プレスリリース
マースは2015年以降、バリューチェーン全体で温室効果ガス(GHG)排出量の絶対値を16%削減し、事業成長と炭素排出量を切り離して事業展開を実施
本件は2024年7月24日(米国東部標準時)にマース インコーポレイテッドが発表したプレスリリースの参考翻訳です。英文の原文と翻訳内容に齟齬がある場合には原文が優先します。
●マースの2023年度Sustainable in a Generation(次世代に向けた持続可能な環境整備プログラム)の報告書によると、2015年の基準値に対して温室効果ガス(GHG)排出量は過去最高の8%削減を達成し、バリューチェーン全体で温室効果ガス(GHG)排出量を16%削減。なお、マースの事業は同期間に60%以上成長し、年間売上高は500億ドルを超過
●温室効果ガス(GHG)削減量の絶対値570万トンは、マースのSCOPE1、2、3のバリューチェーン全体をカバーしており、マースは2030年末までにバリューチェーンの温室効果ガス(GHG)50%削減を達成予定
●マースの温室効果ガス(GHG)フットプリントのおよそ60%が農産物によるものであることから、マースは、2030年までに全世界で100万エーカー以上の再生可能農業を実現し、人のためのスナックからペットのための食事まで、マース製品の原材料を調達する取り組みを通じて、気候変動に対応した農業の拡大にさらなる投資を実施
●マースの最高経営責任者(CEO)、ポール・バイハラウッホは、この進展は二酸化炭素排出量を削減しながら堅実な成長を実現するというマースの戦略の結果であるとコメント
((2024年7月24日(米国東部標準時)米国バージニア州マクリーン発)マース インコーポレイテッドは本日、2023年版「Sustainable in a Generation(次世代に向けた持続可能な環境整備プログラム)」の報告書を発表し、2050年までにネットゼロを達成するという目標に向けて顕著な前進があったことを発表しました。2015年の基準値に対して、マースのバリューチェーンにおける温室効果ガス(GHG)排出量は16%削減され(570万トン:130万台以上のガソリン自動車が1年間に排出する温室効果ガス(GHG)排出量に相当(*1))、同時期に事業は60%以上成長し、年間売上高は500億ドルを超えました。
なお、マースは2023年に「マース ネットゼロ ロードマップ」を発表した際、3年間で10億ドル以上を投資し、ネットゼロを達成するまで必要に応じて資金を投入し続けることを表明しています。
マース インコーポレイテッドCEO ポール・バイハラウッホは、次のように述べています。
「昨年、私たちは『ネットゼロ ロードマップ』を発表し、二酸化炭素排出量の削減を加速させることを約束しましたが、今年の結果によって、二酸化炭素排出量を削減しながら成長を続けるという事業戦略を実現することができました。まだ道のりは長いですが、私たちはサイエンスに従いながら、責任あるビジネスがいかにうまくいき、かつ良いこともできるかを示し続けていきます」
「マースのバリューチェーンでは、温室効果ガス(GHG)排出量の約60%は農業原材料によるものであり、マースは脱炭素化を推進するため、新たな気候変動対応型農業の取り組みを拡大しています。これらのイニシアチブは、土壌の健全性と農場の回復力を向上させることを目的としており、同時に、再生可能農業の導入を加速するために、農家に対して重要な財政支援とトレーニングを提供しています」
*1 US EPA GHG Equivalencies Calculator, https://www.epa.gov/energy/greenhouse-gas-equivalencies-calculator
マース インコーポレイテッド チーフ・プロキュアメント・アンド・サステナビリティ・オフィサー バリー・パーキンは、次のように述べています。
「マースの最新の二酸化炭素排出量削減目標では、2030年までに50%の削減を達成する予定であることを示しています。この進捗を誇りに思う一方で、まだまだやるべきことがあることも承知しており、今後も進捗を拡大していきたいと考えています。気候変動に対応した農業、リジェネラティブな農業(環境再生型農業)への移行を支援するため、農家とのプログラムを強化することが非常に重要です」
マースは、気候変動に対応した農業を拡大するため、以下のような最新の投資を行っています。
