プレスリリース
永久磁石「ネオジム磁石」の発明者で本学のカーボンニュートラル研究推進機構のシニアフェローを務める大同特殊鋼株式会社の佐川眞人顧問が10月1日付で、本学特任教授に就任しました。
佐川特任教授は1982年に、ネオジム、鉄、ホウ素を主成分とする新しい元素の配合と独自の焼結技術で世界最強の永久磁石「ネオジム磁石」を発明。このネオジム磁石は、電気自動車のモーターや風力発電機、コンピューターや家電製品など様々な製品で広く使用され、製品の高性能化、省エネルギー化に貢献しています。これらの功績で佐川特任教授は、2024年7月には欧州発明家賞の非ヨーロッパ諸国部門最優秀賞を受賞するなど、数々の国際的な賞を受賞しています。
また本学は、2050年温室効果ガスの排出を全体として実質ゼロとするカーボンニュートラルに関わる研究を推進するため、2022年4月に「カーボンニュートラル研究推進機構」を立ち上げ、佐川特任教授には同機構設立時にシニアフェローに就任いただいています。今後、同機構のみならず、さらに幅広く本学の教育・研究の推進に協力いただくため、特任教授への就任となりました。
今後、特別講演等の実施が決まりましたら、ご案内します。
【佐川 眞人 特任教授のコメント】
私は多くの若い技術者、研究者のみなさんに、イノベーションを起こしてほしいと思っています。そのためにどうしたらいいか、みなさんと一緒に考えていけたらと思っています。
【略歴】
佐川 眞人(さがわ・まさと) 名城大学 特任教授
1943年8月3日生まれ、徳島県出身。1972年東北大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。1972年富士通鞄社、1982年住友特殊金属鰍ナ永久磁石「ネオジム磁石」を開発。インターメタリックス梶ANDFEB鰍設立し、2016年大同特殊鋼顧問。2022年クイーンエリザベス工学賞、2024年欧州発明家賞の非ヨーロッパ諸国部門最優秀賞などを受賞。東北大学 特別招聘プロフェッサー、名城大学カーボンニュートラル研究推進機構シニアフェロー。
▼本件に関する問い合わせ先
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