プレスリリース
新型アストンマーティンVantage GT3、バーレーンで2024年FIA世界耐久選手権2つ目の優勝を狙う
新型Vantage GT3、世界選手権デビューシーズンで目覚ましい成果
D’station Racingは再び表彰台を獲得してWECシーズンを終えることを目指す
Heart of RacingはLMGT3クラス2位を追う
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2024年10月29日、サヒール(バーレーン):
FIA世界耐久選手権(WEC)が11月2日(土)にバーレーン8時間レースでフィナーレを迎える中、新型アストンマーティンVantage GT3も、大きな成功を収めたデビューシーズンの最終戦に臨みます。
アストンマーティンの新しいGT3チャレンジャーは、今年初めにシルバーストンで初公開された新型ロードカーのVantageから多くを受け継ぎ、実績ある接着アルミシャシーを中心に組み立てられ、強力な4.0リッターV8ツインターボエンジンを動力源としています。9月にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されたローンスター・ル・マンでHeart of Racingが優勝し、既にWEC今シーズン初勝利を挙げています。これに加え、2024年シーズンはHeart of RacingとD’station Racingで合わせて4回の表彰台を獲得しています。
Heart of Racingは母国開催のCOTAにて快走を見せ、ポールから第6戦の先頭に立ち、途中LMGT3クラス最速ラップを記録しながらWEC初優勝を果たしました。先月、前回ラウンドが開催された日本の富士スピードウェイでも再びポイントを獲得したチーム代表兼ドライバーのイアン・ジェームス(英国)、アレックス・リベラス(スペイン)、ダニエル・マンチネッリ(イタリア)は、FIA耐久トロフィーのLMTG3ドライバー部門とチーム部門の2位を十分に狙える位置にあります。2位との差は7ポイントですが、バーレーンでは最大39ポイントの獲得が可能です。
目標達成となれば、今月ロード・アトランタでIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTD Proクラスのドライバーおよびチームの両部門2位を既に獲得している米国のHeart of Racingは、新型Vantage GT3との好調なシーズンを順調に締めくくることになります。アストンマーティンのワークスドライバーであるロス・ガン(英国)は、初のIMSAフルシーズン出場での優勝をわずか5ポイントで逃しながらも、優勝1回と最終戦プチ・ル・マンの3位を含む4回の表彰台獲得を達成しました。新型Vantageによって、アストンマーティンは米最高峰の耐久シリーズであるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にてマニュファクチャラー部門の2位も獲得しています。
D’station Racingも、日本のSUPER GTシリーズのGT300クラスで6月に鈴鹿にてアストンマーティン初優勝を収め、今もタイトル争いを展開するなど、母国レースにおいてVantage GT3で大きな成功を収めています。
元WECレーサーの星野敏(日本)がチームオーナーで、SUPER GTシリーズのクラス優勝経験者である藤井誠暢(日本)がマネージャーを務めるD’station Racingは、昨年同じバーレーンのレースで記録したクラス2位というWEC最高成績のさらに上を狙い、バーレーンに臨みます。
D’station Racingのドライバーの1人はアストンマーティンで最も多くの勝利を経験しているワークスドライバーのマルコ・ソーレンセン(デンマーク)。FIA WECのGTクラスで3度チャンピオンに輝き、ロレックス24時間レースとル・マン24時間レースでもクラス優勝を収め、さらに先日のスパ24時間レースで同じくワークスドライバーのニッキ・ティーム(デンマーク)、マッティア・ドゥルディ(イタリア)と共に優勝も果たしています。777号車Vantageでソーレンセンと組むのは、フランスおよびヨーロッパGT4のタイトル獲得者エルワン・バスタード(フランス)です。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは、次のように述べています。「2024年にこの後どのような展開が待っていようと、新型Vantage GT3の初めてのシーズンは好調であったと言うことができると思います。COTAではHeart of Racingが華々しい勝利を挙げると同時に、彼らとD’station Racingの両方がこれまで表彰台を獲得してきていることは、アストンマーティンがWECにおいてプロ・アマチュア両方のドライバーにとって競争力のあるGTカーであることを証明しています。世界各地の選手権で競うVantageは、ヨーロッパのファナテックGTワールドチャレンジや日本のSUPER GTシリーズなど、今もタイトル争いを続けています。世界選手権デビューの年にして2位争いに絡んでいるVantageは、2年目は現行のチームにとっても、今後パートナーとなるチームにとっても優れた選択肢となるでしょう。」
バーレーンにおけるアストンマーティンの実績には素晴らしいものがあります。2012年の第1回大会ではダレン・ターナー(英国)とシュテファン・ミュッケ(ドイツ)がVantageでポールポジションを獲得し、2位でフィニッシュしました。以来、過去の3つのコンフィギュレーション(Vantage V8、V8 Vantage GTE、Vantage GTE)のそれぞれでGTクラス優勝を果たし、クラス優勝の数は合計で7つ、表彰台獲得も15回に上ります。D’station Racingは昨年、チームのWEC最高成績(LMGTEクラス2位)を達成し、Heart of Racingは3位でWEC初の表彰台を獲得しました。
バーレーン8時間レースの公式練習は10月31日(木)の現地時間12:15(グリニッジ標準時09:15)、レースは11月2日(土)の現地時間14:00(グリニッジ標準時11:00)に開始されます。詳細は各シリーズの公式ウェブサイトと公式アプリでご確認ください。
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アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。