プレスリリース
〜観光誘客と担い手育成を行い未来へ継承〜
「京都の食と文化の五感プロジェクト」改め「京の食路プロジェクト」(代表幹事:学校法人大和学園 副理事長 田中幹人)は、産官学が連携し食のプレイヤー(生産者、飲食店、学生など)を巻き込んだ体験型コンテンツを長期的に発信し、京都の食文化を未来に継承するとともに、コロナ禍で落ち込んだ観光誘客に繋げるプロジェクトを開始すると発表しました。
本プロジェクトは、観光庁「既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業:事業者連携型(全国128件採択)」の中で学校法人を含んだ唯一の採択事業であり、京都の食文化を活用した様々な体験型コンテンツを開発、京都の食が持つ奥深さや魅力を発信し、京都の食文化の維持拡大と生産者や飲食店を支え、地域経済に繋げることを目指していきます。
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記者発表では、本プロジェクトの代表幹事である学校法人大和学園副理事長 田中幹人、京都信用金庫理事長 榊田隆之による挨拶と、京都市長の門川大作様にご祝辞のお言葉を頂戴した後、参画事業者の代表がそれぞれ展開するコンテンツを説明しました。
そのほか、2022年1月29日(土)に、「プレ京の食路」と題して各コンテンツが一堂に集まるイベントの開催も発表されました。同イベントは京野菜のマルシェやワークショップ、料理教室など京都の食を体験していただける盛りだくさんな内容で展開される予定です。
更に本日公開された京の食路の公式サイトでは、各コンテンツやイベントの詳細が紹介されているほか、今後は大和学園の学生などと連携して京都の食文化の魅力を伝える記事の継続掲載や、京野菜などの生産者や飲食店を中心に食にまつわるストーリーにスポットを当て、「京都への好奇心」「京都の食文化の表と裏」「古都京都で文化を学びながら働く楽しさ」「京都を誰かに話したくなる気持ち」など、食の体験コンテンツの整備により、気軽に京都に足を運んでいただけるような発信をしてまいります。
プロジェクトタイトル
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「京の食路」のロゴマークは、京都北部に佇む比叡山を「食」の上部で、豊かに流れる鴨川・桂川を「の」で、そして水平・垂直から成り立つ漢字は、碁盤の目と言われる京都の路を表現しています。
昔から今へつながる「自然と歴史と伝統」を、京のまちで育まれた「食」を通じて新しい路につなげ、未来へ広がってゆくよう、期待を込めました。
プロジェクトコンテンツ一覧(2021年12月現在の予定)
■教育機関では初導入!デジタル×食文化を体感できるtaiwaミュージアム(学校法人大和学園)
京都・太秦のtaiwaミュージアム内には日本初となる香りで来場者の五感にアプローチする“フレグランスアイデンティティ”実証実験や学校法人では日本初導入となる非接触タッチパネル式フォトギャラリーサイネージでデジタルでの京の食文化体験を提供します。
■京の食文化を体感する特別調理・製菓講習会(学校法人大和学園)
学校法人大和学園のラ・キャリエールクッキングスクールがお届けする特別講習会を実施。歴史と伝統ある京都の老舗7社とコラボレーションした講習会や京の食材を使った調理・製菓講習会など普段は絶対に体験できないプログラムを特別開講します。
■未来の大衆食FES〜人気店舗によるランチ開発〜(京都信用金庫)
佰食屋・日本料理 研野・マンボ飯店・Yume Wo Katare Kyoto・喫茶マドラグ…… 京都市内の人気店が2週間、
QUESTION 8Fで日替わりランチを提供。未来も変わらず、旨いメシを作り続けるために… 各店が「今、食べて欲しいメニュー」を考案し「食べるって楽しい!」を再確認する2週間です。
■未来の大衆食FES 〜コップの集まるお店(仮)〜(京都信用金庫)
QUESTION 1F awabar kyotoに100種類(予定)のコップが集結。コップが主役の体験型cafeを開店します。飲み物を購入したら、気になる2つのコップをピックアップ。コップによる味や気分の違いを楽しみます。清水焼から紙コップまでコップの持つ可能性に迫ります。(監修:そ /s/ kawahigashi)
■未来の大衆食FES〜子供向け参加型お料理教室〜(京都信用金庫×マツシマモビリティサービス×大和学園)
子どもたちが考えた「未来のご飯」を、シェフ(MOTOÏ・鮨 くも助)や大和学園の学生と一緒に再現するワークショップ。食材の買い出しは特別ハイヤーに乗って、子どもたち自ら京の台所錦市場へ。魚屋や八百屋、料理人と触れ合うことで、未来の食の担い手の育成や、食べることへの関心の向上を目指します。
■『京・眺望の野点体験と巡りのいっぷく』(マツシマモビリティサービス×祇園辻利×JTB)
京都の景観スポットで茶箱を開けて抹茶を嗜む野点体験と、専用ハイヤーで京都市内を巡る「京・巡りのいっぷく」ツアー。細部まで配慮され京モダンデザインの特製茶箱で上質な時間へと誘い、車内では祇園辻利オリジナル携帯用BOTTLEもご用意。
■産地で味わう地元野菜収穫体験ツアー(マツシマモビリティサービス×JTB)
京都市内の料理人たちからの高い評価を得る京野菜の産地である大原で、地元野菜の収穫や食事、周辺観光を楽しめるツアー。野菜を育む農家さんの想いや農業の現実が学べるほか、食や観光を通じて農業の魅力を体感することができます。
