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三井デザインテック株式会社

ミラノデザインウィークから読み解く今年のデザイントレンド「Design Trend Report 2024」を発表

(Digital PR Platform) 2024年06月27日(木)14時00分配信 Digital PR Platform

〜″Evolution of Materials & Inspired by Design Heritage“〜
〜“新時代のウェルビーイング”や“サステナブルと最新テクノロジーの融合”に注目が集まる〜

三井デザインテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:村元 祐介)は、2024 年 4 月16 日から 21 日に開催されたミラノデザインウィークの分析と家具や空間デザインの最新トレンドをまとめた「Design Trend Report 2024」を発表しました。

三井デザインテックは 10 年以上ミラノデザインウィークを定点観測しており、国内外のデザインコンペティションで審査員を務める当社 フェロー 見月 伸一によるトレンド分析をデザイントレンドレポートとして定期的に発表しています。

【Design Trend Report 2024】

2024年の新しいライフスタイルの潮流とデザインへの影響


パンデミックを経験した新時代における、これからのスタンダードな心地よさへの模索が始まり、ウェルビーイングがデザインの重要な要素になってきている。
テクノロジーとの融合によりサステナブルなデザインアプローチが進化してきている。
アナログ時代の情緒的で遊び心ある表現に関心が高まっている。



【デザインを構成する3要素(COLOR、MATERIAL、STYLE)に見る2024年の最新トレンド】
<COLOR TREND>
インテリアスタイルの多様化が進み、大きく3つの傾向に分かれてきています。
・リラックスした雰囲気や自然との共生を意識したオーガニックなカラー。
・クラシカルでオーセンティックなスタイルへの回帰傾向から、バーガンディやシャドーネイビーなどの深みのあるカラーの出現。
・70年代から80年代を想起させるオレンジ・イエロー・グリーンなどの楽しくポジティブなカラー群。


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/567/90644/600_234_20240627101947667cbe33c70e2.png




<MATERIAL TREND>
情緒的なデザインへの嗜好が強まり、レトロな柄の木材や石材、ツヤ感のある仕上げなどが素材感のトレンドとなってきています。サステナブルなデザインへの取り組みが重要性を増したことで、端材や廃材とテクノロジーを掛け合わせた新素材や製法の開発が増加してきています。また、サステナブルとレトロの両視点から、メタル系素材の存在感が際立っています。


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/567/90644/600_198_20240627102342667cbf1e6a98e.png



<STYLE TREND>
多様性を重視する時代の変化に合わせて、インテリアデザインも多様なスタイルが共存する時代となってきました。コンサバティブでオーセンティックな正統派をイメージさせるスタイルと、70-80年代を想起させる有機的なフォルムやレトロな素材感とカラーで構成される遊び心のある空間スタイルが今年を代表するスタイリングになっています。



[画像3]https://digitalpr.jp/simg/567/90644/600_180_20240627102433667cbf512eb86.png




【トレンド分析から見える新しいデザインの潮流】
パンデミックを経験し、私たちの生活はエシカルな意識の高まりや根源的な幸福の追求など、経済中心の価値観から人中心の価値観へ大きく舵を切りました。

こうした価値観の変化を背景に、人々の生活の中でウェルビーイングを実現することが求められるようになり、インテリアデザインにおいても自然との融合やリラックス、そして多様性が大きなキーワードとして引き続き注目を集めています。

そのような中、今年は、“アナログ時代のエモーショナルなデザイン”にも注目が集まってきました。デザインの表現においては、ヘリテージなスタイルの要素としての“レトロなマテリアル”や、サステナブルな文脈の中でテクノロジーを駆使した“進化するマテリアル”など、素材の重要性が増してきています。

コミュニケーションのあり方が大きく変化し、ライフスタイルが多様化してきた現代において、空間や家具のデザインは単なる美しさの追求ではなく、今までにない新たな暮らしのスタイルへの提案が増えてきています。

新時代のスタンダードとなる心地よさの創造がインテリアデザインにおいてテーマとなってきています。
これらを踏まえた2024年のインテリアトレンドにおけるキーワードは、

“Evolution of Materials & Inspired by Design Heritage”
〜ウェルビーイングに繋がるエモーショナルなデザインアプローチ〜

です。
三井デザインテック株式会社はデザイン業界のリーディングカンパニーとして、今後もデザイントレンドリサーチなど幅広く活動してまいりますので、どうぞご注目ください。

◆「ミラノデザインウィーク」とは
毎年4月、イタリア・ミラノを舞台に開催される国際的な家具のデザインイベント。日本では、通称ミラノサローネという。ミラノ市郊外のフィエラと呼ばれる巨大な会場での今年で 62 回目を迎える家具見本市と、市内の各ブランドのショップなどを会場にしたフォーリサローネと呼ばれるイベントがあります。

◆三井デザインテック株式会社とは
三井デザインテックは、オフィス・ホテル・商業施設・医療施設等の内装企画・デザイン・設計・施工等のスペースデザイン事業と、マンションや戸建住宅のリフォーム・インテリアコーディネート・商品販売、マンション共用部改修まで、住まいに関わる多彩なライフスタイル事業を展開。多様化・ボーダレス化する暮らしや働き方のニーズに対し、住宅・オフィス・ホテルなどさまざまな領域をクロスオーバーした空間づくりで培った「デザイン力」を基軸に、お客様に「心地よい、満足できる空間」を提供しております。最新情報はオフィシャルサイトをご覧ください。
https://www.mitsui-designtec.co.jp

【Design Trend Report 2024 監修者】


[画像4]https://digitalpr.jp/simg/567/90644/200_259_20240627102832667cc040ee825.jpg

■見月 伸一 プロフィール
三井デザインテック株式会社 フェロー

インテリアに関わるデザインディレクションを統括。空間を取り巻く様々なジャンルを幅広く手掛ける一方で、ミラノデザインウィーク等の海外のデザインイベントにも精力的に足を運び、独自の目線のトレンド分析は業界でも定評がある。2016年3月よりマレーシア国際家具見本市(MIFF)にてデザインコンペ審査員を務めており、同年11月にロンドンで開催されたホテルデザインイベント「Sleep」では、未来のホテルを提案する国際コンペティションにてアジアの企業として初めて審査員特別賞を受賞している。コラムや書籍に執筆多数。

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