• トップ
  • リリース
  • 日本提案による高齢社会におけるウェルビーイングに関する国際標準化の技術委員会の設立が承認されました

プレスリリース

一般社団法人 社会的健康戦略研究所

日本提案による高齢社会におけるウェルビーイングに関する国際標準化の技術委員会の設立が承認されました

(PR TIMES) 2021年08月27日(金)14時45分配信 PR TIMES

日本提案による高齢社会におけるウェルビーイングに関する国際標準化の技術委員会の設立が承認されました

一般財団法人日本規格協会
一般社団法人社会的健康戦略研究所

国際標準化機構(ISO)において、日本からの提案による、高齢社会におけるウェルビーイングに関する国際規格を開発する新たな技術委員会の設立が承認されました。経済産業省等が主導する健康経営の概念を社会一般に広げ、持続可能な未来を実現するために、誰もが健康で自立し、長期にわたる社会参加を可能にする「生涯現役社会」を国際的に実現しようとする取り組みです。今後、日本が主導して国際規格の発行を目指します。
1.背景
2021年7月20日、一般財団法人日本規格協会(JSA)が、国内審議団体を務めるISO/TC 314(高齢社会)の国際投票において「高齢化社会―地域コミュニティと組織におけるWellbeing推進のガイドライン」の開発が参加国の賛成多数で採択されました。この提案は、一般社団法人社会的健康戦略研究所が、経済産業省から受託している、戦略的国際標準化加速事業「高齢化社会―ウェルビーイングを実現するための指針」において作成したものです。同時に、ISO/TC 314の中に本規格作成の為の新たなワーキンググループ(WG 4(ウェルビーイング))の設置と、WGのコンビナー及びセクレタリを日本から選出することも正式に承認されました。
本国際規格の開発は、経済産業省ヘルスケア産業課、国立研究開発法人産業技術総合研究所をはじめ、国内の専門家の方々の協力も得ながら進めてきました。今後、は、上記WG4の事務局が日本に置かれ、国際的な議論と投票を経て、概ね、2〜3年後の発行を予定しています。

2.これまでの検討状況
当初は、長寿国であり健康寿命も世界一を誇る日本として「ウェルビーイングを実現するためのISO規格」を開発することを目指していました。しかし、ISOのマネジメントシステム規格※ではなく、対象をSDGsの「一人も取り残さず」という観点から、企業組織だけでなく、自治体などにも広げるなど、様々なコミュニティでも活用できるようなものにしたいとの考えから、ガイドラインとして規格開発を申請致しました。これまでの国内外での取組みの成果が実り、カナダ、オーストラリア、タイ、スイス、スウェーデンなどから積極的な賛同を獲得することができました。
※ISOマネジメントシステム規格ではありますが、ガイドラインとして企業組織だけでなく様々なコミュニティで活用できる内容として規格開発しています。

3.ISO/TC 314/WG4の概要
当該WGでは、高齢社会におけるウェルビーイングに係る国際標準化の議論が行われます。
日本から、としては、国際議長に産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 人間情報インタラクション研究部門 研究部門長である佐藤洋氏を、国際幹事に株式会社フジクラ兼社団社会的健康戦略研究所の玉山美紀子を派遣し、ガイドラインの開発を主導していくとともに、JSA及び社会的健康戦略研究所が、産業技術総合研究所との協力のもと、国内審議団体として国際標準化活動の中核を担って進めていきます。

4.今後の予定
本年9月末にWG4本プロジェクトの第1回国際会議を開催し、開発を本格的にスタートいたします。なお今回の提案は第1号の案件であり、今後更にこれを補完する関係規格シリーズへと展開していく予定です。


問い合わせ先
一般社団法人社会的健康戦略研究所
連絡先 電話:03-5606-0280 (代表)
メール:info@kenko-senryaku.or.jp

以上

プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る