■膝栗毛+野点Plan(マツシマモビリティサービス×膝栗毛×JTB)
歩いて京の食文化を楽しみ道中のハイライトでお茶を点てるハイヤー送迎付きのラグジュアリープラン。京都の有名観光地巡りでは出会うことができない“食の裏京都”が楽しめるほか、10か所以上スポットを巡ると道中で使ったオリジナルボトルをプレゼント。
■「膝栗毛」京の食路オリジナルコンテンツ(膝栗毛) ※1/29公開予定
京の食は表も裏も面白い。「膝栗毛」のアプリを活用し音声ガイドや記事で街歩きを楽しみながら、食から覗く“表京都”と“裏京都”を巡る体験が楽しめる厳選4コースをご用意。京都の食の別の顔を再発見する旅へ。
■京都を感じられるお部屋へ、客室リニューアル(松井旅館本館)
人気の坪庭付き客室をさらにグレードアップ。網代天井や唐紙の襖をはじめとした伝統的な設えの室内のほか、庭師監修のもと作られたお庭など、より京都を感じられる空間を創出しました。旅の疲れを癒しつつ、古き良き京文化をより体感いただけます。
■京都牛と平井牛ステーキ食べ比べ特別プラン(日帰りプラン・宿泊プラン)(松井旅館本館)
京都牛と希少な京丹波の平井牛ステーキを食べ比べられる特別な京都和食懐石プランをご用意しました。日帰りプランと宿泊プランともにお部屋食、もしくは個室にてご用意致します。
ポータルサイト
〈「京都の食」プロジェクトサイトURL〉 https://kyonoshokuzi.jp/
※サイト内のツアー予約や記念イベント「プレ京の食路」の事前予約は12/17(金)開始予定
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2021年12月8日(水)より、京の食路プロジェクトの公式サイトがオープンしております。京の食路プロジェクトへの想いや各社のコンテンツ紹介、「プレ京の食路」と題した1月29日のイベントの情報などを掲載しております。また、2022年1月29日(土)からは、サイト内容をさらに拡充すべく、大和学園の学生が主体なって作成する京都の食を切り口としたブログ記事や今まで知らなかった京都の食文化を様々な角度から深掘りするコラム記事など、アップグレードした情報を展開していく予定です。本サイトにて最新の京都の食の情報の発信をし、体験型コンテンツの可視化を実施していくことで、京都の食文化をより身近に感じてもらい、地域の継続的なプラットフォームの確立を目指していきます。
京の食路記者発表会レポート
■開会挨拶 : 学校法人大和学園 田中幹人副理事長
本プロジェクトは、去る8月、観光庁「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」の採択を受けて、京都ならではの産学連携プロジェクトとして発足いたしました。全国128件採択がある中で、唯一学校法人が幹事者を務めるコンソーシアムとなっています。企業や団体、そして金融機関が手を取り合うユニークな連携事業体となっており、京都市様をはじめ、行政のバックアップを受けて、本プロジェクトを力強く進めていきたいと考えております。事業構想につきましては“京都の食”という大変魅力ある資源をフルに活用し、中長期的に観光体験コンテンツを開発してゆくことで、京都を訪れる方々の観光消費や満足度の増加を目指してまいります。観光振興と地域観光の担い手の育成に繋がるプロジェクトとして、今後も人の和を広げて10年20年先を見据えて、事業を進めてまいります。
■開会挨拶 : 京都信用金庫 榊田隆之理事長
京都信用金庫はコミュニティ・バンクとして、金融機関である前に地域を元気にするお節介役として、人と人、事業と事業を繋げるお手伝いをしています。そのようななか、今回のプロジェクトが進んでゆくことを大変うれしく思っております。本年6月京都市様と連携協定を組ませていただき、京都市観光協会様とも同様に連携協定を組ませていただきました。今回のプロジェクトもその一環として具体的に実行に移していきたいと考えております。オープンイノベーションがプロジェクト開発に繋がり、メンバー全員がこの街のために考え行動することが大切であり、ポストコロナ社会では、競争よりも共創が今後を作っていくと考えます。そういった意味でも、今回のプロジェクトは非常に意義が深いものになっているのではないかと考えています。
■来賓ご挨拶 : 京都市長 門川大作様
地域を育て、人を育てる、という本プロジェクトの主旨に感謝しております。コロナ禍のなか、観光も食文化も極めて厳しい状況であり、京都市もこの困難に直面しています。このような状況であっても、この課題に真正面から立ち向かうことで、人が育ち組織が活性化し、街づくりは前進すると確信しています。京都市も京都信用金庫様とお互いの若手同士が混じり合ってのディスカッションが繰り広げられており、このような盛り上がりを京都中に広げていければと考えていました。本プロジェクトで特に感じるのは30代・40代の若い人たちが中心に産官学が垣根を超えて将来を見据えた活動を目指されていることをお聞きし、とても頼もしく感じております。文化庁も食を明確に文化として捉えるようになりました。京都の“文化としての食”を真正面から受け止めて、表現していくプロジェクトとなることを心から期待しています。
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参画企業概要・本日の登壇者
