赤澤 清孝 准教授が担当し、祇園祭の歴史・ごみ問題・環境問題に関わる国内外の市民活動の実例など、多様な視点から『祇園祭ごみゼロ大作戦』の背景やこれまでの成果について学ぶ科目です。授業では、『祇園祭ごみゼロ大作戦』に参加し、活動の感想や改善案をレポートにまとめて発表するなど、学生が主体的に環境活動や地域保全活動について取り組むカリキュラムを行っています。

■参加学生の声
 当日の活動は、受講生以外の学生もボランティアとして参加できます。2015年のプロジェクト参加から8年目となる現在、学生の間で口コミなどで活動が認知され、学部学科問わず応募者が集まっています。ごみのポイ捨てを防ぎ、リサイクルのために分別の徹底を呼び掛けるごみ回収拠点での活動や、リユース食器の導入により、廃棄ごみそのものの発生を削減する(リデュース)という発展的な取り組みを行ってきました。コロナ下でボランティア活動の募集も減っているため、今年度は例年以上に学生の参加意欲が高く、参加した本学学生の環境問題に対する関心度も高まっている様子です。「環境問題の解決に貢献できて良かった」「他のボランティア活動に参加するきっかけになった」など、前向きな声が届いています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/103810/1/resize/d103810-1-3fe39202ab7739a848d3-2.jpg ]




『祇園祭ごみゼロ大作戦』過去実績

 露店等の出店がある祇園祭前祭宵山期間のごみの発生量は約54トン(プロジェクト開始以前:2013年時点)にものぼります。そこで、繰り返し何度も洗って使用できる「リユース食器」を露店に導入してもらえるよう働きかけるなど、ごみの減量と散乱ごみの防止に繋げる『祇園祭ごみゼロ大作戦』を2014年からスタート。プロジェクト開始わずか1年目でごみの量を約34トンにまで減少させることができました。特に3年ぶりの祇園祭本格開催となる今年は、外国人観光客受け入れ再開によるインバウンド需要を含めた観光客も増加し、宵山でのごみも増えることが予測されます。ごみをゼロに近づける本プロジェクトをさらに発展させていくため、今後も積極的に活動を行ってまいります。

[画像4: https://prtimes.jp/i/103810/1/resize/d103810-1-8c23ab01899b753759f3-3.jpg ]




『祇園祭ごみゼロ大作戦2022』実施概要


[画像5: https://prtimes.jp/i/103810/1/resize/d103810-1-1429f76a4148290da17e-4.jpg ]

■目的    :祇園祭宵山期間(前祭)におけるリユース食器を活用したごみゼロ活動
■実施日   :2022年7月15日(金)・16日(土)
■会場    :鉾町一帯
■来場者数  :約33万人(2019年度実績)
■ボランティア:約2,000名
■実施内容  :1.祇園祭のリユース食器オペレーションの実施/2.祇園祭飲食出展者へ  
        のリユース食器貸し出し/3.資源の分別活動/4.散乱ごみの清掃活動
■主催    :一般社団法人祇園祭ごみゼロ大作戦
■公式サイト :https://www.gion-gomizero.jp/
■運営協力団体:美しい祇園祭をつくる会/きょうとNPOセンター/京都環境事業協同組合/京都市/
        五条露店商組合/ NPO法人地域環境デザイン研究所 ecotone/京のアジェンダ21フォーラム



大谷大学について


[画像6: https://prtimes.jp/i/103810/1/resize/d103810-1-830ced14ff5fdf395424-5.jpg ]

 大谷大学は、1665(寛文5)年の江戸時代、京都・東六条に創設された東本願寺の学寮をその前身としています。その後、いくたびかの変遷を経て、1901(明治34)年、近代的な大学として東京・巣鴨の地に開学。1913(大正2)年、現在の地に移転開設しました。
 親鸞の仏教精神に基づき、“人材”ではなく“人物”の育成を目標とする学び「人間学」を教育・研究の根幹とし、広く一般社会へ開かれた大学として発展を続けています。2021(令和3)年には、近代化120周年を迎えました。



プレスリリース提供:PR TIMES

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