プレスリリース
広島の観光・平和学習に役立つ体験型デジタルマップをリリース
広島テレビ放送株式会社(広島市東区、代表取締役:飯田 政之、以下 広島テレビ)は、株式会社たびまちゲート広島(広島市中区、代表取締役:長沢 伸彦)と共に、一般社団法人広島県観光連盟(HIT)の支援と広島市の協力を得て、「平和コンテンツのデジタルマップ構築と、解析技術による室内換気環境可視化事業」に取り組み、2022年3月7日に一般公開(https://3d-peacememorialpark.jp)しました。
最先端3D技術やAR技術を活用したデジタル体験だけでなく、国内外から広島への観光誘客を促進するために、withコロナ時代に重要な安全・安心を証明する「室内空調解析シミュレーション」を行い、空気の流れを可視化しました。
観光の活性化や修学旅行を含めた平和学習に役立つ、世界の平和を願った体験型デジタルコンテンツです。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=x6N68phb9Ao ]
■「平和コンテンツのデジタルマップ構築と、解析技術による室内換気環境可視化事業」のポイント
1.最先端技術で平和関連施設を3Dモデリング
原子爆弾の投下から76年後のヒロシマ。美しい街の風景に力強く復興した生命力を感じる一方、抱える問題の一つが老朽化する被爆建物の後世への継承です。その解決へのヒントが、NASDAQに上場しているアメリカのIT企業・Matterport(マーターポート)社が開発した最先端デジタルツインプラットフォームを活用した平和関連施設のアーカイブです。誤差1%以内の高精度を誇る3Dスキャン撮影によって、4K高繊細な3Dウォークスルーで施設内を自由に歩き回ることが可能です。また、施設内に埋め込んだタグをクリックすると、例えばレストハウス2階にある被爆ピアノでは、持ち主にまつわる物語や過去の演奏動画を鑑賞することもできます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/96258/1/resize/d96258-1-2046dfd59237ed545822-1.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/96258/1/resize/d96258-1-7d1bd781484f28d0fa54-2.jpg ]
2.国内唯一!360°空撮ポータルサイトとMatterportの競演
Matterportで制作したデジタルツインを空から繋ぐのが、特殊ドローンで空撮した8K高繊細画像をシームレスに繋ぎ合わせた360°空撮ポータルサイトです。空から見れば、原爆ドームとの位置関係も一目瞭然。各施設をクリックすると、360°ビューやMatterportのデジタルツインコンテンツが立ち上がり、まるで施設内の空間を歩き回っているかのようにウォークスルーできます。
さらに、AR技術と組み合わせることで、戦前の街並みを合成。スマートフォンなどのモバイルデバイスにも対応しており、平和記念公園を歩きながら当時の賑わいに想いを馳せる体験型コンテンツです。空撮ポイントやMatterportポイントを加えるなど、将来的な拡張性にも優れたポータルサイトです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/96258/1/resize/d96258-1-0d522095952cbcdfd63d-3.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/96258/1/resize/d96258-1-0a4fa53a142a824028c3-4.jpg ]
3.世界初!Matterportデジタルツインデータを活用した室内空調解析シミュレーション
withコロナにおいて重視される安全・安心への取り組みにも世界初の挑戦を試みています。スーパーコンピュータ「富岳」が飛沫シミュレーションを可視化することで感染対策の有効性が話題になりましたが、県内のエンジニアリング企業や研究機関と共に、Matterportのデジタルツインデータを有効活用した室内換気シミュレーションを行いました。サーキュレーターやパーテーションの位置を変更するなど改善策まで提案することで、安全・安心な広島をアピールします。
[画像5: https://prtimes.jp/i/96258/1/resize/d96258-1-400f4ee2795a2562c31e-5.jpg ]
4.観光・平和学習に役立つ!平和学習ツアーと連携
「デジタル3Dコンテンツ in 平和記念公園」の施設紹介は、広島に訪れた修学旅行生や観光客が実際に体験可能な平和学習ツアーとも連携しています。広島平和文化センター元理事長のスティーブン・リーパー氏が監修した施設案内を加えることで、歴史だけでなく実際のピースガイドの言葉が加わり、見るだけのコンテンツではなく“体験する”リアルなコンテンツに進化しています。ガイドは、日本語と英語との2か国語で、インバウンド観光や海外からの平和学習にも対応しています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/96258/1/resize/d96258-1-65fb5b44f6b7a9e44e56-6.jpg ]
[画像7: https://prtimes.jp/i/96258/1/resize/d96258-1-ae991b5fe750dd969622-7.jpg ]
■リリースに関する問い合わせ先
広島テレビ放送株式会社
DX事業推進室 担当:小西・佐藤
TEL:082-207-0402 E-mail:dx@htv.jp
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