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山口県 廃棄物・リサイクル対策課

県民、行政、企業が連携し、山口県の海岸に漂着した海洋プラスチックごみを買い物かごにアップサイクル(山口県、丸久、ニッスイ、テラサイクル)

(PR TIMES) 2021年12月11日(土)11時45分配信 PR TIMES

〜12月11日から県内の丸久3店舗に導入開始〜

 山口県、株式会社丸久(代表取締役社長 田中康男、山口県防府市、以下「丸久」)、日本水産株式会社(代表取締役社長執行役員 浜田晋吾、東京都港区、以下「ニッスイ」)、並びにテラサイクルジャパン合同会社(代表 エリック・カワバタ、神奈川県横浜市、以下「テラサイクル」)は、山口県民と民間企業、行政が連携して海洋プラスチックごみをアップサイクル(*1)してさらにエコ活動につなげる“ONE FOR OCEANプロジェクト”として、県内の海岸に漂着した海洋プラスチックごみを回収し、これを一部に使用した買い物かごを県内の丸久3店舗で11日から導入しました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-e400dab5962b3abb067e-9.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-bcc52bf634c4df297a76-10.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-3d1a068aa95702fbe7ef-11.jpg ]


[画像4: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-746522adf685dde17558-12.jpg ]




 山口県、丸久、ニッスイ、並びにテラサイクルは、山口県民と民間企業、行政が連携して海洋プラスチックごみをアップサイクルしてさらにエコ活動につなげる“ONE FOR OCEANプロジェクト”として、県内の海岸に漂着した海洋プラスチックごみを回収し、これを一部に使用した買い物かごを県内の丸久3店舗で11日から導入しました。
 このような県民、行政、企業の連携による海洋プラスチックごみ問題への対応は、山口県では初めての取組であり、地域で資源を循環させていくという方向性の礎になればと考えています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-1c137678c1822115d049-13.png ]

【今回導入したアップサイクル買い物かご】

 世界の海洋に流入するプラスチックごみの量は年間800万トンと推定されており(*2)、計算上は毎分大型ダンプ一杯分のプラスチックごみが海洋に流出していることになります。その結果、2050年までには海洋中のプラスチックの量が魚の量よりも多くなるといわれています(*3)。


 このような海洋プラスチックごみ問題は山口県も例外ではなく、令和元年に環境省により実施された海岸漂着ごみのモニタリング調査によると、その量は全国でも上位に位置しています。これらの海洋プラスチックごみは生態系に影響を与えるだけでなく、地域の観光や漁業にとっても深刻な問題となっています。

[画像6: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-db4d7d2ae534bddc3be5-2.png ]

【山口県の海岸に漂着した海洋プラスチックごみ】

 “ONE FOR OCEANプロジェクト”は、このような状況を多くの方に知ってもらい、海洋ごみ問題の解決策を見出すために実施するものです。県が萩市、長門市、阿武町の協力を得て、海岸清掃で海洋プラスチックごみを回収、これを原材料の一部としてテラサイクルが買い物かごを作製、ニッスイの協力を得て丸久の山口県内3店舗に導入しました。なお今回の買い物かご作成にあたっては、今年の7月から9月にかけて萩市、長門市、阿武町の住民や丸久社員あわせて1万人以上が海岸清掃活動に参加し、40トン以上の海岸漂着ごみを集めています。
[画像7: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-935a027dcd16016d0755-1.jpg ]

【7月4日に長門市で行われた海岸清掃の様子】

 このプロジェクトを通じて、一人でも多くの方に海洋プラスチックごみ問題について考えていただく機会を提供するとともに、県内企業や県民とともに海岸にたどり着く漂着ごみを減らす活動の輪を広げていき、地域内での資源の有効活用や循環を促進することができればと考えています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-82825138e0796ee30b6a-3.jpg ]

【粗破砕の海洋プラスチック】
[画像9: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-961248d2d3c6651f8afb-4.jpg ]

【買い物かご前のペレット】


*1 サステナブル(持続可能)なものづくりの方法のひとつで、これまで行われてきたリサイクルとは異なり、単なる素材の再利用ではなく、元の製品より高次元・高付加価値の製品を生み出すことを目指す
*2 世界の海に存在しているといわれるプラスチックごみは、合計で1億5,000万トンあり(McKinsey & Company and Ocean Conservqncy,2015)、そこへ少なくとも年間800万トン、重さにしてジェット機5万機分相当が新に流入していると推定されている。(WORLD ECONOMIC FORUM,2016)。
*3 エレン・マッカーサー財団、2016年


(参考1)
丸久とニッスイは今後12月11日からお客様向けで、エシカル消費を促すためのキャンペーンを実施します。

(参考2)
店頭に掲示するポスター
[画像10: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-e97737a2b236d7d8198f-5.png ]


店舗のデジタルサイネージで流れるPR動画
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=bOXhM6XWvho ]



(参考3)
 この取組は、環境省「令和3年度ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン推進事業」のモデル事業に採択されています。
https://www.env.go.jp/press/109624.html

(参考4)
 ”ONE FOR OCEANプロジェクト”にて制作した買い物かごには萩市、長門市、阿武町の住民と丸久社員が参加した以下の海岸清掃活動で回収された海洋プラスチックごみをリサイクルして原材料の一部として使用しています。

[画像11: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-c10568fbe972e47c3921-6.jpg ]

【7月18日に萩市で行われた海岸清掃の様子】

[画像12: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-85aa8e788ad6ba8062af-7.jpg ]

【7月11日に阿武町で行われた海岸清掃の様子】

[画像13: https://prtimes.jp/i/91269/1/resize/d91269-1-4501a7157abb35b57bd9-8.jpg ]

【9月25日に長門市大浦海岸で行われた丸久社員による海岸清掃の様子】


【山口県 廃棄物・リサイクル対策課について】
ホームページ
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15700/index/
海洋プラスチックごみ対策パンフレット
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15700/16kaigan/kaiganpamphlet.html
ONE FOR OCEAN ページ
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15700/16kaigan/oneforocean.html

【丸久について】
丸久ホームページ CSR
http://www.mrk09.co.jp/pdf/csr2020.pdf

【ニッスイについて】
 ニッスイグループは海洋プラスチック問題をはじめとする地球環境問題に積極的に取組み、ステークホルダーの皆様と共に豊かな海を守ります
https://nissui.disclosure.site/ja/themes/156

【テラサイクルジャパンについて】
 テラサイクルは「捨てるという概念を捨てよう」というミッションのもと、廃棄物問題に革新的な解決策を提供するソーシャルエンタープライズです。日本でも20 以上の企業とリサイクルプログラムを実施しています。
詳細はウェブサイト(https://www.terracycle.com/ja-JP/)をご覧下さい。



プレスリリース提供:PR TIMES

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