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BASFジャパン株式会社

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部、お客様と持続可能な未来を共創

(Digital PR Platform) 2024年09月12日(木)15時00分配信 Digital PR Platform

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部、お客様と持続可能な未来を共創

カーボンマネジメント:あらゆるスコープでの排出量削減に対する徹底的な取り組み
認証: 大半の拠点が REDCert2 と ISCC+ の認証を取得済み
サーキュラリティ: 2030 年までに循環型製品の売上高を 20%に増やすことを公約
共創: 未来のソリューションを市場に投入




BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、2050年までにカーボンニュートラルを達成するための戦略的ロードマップを示し、サーキュラーエコノミーへの道のりにおける重要なマイルストーンを明らかにしました。これにより、革新的でカスタマイズされたプラスチックに関するBASFの材料ノウハウを結集した本事業本部は、プラスチックにおいて切望されているサステナビリティ変革の最前線に位置することになります。
BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部プレジデントであるマーティン・ユングは、次のように述べています。

「私たちは、カーボンフットプリントが低く、多様な循環型ソリューショ ンを提供することで、お客様の変革を実現したいと考えています。また、より資源効率に優れたプラスチックを製造する方法から、プラスチックの利用を改善する方法、プラスチックに新たな命を吹き込む方法に至るまで、プラスチックのライフサイクル全体を通じて、より持続可能なプラスチックづくりに取り組んでいます。私たちはこの変革をBASFのプラスチック・ジャーニー(#ourplasticsjourney)と呼んでいます。今回のロードマップによって、私たちはこの変革をより迅速に進めるための重要な基盤を築いていきます。」






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BASF パフォーマンスマテリアルズ事業本部 プレジデント マーティン・ユング

カーボンニュートラルと気候保護に向けた取り組みを加速

BASFは、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目標に、2030年までにCO2排出量を2018年比で25%削減(スコープ1と2[1])、スコープ3.1[2]については2022年比で15%削減するという明確な目標を掲げています。当社のカーボンマネジメント戦略の重要な第一歩は、グリーン電力の使用を増やすことです。

「2023年にはすでに、パフォーマンスマテリアルズ事業本部の世界各地の拠点の3分の1以上がグリーン電力で稼働しており、2025年までに全拠点を完全にグリーン電力に切り替えるべく、絶え間ない努力を続けています。」と、BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部プレジデントであるマーティン・ユングは述べています。

グリーン電力は、とりわけスコープ3.1において、BASFのバリューチェーンの初期段階でも重要な役割を果たしています。BASFのサプライヤーの1社である3B Fibreglass社は、熱可塑性ポリマーや熱硬化性ポリマーの補強材として使用されるガラス繊維を供給しています。3B Fibreglass社は、ソーラーパネルを利用して発電することで、CO2排出量を大幅に削減しています。その結果、ガラス繊維の製品カーボンフットプリントが削減され、BASFの製品、そして最終的にはBASFのお客様へ還元されます。これは、すべてのステークホルダーがサステナビリティに取り組むことで、サーキュラーエコノミーが実現する可能性を示しています。

認証済みの持続可能なソリューションでお客様をサポート

BASFは、国際持続可能性カーボン認証(ISCC)PLUSとREDCert²で、世界各地の製造拠点の認証を積極的に行っています。パフォーマンスマテリアルズ事業本部の大半の拠点は、少なくとも1つの制度で認証を受けており、2024年末までに全地域でさらに多くの拠点の認証が行われる予定です。

これらの制度は、バイオマスバランス(BMB)製品に割り当てられる再生可能原料の量を認証するものです。こうした再生可能原料は、バリューチェーンの初期段階において、生産に必要な化石原料の一部を代替えします。このプロセスにより、従来と同一の製品品質と特性が保証されます。そのため、お客様はこれらの原料をドロップインソリューションとして使用することができます。廃タイヤや混合プラスチック廃棄物由来の熱分解油のようなケミカルリサイクル原料も同様です。

BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部、サステナビリティ責任者のマティアス・シャイビッツは、次のように述べています。
「現在、当社の製品ポートフォリオの大半は、再生可能原料をベースとし、製品カーボンフットプリントを大幅に削減、あるいは正味ゼロにした製品としてすでに提供されています。私たちは、お客様がサステナビリティ目標を達成し、多様なサーキュラリティ・オプションを提供できるよう、できるだけ早い段階からサポートしたいと考えています。」

より循環性の高い製品ポートフォリオに向けた意欲的な目標

BASFは、製品ポートフォリオにおける循環型原料の使用を増やすため、最も有望なマスバランスソリューションを探求し、あらゆる産業のお客様の期待に応えています。当社のサステナビリティ・ジャーニーにおいて、BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、2030年までにサーキュラー・エコノミーの売上高を少なくとも20%に増やすことを公約しています(循環型原料によって少なくとも20%の化石原料の代替をサポートする製品を通じて)。

幅広い商用持続可能なソリューションと共創

BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、その多様なバリューチェーンにおけるお客様やパートナーとの共創を、プラスチック業界におけるサステナビリティへの取り組みの要と考えています。

