プレスリリース
チームパフォーマンス向上を支援するワークアシストツール TONOME(トノミー)の企業向けサービス(ベータ版)を提供開始
〜複雑化するマネジメント業務の新たな働き方をサポート〜
株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、社内起業家とスタートアップを支援するリコーの事業共創プログラム「TRIBUS(トライバス)」で採択されたプロジェクトTONOME(トノミー)において、複雑化するチーム運営を効率化し、創造的な活動への時間の創出を支援するワークアシストツールの企業向けサービス(ベータ版)の提供を開始します。
人口減少に伴う労働者数の減少に加えて、出社・リモートワークの組み合わせ方など働き方が多様化する中、管理職の業務はより一層複雑になってきています。*1その結果、管理職はメンバーの進捗状況の把握や自身のプレイング業務に追われ、本来管理職として重要な育成や戦略策定・実行、業務改善などの創造的な活動に取り組むことができていません。*2
*1:リクルートマネジメント・ソリューションズ:調査レポート「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2023年」
https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000001191/?theme=manager,hrdepartment
*2:パーソル総合研究所:調査レポート「中間管理職の就業負担に関する定量調査」
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/middle-management.pdf
新しいWebサービスであるTONOMEは、チームの目標からタスク管理、スケジュールまでを一気通貫でサポートし、それらの情報を一緒に働く仲間にオープン化することでチーム運営を容易にし、コラボレーション機会の創出と建設的な対話を促進します。管理職はメンバーの業務把握から解放され、業務効率化を図りながら、創造的な活動への時間を新たに創出し、業務目標の達成に向けた組織力の向上に寄与します。
TONOMEを活用することは、利用するメンバー自身の時間意識と内省の機会が増加することによるセルフ・コントロールの向上にもつながります。組織の業務目標達成においては、いかに生産性を向上させ、メンバー一人一人が創造性を発揮するかにかかっていると言われています。*3TONOMEは、複雑化するマネジメント業務の効率化のみでなく、メンバー一人ひとりが主体的に活動することを支援し、チームのパフォーマンスの向上を目指します。
*3:Harvard Business Review:調査レポート「THE IMPORTANCE OF CREATIVITY IN BUSINESS」
https://online.hbs.edu/blog/post/importance-of-creativity-in-business
TONOMEでは、ツールの提供に留まらず、蓄積されたデータをもとに、AI/RPAの活用による効率化が可能な業務の特定を支援し、業務改善に向けたコンサルティングやマネジメント業務のコンサルティングも実施しています。
リコーは、デジタルサービスの会社としてお客様の生産性向上や業務効率化を実現し、その先にある創造性の発揮を支援することで、お客様のはたらく歓びを実現する新たな価値創造に取り組んでまいります。
<申込について>
5月31日に企業向けベータ版を公開すると同時に、条件に適用する企業向けに無償プログラムを用意いたします。ご希望の方は問い合わせ先までご連絡ください。
*条件は別途問い合わせください。枠に限りがあります
お客様問い合わせ先:TRIBUS 問い合わせフォーム
URL:https://webform.ricoh.com/form/pub/e00126/contact01
<機能概要>
・目標管理
組織の目標をツリー構造で表現し、管理可能。登録された目標に紐づく形で日々のタスクを入力・管理していく運用になるため、日々の業務が組織目標とどう関係しているのかを常に確認し、分析することが可能です。
・オートスケジューリング
日々のタスクを入力することで、納期/優先順位/カレンダーの状態(予定のつまり具合等)から、最適なスケジューリングを計算し、カレンダーに予定としてタスク作業予定を自動登録します。作業予定がオープンになることで、状況把握にかかる時間が短縮され、具体的な未来に向けた対話が促進されます。
・振り返り機能
前日の作業予定に対して、取り組めたか・進捗が予定通りかを最短2クリックで登録できます。登録された情報をもとに、スケジューリングが再構成されるため、常に最新の状態を確認できます。
・業務可視化(個人・チーム)
個人やチームの状態がひと目でわかります。予定のつまり具合や、活動計画がデータとして俯瞰して把握できることで、日常のマネジメントにかかる負荷を低減します。
・分析ビュー(個人・チーム) *予定
指定された一定期間のログを用いて、個人やチームの傾向値の分析レポートが出力されます。当初目標に対して、計画通りのリソース(時間)を投下できているのか、進捗が適切か等を客観的なデータをもとに把握することができるため、目標の柔軟な再設計や戦略の立案が容易になります。
関連情報
TONOME
https://www.lp.tonome.ricoh.com/
TRIBUS
https://accelerator.ricoh/