プレスリリース
10月28日、サウジアラビア王国のガーズィー・ビンザグル駐日使が関係者とともに埼玉キャンパスを訪れ、柳澤章理事長、竹内貞雄学長、建築学科の西本真一教授を表敬訪問し、学内施設を見学しました。
■来学者
・ 駐日サウジアラビア王国大使 ガーズィー・ビンザグル閣下
・ キング・ファイサル・センター研究部 アブドゥッラー・ハミーダッディーン博
・ 京都学学院間・環境学研究科附属学術越境センター/倉もとこ記念沙漠化財団代表理事 縄浩志教授
・ 倉もとこ記念沙漠化財団 郡司みさお理事
・ 倉もとこ記念沙漠化財団 藤本悠主事
・ ムスリム世界連盟本部代表/本学博士後期課程修了生 メレー・アナス・ムハンマド氏
一行は最初に建築学科の西本研究室を訪問しました。西本教授は2019年より同国遺跡の調査・研究に携わっており、文化遺産の保全に協力してきました。ビンザグル大使は西本教授の長年にわたる功績に対し謝辞を述べ、これまでの研究成果や今後の取組みなどについて意見交換を行いました。
その後一行は、アナス氏が在学中、研究に励んだ先端材料技術研究センターを訪問し、指導教授であった渡部修一同センター長から研究設備の説明を受けました。工業技術博物館では林正弘准教授による説明を受けながら、歴史的価値のある工作機械や2109号蒸気機関車を興味深く見学していました。
続いて一行は学長室を訪れ、柳澤理事長、竹内学長と面会しました。
柳澤理事長はビンザグル大使の訪問を歓迎し「本学では貴国の留学生を受け入れるプロジェクトを実施した実績があり、貴国とは深いつながりがある。西本教授と進めてきた取り組みの成果が実を結ぶことを祈念している」と述べました。
続いて竹内学長は、我が国と同国との70年に及ぶ歴史を振り返ったうえで「留学プロジェクトで来学した1人がアナス氏であり、彼のような優秀な学生を送っていただいたことに感謝している。西本教授の研究を通じて貴国に貢献することができ、とても嬉しい。こうした交流が両国の発展に役立つことを願っている」と述べました。
これを受けてビンザグル大使は「貴学が日本の産業史の中で非常に大きな役割を果たしてきたことに感銘を受けた。皆さんから非常に多くの知恵を学ばせていただき、今後様々な形で関係を発展させながら、我が国でも知恵を培っていきたい。今後も両国の関係がますます広がっていくことを願っているが、そのためには学術分野における人材交流が大きな役割を果たすと考えている。共に手を携えながら課題を克服し、両国の夢を実現させていきたい」と期待しました。
その後、芳名帳への記帳、贈答品の交換、昼食会が行われ、お互いに交流を深めました。
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