プレスリリース
摂南大学(学長:久保康之)は5月25日、植物への関心を深めてもらうイベントとして、薬学部の「春の薬草見学会」と、農学部先端アグリ研究所が主催(薬学部共催)する「市民公開講座 −世界植物探検記−(第54回摂大農学セミナー)」 を開催します 。
【本件のポイント】
● 植物への関心を深めるため、薬草見学会と植物をテーマにした市民公開講座を開催
● 薬草見学会では薬草の専門家である薬学部教員によるミニセミナーも実施
● 市民公開講座では、NHK連続テレビ小説「らんまん」の植物監修を務めた田中伸幸氏ら世界の植物多様性解明に挑む3人の植物分類学者が研究を紹介
摂南大学の薬用植物園(www.setsunan.ac.jp/~p-yakuso/)は、薬学部生や教職員の教育・実習・研究を目的に設置された本学薬学部の附属施設です。緑豊かな枚方キャンパスを内包するように設計された園内では、国内外の薬草・薬樹約300種を植栽・展示しています。通常は本学学生と教職員以外の立ち入りを制限していますが、春と秋の薬草見学会に限り、一般の方々にも公開しています。
午前の薬草見学会では、薬学部生の案内のもと薬草園と温室、果樹・薬樹園を約1時間散策します。樹液が固まるとゴム性樹脂になり防腐効果もあることからエジプトではミイラ作りにも使われたというニュウコウジュ、ハーブティーでおなじみの南アフリカ原産ルイボスなど、珍しい植物を見ることができます。見学終了後は、本学薬学部の伊藤優講師によるミニセミナー「『身近な薬用植物ものしり帖』に物申す!」の聴講や学生お手製のハーブティーの試飲をお楽しみいただけます。
また、午後の市民公開講座では、NHK連続テレビ小説「らんまん」の植物監修を務めた田中伸幸氏ら3人の植物分類学者に、小笠原諸島や東南アジアを舞台にしたフィールドワークについてお話しいただきます。終日たっぷりと植物の魅力を満喫できるイベントとなっています。ぜひ、ご参加ください。
以下、いずれも2024年5月25日(土)開催
【春の薬草見学会】
1.時 間:10:30〜12:30(受付10:00〜)
2.場 所:摂南大学薬学部 附属薬用植物園(大阪府枚方市長尾峠町45−1)
3.申込方法:以下のフォームまたはQRコードからお申し込みください。
https://forms.office.com/r/PcFqPestAT
4.そ の 他:参加費無料。事前申込制・先着順、定員60人。小雨決行。
※詳細は添付の資料をご覧ください
【市民公開講座 −世界植物探検記−(第54回摂大農学セミナー)】
1.時 間:13:30〜16:30(受付13:00〜)
2.場 所:摂南大学8号館2階8210教室(大阪府枚方市長尾峠町45−1)
※オンラインでライブ配信も実施します
3.講 師:国立科学博物館 植物研究部 田中伸幸氏
「アジア最後のフロンティアに挑む 〜ミャンマー連邦探検記〜」
京都大学 大学院理学研究科 准教授 山浩司氏
「絶海の孤島に挑む 〜小笠原硫黄島探検記〜」
大阪公立大学 大学院理学研究科 准教授 厚井聡氏
「極限環境に挑む 〜熱帯の激流環境探検記〜」
4.申込方法:以下のフォームまたはQRコードからお申し込みください。
https://forms.office.com/r/EyqUr8r0Bf
5.そ の 他:参加費無料。事前申込制。
※詳細は添付の資料をご覧ください
摂南大学薬学部 伊藤講師が『身近な薬用植物ものしり帖』を出版
薬学部の伊藤講師は昨年末、薬用植物の魅力を広く知ってもらいたいと、『身近な薬用植物ものしり帖』を出版しました。道端や野山で見かけたり、日常的に食卓にも上っていたりする薬用植物100種類を取り上げ、薬効や成分、利用方法の他、どのような場所にどのように生えているのか、観察する時に着目するポイントなどを解説しています。
例えばドクダミの生薬名「ジュウヤク」は、利尿や抗菌作用など10の薬効があることにちなんでいることや、強烈な香りは乾燥すると消えることからお茶にすると飲みやすいこと、花びらに見える白い部分は花ではなく特殊な葉である、などと紹介しています。植物の豆知識が増える読み物としても、外出時に持ち歩いてガイド本としても楽しむことができます。薬草見学会終了後のミニセミナーでは、伊藤講師が、見学会参加者からの感想を交えながら、著書の作成秘話などをお話します。
書 名:『身近な薬用植物ものしり帖』
著 者:伊藤 優
出版社:ベレ出版
判 型:四六判 並製
頁 数:224ページ
価 格:2,200円(税込み)
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人常翔学園 広報室
石村、上田
住所:大阪市旭区大宮5丁目16番1号
TEL:06-6954-4026
メール:Koho@josho.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/