●マースのペットフードブランド「ペディグリー(R)」や「アイムス(TM)」のために、米国4州とポーランドで1,900の農家を支援する生産者中心のプログラムをパートナーと共に立ち上げ、120万エーカー以上の農地でトウモロコシ、大豆、小麦などの作物を中心に気候変動に対応した農法を導入
●マースのブランドであるロイヤルカナン(R)とソイルキャピタル(Soil Capital)のパートナーシップを拡大し、マースはフランスとベルギーの250近い農家に資金援助を行う予定であり、現在までに30万ヘクタールの農地を支援
●メキシコとブラジルで、CIMMYT(メキシコ)およびProducing Right(ブラジル)と共同で、次世代土壌プログラムの支援を継続。このプログラムを通じて、すでに100人のトウモロコシ生産者に、生産性を向上させ、資源利用を最適化し、水不足や作物収量の低下といった気候変動の影響に対応するためのツールと知識を提供している。このプログラムはまた、土壌の健全性を保護し、資源の利用を最適化し、穀物生産における良好な生産性を促進するために、新たなリジェネラティブな農業(環境再生型農業)の実践を奨励
●最近発表された持続可能な酪農計画「Moo'ving Dairy Forward」は、パートナーであるフォンテラ社、Land O’Lakes社、Interfood社、フリースランド・カンピーナ社と共に、酪農の二酸化炭素排出量を削減するため、酪農調達における気候変動を優先した新しいアプローチの一環として、3年間で4,700万ドルの投資をコミット
「Sustainable in a Generation(次世代に向けた持続可能な環境整備プログラム)」報告書
2023年版「Sustainable in a Generation(次世代に向けた持続可能な環境整備プログラム)」報告書(https://www.mars.com/sustainability-plan/sustainability-report-progress
英語)(https://x.gd/Xu5dP
日本語抜粋版)では、マースがどのように気候変動対策を進めているか、2017年以降マースがサプライヤー・アドバンスとサプライヤー・オリジン・プログラムを通じてどのように約75万人を雇用したか、あるいはマース・フードアンドニュートリションが2023年にどのように31億食の健康的な食事を提供したかについて詳しくご紹介しています。
「Sustainable in a Generation(次世代に向けた持続可能な環境整備プログラム)」報告書の記述や情報についての重要な開示については、「About This Report」の箇所をご覧ください。
マース インコーポレイテッドについて
マース・インコーポレーテッドは、「私たちが望む明日の世界の実現は今日の私たちのビジネスへの取り組みから始まる(The world we want tomorrow starts with how we do business today)という使命(Purpose)のもと、事業を展開しています。500億ドル以上の規模を誇る家族経営企業として、多様かつ拡大するペットケア製品と獣医療サービスのリーディングポートフォリオは世界中のペットをサポートし、高品質なスナック菓子や食品は毎日何百万人もの人々を楽しませています。ロイヤルカナン(R)、ペディグリー(R)、カルカン(R)/WHISKAS(R)、シーザー(R)、DOVE(R)、EXTRA(TM)、M&M'S(R)、スニッカーズ(R)、BEN'S ORIGINAL(TM)など、世界で最も愛されているブランドを生み出しています。BANFIELD(TM)、BLUEPEARL(TM)、VCA(TM)、ANICURA(TM)を含む国際的な動物病院ネットワークは、予防、一般、専門、緊急獣医療に及び、グローバルな動物用診断薬事業ANTECH™は、ペットの診断において画期的な能力を提供しています。マースの五原則(品質、責任、互恵、効率、自由)は、15万人のアソシエイトをインスパイアし、人々、ペット、地球にとってより良い世界を創造するために日々行動しています。
マースについてのより詳細な情報は、こちらのサイトをご覧ください。https://www.mars.com/
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関連リンク
2023年版「Sustainable in a Generation(次世代に向けた持続可能な環境整備プログラム)」報告書
https://www.mars.com/sustainability-plan/sustainability-report-progress