【学校法人大和学園】
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1931年創立。京都市内で4万人を超える卒業生ネットワークを誇る専門学校運営を主体とする学校法人。「栄養、医療・福祉、調理、製菓・製パン、食育、ホテル、ブライダル、ツーリズム」分野の職業教育を実施し、専門知識と技能やホスピタリティマインドと人間力を兼ね備えたスペシャリストを養成。料理教室等の生涯学習事業やコンサルティング事業も展開。
本日の登壇者:田中幹人(副理事長/京都調理師専門学校・京都製菓製パン技術専門学校・京都ホテル観光ブライダル専門学校校長)
【京都信用金庫】
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京都府・滋賀県・大阪府の一部を営業地域として、会員・地域の皆様そして地域社会の発展に寄与することを基本理念としている協同組織金融機関です。1923年の創立以来、コミュニティ・バンクとして地域のお客様のお役に立ち、人々の絆を育むことを使命としています。2023年に迎える100周年に向けて、人と人、事業と事業をつなぎ、共に価値を創造する、「Community Building」を実現していきます。
本日の登壇者:津田郁太(QUESTION副館長)
【株式会社 マツシマホールディングス(株式会社 マツシマモビリティサービス)】
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1955年設立。8ブランドの輸入車及び2ブラントの国産車の正規ディーラー、各種中古車販売や新車・中古車の輸出、自動車修理、さらに福祉車両改造、京都の伝統工芸技術を活かしたインテリア、アート、ヘルスケアなど幅広い業務を行う。2020年、(株)マツシマモビリティーサービス(旧愛都交通(株))をグループ傘下に迎え入れ、タクシー・ハイヤー事業に進出。
本日の登壇者:松島一晃(代表取締役 副社長)
【三菱地所株式会社(株式会社膝栗毛)】
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1937年設立。基本使命として「まちづくりを通じた社会への貢献」を掲げ、全国各地でオフィスや商業施設の開発・賃貸・運営管理、住宅の開発・分譲など多岐に渡るまちづくりを展開。2021年11月に新たに設立した株式会社膝栗毛においては、地域の情報・文化・歴史等をコンテン ツ化し発信することで地域に人の流れを生み出す新たなまちづくりに挑戦する。
本日の登壇者:米田大典(新事業創造部 兼エリアマネジメント企画部 統括 兼 株式会社膝栗毛 代表取締役)
【株式会社 祇園辻利】
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1860年(萬延元年)、初代・辻利右衛門の名より「辻利」とし、京都府宇治市にて宇治茶の製造と販売を開業。のちに「祇園辻利」と改名。人々に長く愛されてきた「祇園」に、70年余りの間店を構える。時代に合わせたお茶の豊かな味わいと愉しみをお届けすることで、人々の健やかな日々と日本の伝統文化の継承に貢献していきたいと願っている。
本日の登壇者:井出由香(広報・販促企画 兼EC担当課長)
【株式会社 JTB】
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JTBは、地域・社会課題に対して、人×場所×交流をデザインすることでその解決に取り組んでいます。地域資源を活用した観光コンテンツの開発により交流人口の拡大につなげるとともに、持続可能な地域づくりに貢献します。
本日の登壇者:村川武嗣(京都支店 事業開発室 観光開発プロデューサー)
【株式会社 松井旅館本館】
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昭和8年創業。地上5階地下1階建て。全客室はお客様のニーズに合わせた27室。2023年の90周年を目前に古き良き伝統を重んじながら斬新さも取り入れ、一般宿泊・教育旅行・お食事会とあらゆるお客様にとって魅力いっぱいの館になるよう邁進している。
プロジェクト担当者:松井もも加(若女将)
【株式会社 JTBコミュニケーションデザイン】
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コミュニケーション事業における強化のため、2016年にJTBグループの4社が統合して誕生した総合プロデュース会社です。あらゆるコミュニケーションに関するそのノウハウとスキルを融合させ、「専門性と総合力」を兼ね備えたプロフェッショナルとして、サービスと知見を提供、お客様の想いの先まで実現します。
プロジェクト担当者:薬袋大知
基本情報
■公式サイト:https://kyonoshokuzi.jp/
■プロジェクト構成メンバー
・学校法人大和学園
・京都信用金庫
・株式会社松井旅館本館
・株式会社マツシマモビリティサービス(株式会社マツシマホールディングス)
・三菱地所株式会社(株式会社膝栗毛)
・株式会社祇園辻利
・株式会社JTB
・株式会社JTBコミュニケーションデザイン
■後援(予定)
・京都市
・京都府観光連盟
・京都市観光協会
プレスリリース提供:PR TIMES