プレスリリース
株式会社マテリアルイノベーションつくば(本社:茨城県つくば市、以下「MIつくば」)が開発する高出力で安全・長寿命な超小型グラフェンスーパーキャパシタの優れた特性と着実に量産に向かう事業性が高く評価され、第2回TCIベンチャーアワードで特別賞(TCI社長賞)を受賞しましたので、お知らせします。
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【背景】
モノのインターネット(IoT)やヒトのインターネット(IoH)対応機器は巨大産業への成長が期待されています。それら普及の鍵は電源技術で、特に私たちが身に着けるデバイスでは、従来汎用されてきたリチウムイオン電池では実現できないレベルでの小型軽量、安全性、急速充放電特性が求められています。
MIつくばは、世界唯一のグラフェン複合材料の量産化技術を有していいます。そのグラフェン複合材料を活用し、既存の1/3のサイズで5倍のエネルギー密度という他の追随を許さない超小型の蓄電デバイスであるグラフェンスーパーキャパシタをコア技術として事業化に向けた量産技術の開発に取り組んでいます。IoH用途の補助電源市場を初期ターゲットとして、その後、ロボット、ドローン、IoTセンサー、さらにはモビリティや再生可能エネルギーの分野への展開を目指しています。既存製品ではまったく実現できない高出力性、安全で長寿命な電源を供することで、安全・安心で持続可能な社会へ貢献していきます。
【TCIベンチャーアワードについて】
高い技術力と独自の事業プランをもって、社会への貢献を果たそうとする「つくば発ベンチャー」に対し、 広く 事業プランのプレゼン機会を提供し、優秀なベンチャー企業を表彰することにより、つくば発ベンチャーの成長を促進するとともに、若い世代の起業意欲を喚起し、新たな事業の創出につながることを目的としたアワードです。
【株式会社マテリアルイノベーションつくばについて】
MIつくばは、創業者である唐捷が物質・材料研究機構において長年蓄積してきたナノ炭素材料であるグラフェンを複合化させる材料技術を基盤として2017年11月に物質・材料研究機構認定ベンチャーとして創業しました。2019年にはCYBERDYNE株式会社および筑波銀行から出資を受け、グラフェン複合材料の量産化とそれを電極として活用するグラフェンスーパーキャパシタの量産化に取り組んでいます。
【今後の展開】
本受賞をはずみとし、事業化に向けた量産技術の開発を早期に完了し、グラフェンスーパーキャパシタをみなさまに届けられるよう、開発や用途開拓を加速してまいります。
プレスリリース提供:PR TIMES