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プレスリリース

BASFジャパン株式会社

BASFグループ2024年第3四半期:コア事業の大幅増益により、特別項目控除前EBITDAは前年同期比で増加

(Digital PR Platform) 2024年11月01日(金)15時05分配信 Digital PR Platform

BASFグループ2024年第3四半期:

コア事業の大幅増益により、特別項目控除前EBITDAは前年同期比で増加


売上高は157億ユーロ(前年同期:157億ユーロ)
特別項目控除前EBITDAは16億ユーロ(前年同期:15億ユーロ)




BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)はこのほど、2024年第3四半期の業績を発表しました。BASFグループの特別項目控除前EBITDA (減価償却費および特別項目控除前営業利益)は、コア事業の利益が大幅に増加したことにより、2024年第3四半期には77百万ユーロ増の16億ユーロとなりました。BASF 取締役会会長 Dr. マーカス・カミートは「コア事業における利益の伸びは、すでに2024年上半期に見られましたが、第3四半期も引き続き、販売量の増加と利益率の上昇がそれを後押ししました」と述べています。この増益は、スタンドアローン事業および「その他」に分類される事業の大幅な減益により、一部相殺されました。

2024年9月下旬に発表された新戦略のもと、BASFは現在、コア事業(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)と、特定の産業に貢献するスタンドアローン事業を区別しています。スタンドアローン事業はサーフェステクノロジー事業セグメントとアグロソリューション事業セグメントとして計上されています。

売上高は157億ユーロで前年同期と同水準でした。ほぼすべての事業セグメントで販売量が前年同期比で増加したことが、業績を押し上げました。販売量はコア事業とアグロソリューション事業セグメントで増加しましたが、サーフェステクノロジー事業セグメントのみ、自動車市場の需要低迷により触媒事業本部の販売量が減少しました。主にアルゼンチン・ペソとブラジル・レアルに関連する為替のマイナス効果が業績を圧迫しました。また、ほぼすべての事業セグメントにおける価格下落、とりわけサーフェステクノロジー事業セグメントにおける貴金属および卑金属の価格下落が、業績の妨げとなりました。

特別項目控除前EBITDAマージンは 、前年同期の9.8%から10.3%となりました。コア事業の特別項目控除前EBITDAマージンは、前年同期の9.8%から3.6%改善し、13.4%となりました。

EBITDAは 前年同期の14億ユーロに対し、13億ユーロでした。EBITDAにはマイナス3億45百万ユーロの特別項目が含まれています。特にアグロソリューション事業本部では、2024年7月に発表されたグルホシネートアンモニウムの生産工場の閉鎖および関連拠点の閉鎖に伴う引当金繰入額が特別費用として計上されました。

EBIT(営業利益)は2億50百万ユーロと、前年同期を1億44百万ユーロ下回りました。減価償却費は前年同期の9億69百万ユーロに対し、10億ユーロでした。

純利益は2億87百万ユーロでした。(前年同期はマイナス2億49百万ユーロ)この大幅な増益は、主に Wintershall Deaの資産をHarbour Energy plcに譲渡したことに伴う3億98百万ユーロの特別利益により、持ち株からの純利益が増加したことによるものです。前年同期には、マイナス2億91百万ユーロの特別項目がWintershall Deaで発生していました。

営業活動によるキャッシュフローは 前年同期を6億33百万ユーロ下回る21億ユーロとなりました。買掛金に起因するキャッシュの減少額が6億74百万ユーロ増加したことが、この減少の主な要因です。 同時に、棚卸資産から転換された現金は前年同期比で3億39百万ユーロ減少しました。フリー・キャッシュフローは 、前年同期の15億ユーロに対し、5億69百万ユーロでした。

コスト削減プログラムは順調
最高財務責任者(CFO)のDr. ディルク・エルバーマンは、現在進行中のコスト削減プログラムに関する最新情報を報告し、「2026年末までに年間21億ユーロのコスト削減を達成するという目標に向けて、順調に進んでいます。2023年2月に発表したコスト削減プログラムは本格的に実施されています」と述べています。2024年9月末時点で、BASFはすでに約8億ユーロのコスト削減(ランレート)を達成しています。それに伴う一時費用は約5億ユーロでした。今年末までに、BASFは8億ユーロ以上のコスト削減(ランレート)と、それに伴う約5億50百万ユーロの一時費用を見込んでいます。

また、BASFはルートヴィッヒスハーフェン拠点の競争力向上に焦点を当てた、2024年開始の追加コスト削減プログラムも計画通り進めています。同拠点の各ユニットには先日、2026年末までに期待される貢献について伝えています。

BASFの報告に関する変更点
2022年、欧州連合は企業サステナビリティ報告指令(CSRD)を採択しました。この指令に基づきサステナビリティ報告要件が拡大されたため、BASFは今後、発表日を2回設ける予定です。

まず、2025年2月28日に2024年度の業績をオンライン報告書として未監査の形で発表します。この報告書には、2024年度のすべての重要な財務および非財務数値と、2025年度の見通しが記載されます。

監査済みのBASF Report 2024は、2025年3月21日に発表となる予定です。この報告書には、法的に要求されるすべての財務およびESG情報が含まれ、オンライン報告書およびクリック可能なPDFファイルの形で提供されます。印刷版は発行されません。

BASFグループの2024年の見通しは変更なし
2024年通年の当社予測に変更はありません。


GDP成長率: 2.3%
工業生産成長率: 2.2%
化学品生産成長率: 2.7%
ユーロ/ドル平均為替レート:1ユーロ=1.10ドル
年平均ブレント原油価格:1バレル=80ドル


BASF Report 2023で報告したBASFグループの2024事業年度業績予測にも変更はありません。


特別項目控除前EBITDA: 80億〜86億ユーロ
フリー・キャッシュフロー: 1億〜6億ユーロ
二酸化炭素排出量:1,670万トン〜1,770万トン


現在の情報に基づき、2024年通年の特別項目控除前EBITDAは予測範囲の下限に達するとBASFは予測しています。2024年第4四半期については、潜在的な価格下落と、販売量の伸びが予想を下回ることによるリスクがあります。一方で、需要および利益率の改善によってチャンスが生まれる可能性もあります。


※この資料はBASF本社(ドイツ)が2024年10月30日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。


■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2023年の BASFの売上高は689億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com
をご覧ください。

■将来の予測に関する記述について
本リリースにはBASF経営陣による現時点での推測および予測、ならびに現在入手可能な情報に基づく「将来の予測に関する記述」が含まれています。これらはここに記す将来の進展や業績を保証するものではなく、多くの要因に依存し、様々なリスクと不確実性を含んでいるほか、正確とは限らない仮定に基づいています。本リリースに記載された将来の予測に関する記述に関しては、BASFは更新の義務を負いません。



本件に関するお問合わせ先
BASFジャパン株式会社
広報事務局 (カーツメディアワークス内)
TEL:03-6427-1627
basf@kartz.co.jp

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