「私たちにとって、シリーズ化が可能な商用化された持続可能なソリューションをお客様に提供し、現在可能なことについてお客様にインスピレーションを与えることは重要なことです。」とBASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部プレジデントであるマーティン・ユングは加えて述べています。

サーキュラリティは、製品の設計段階に深く組み込む必要があります。その一例として、BASF パフォーマンスマテリアルズ事業本部は先ごろ、簡素化されたスケーラブルなマテリアルリサイクルを実現する革新的なポリウレタン(PU)フォーム技術を開発しました。この新技術を使用した最初のステアリングホイールのプロトタイプが、先日欧州と中国[3]で公開されました。

シーメンスのSIRIUS 3RV2サーキットブレーカー[4]は、バリューチェーンの最初の段階で化石原料を農業廃棄物などの再生可能資源に由来するバイオメタンで置き換えたバイオマスバランス・プラスチックの部品を採用した、初の電気安全製品です。同様にBASFは、ケミカルリサイクルプロセスに由来するプラスチックを使用したSteelcaseのFlex Perch Stool[5]にも共同で取り組み、焼却や埋め立ての防止に貢献しています。また、バイオベースの原料とリサイクル原料を補完的に使用するケースもあります。メルセデス・ベンツと共同開発した、メルセデス・ベンツSクラスのドアハンドルとクラッシュアブソーバー[6]では、バージン材料の特性を持つプラスチックの製造において、化石原料の代わりに廃タイヤから生成される熱分解油と有機廃棄物由来のバイオメタンを組み合わせて使用しています。

また、BASFは包装業界向けに、再生可能原料の使用を増やす方法も提供しています。BASFの認証済みの堆肥化可能なバイオポリマーのポートフォリオに、バイオマスバランス・グレード [7]が加わりました。有機的にリサイクル可能であることに続いて、製品カーボンフットプリント(PCF)はそれぞれの標準グレードよりも60%低くなっています。


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BASF、バイオマスバランスecoflexR (PBAT)の投入により、包装業界へ新しい価値を提供

さらに、製品カーボンフットプリント(PCF)を大幅に抑えたエンジニアリングプラスチックとポリウレタンの包括的なポートフォリオもご用意しています。イソシアネートなどの低PCF製品[8]の中には、カーボンフットプリントがゼロに近いものもあり、プラスチックによるサステナビリティの未来がすぐそばにあることを改めて証明しています。

詳細については、 https://plastics-rubber.basf.com/global/en/performance_polymers/sustainability.html
(英語)をご覧ください。


[1] スコープ1は、直接的なCO2排出量を示しています。これは、BASFの拠点にある排出源から排出されるもので、例えば、自社の生産工場や、電力や蒸気を生成するための工場が含まれます。スコープ2は、当社が製造のために購入するエネルギーを生成する際に、当社のサプライヤーから排出される間接的なCO2排出量に関するものです。
[2] スコープ3.1の排出量は、当社がサプライヤーから購入する商品やサービスに関連するものです。
[3] https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/asia-pacific/2024/04/chinaplas-2024-basf-china-and-autoliv-china-cooperate-on--jp
[4] https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/global/2024/08/------BASF----------------
[5] https://www.basf.com/us/en/media/news-releases/2022/03/basf-s-ultramid-b3eg6-ccycled-material-featured-in-the-new-steel
[6] https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/global/2022/10/p-22-370
[7] https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/global/2024/06/p-24-212
[8] https://plastics-rubber.basf.com/global/en/performance_polymers/sustainability/product_carbon_footprint/Initial_Low_Product_Carbon_Footprint_Portfolio

※この資料はBASF本社(ドイツ)が2024年8月29日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。


■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2023年の BASFの売上高は689億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com/global/en
をご覧ください。

■BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部について
BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、プラスチックに求められる持続可能性への変革の最前線にいます。BASFの製品は、トランスポーテーション、消費財、インダストリアルアプリケーション、建築・建設という4つの主要産業分野にイノベーションをもたらすため、世界中のお客様と共同で開発をすすめています。私たちの研究開発は、プラスチックに関するすべての工程(プラスチックジャーニー)であるMAKE(製造)、USE(使用)、RECYCLE(リサイクル)に焦点を当てています。製造段階では、製品の設計から原材料の選択、製造工程に至るまで、プラスチックの製造方法を改善します。使用段階では、軽量性、堅牢性、耐熱性といったプラスチックの強みを強化します。製品のライフサイクルの終段には、循環型経済を実現するためにどのようにプラスチックジャーニーを終了させるかを検討する「リサイクル」段階があります。2023年、パフォーマンスマテリアルズ部門の世界売上高は72億ユーロを達成しました。詳しい情報は、https://www.performance-materials.basf.com
をご覧ください。



本件に関するお問合わせ先
BASFジャパン株式会社
広報事務局 (カーツメディアワークス内)
TEL:03-6427-1627
basf@kartz.co.jp

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