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レーザー核融合商用炉を目指した日本初のフルスタック核融合スタートアップ「株式会社EX-Fusion」を設立

(PR TIMES) 2021年09月14日(火)17時45分配信 PR TIMES

レーザー核融合商用炉を目指した日本初のフルスタック核融合スタートアップ株式会社EX-Fusion (本社:大阪市中央区、代表取締役 松尾一輝)が設立されたことをお知らせします。
■EX-Fusionについて
化石燃料に依存しない、究極のエネルギーを実現するために日本のレーザー核融合研究は始まりました。脱炭素社会を実現するという世界的な動きの中で、社会の発展と持続可能性を同時に実現するレーザー核融合商用炉の重要性は、今後さらに高まっていきます。

我々EX-Fusionはレーザー核融合商用炉の実現を目指します。今までの核融合研究開発は国が行うものでした。研究開発のスピードが国の予算配分の影響を強く受け、失敗が許容されにくいといった特性が、その開発スピードを制限している要因になっていると強く感じています。私たちのようなスタートアップ企業では、自分たちの裁量で大きくリスクを取り、スピード感を持って技術開発にチャレンジすることができます。またこれまでの研究開発のように、一から技術を作り込むことにこだわらずに、すでに日本に存在する世界一の技術を総動員し、積極的にレーザー核融合商用炉実現のために活用することで、このスピードをさらに飛躍させることも可能だと思っています。

■事業内容
我々は『レーザー核融合で日本に新たな産業を』をミッションに事業を展開していきます。
いまや核融合分野でも、スタートアップによるブレークスルーがいくつも生まれ、エネルギー以外の多分野との融合によるイノベーションが模索されています。EX-Fusionも商用炉の実現だけではなく、宇宙産業、半導体製造に代表されるものづくり産業、地域の安定と平和に帰する技術開発など様々な分野に挑戦し、発電だけではないレーザー核融合の魅力を社会に還元していくことを目指します。

■役員紹介
代表取締役 松尾一輝
大阪大学大学院博士後期課程理学研究科物理学専攻を修了し、博士(理学)を取得。在学時は高速点火方式核融合の研究に注力し、高速点火方式が従来のレーザー核融合核融合方式と比較して効率的に核融合プラズマを加熱できることを実証(K. Matsuo et al. Phys. Rev. Lett. 124, 35001 2020)、将来的な核融合炉の実現に貢献。大阪大学修了後はカリフォルニア大学サンディエゴ校のFarhat Beg教授(Center For Energy Research所長)の下で、高速点火核融合の研究に従事。

役員 森芳孝
光産業創成大学院大学 准教授。専門は超高強度レーザー、レーザー粒子加速、レーザーによる材料改質。
連続ターゲット投入やレーザー照準技術レーザー対向照射核融合の研究に従事。IFEフォーラム/レーザー核融合戦略会議 主査。核融合科学研究所研究会/2030年代以降を見据えたプラズマ核融合科学の学術課題検討会代表。

■会社概要
会社名: 株式会社EX-Fusion
設立: 2021年7月
主たる株主:松尾一輝, 森芳孝, 藤岡慎介
ホームページ : https://ex-fusion-inc.com

プレスリリース提供:PR TIMES

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