プレスリリース
ー 筑波大学との共同研究で確認 ー
公益社団法 本アロマ環境協会(略称:AEAJ、東京都渋区)は、筑波学体育系の上勝義教授との共同研究を行い、60代において精油の使用頻度が高いほど脳年齢が若く、意欲・活動的であるという結果を確認しました。
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本研究ては、日常生活における精油使用頻度と認知機能との関連を明らかにすることを目的に、10代から80代の男女を対象にアンケート調査と認知機能検査を実施しました。
その結果、60代において精油を高頻度に使用している人は使用していない人と比較して有意に脳年齢か若く、意欲・活動的てあることか示唆されました。
【研究概要】
<対象>10代から80代までの男女(1,161名)
<測定項目>
@インターネットのアンケート調査
精油の使用頻度、基本属性、健康状態、直近1週間の心身の状態 等
A認知機能検査「のう KNOW®」 https://nouknow.jp/
記憶、視覚学習、反応速度、注意 等
<評価項目>
@精油使用頻度
「とても頻繁に使っている」を10点、「全く使ってない」を1点とし、使用頻度を確認した。
4点以下を非使用者、5点以上を精油使用者とした。
また精油使用者のうちさらに5点から9点を低頻度群、10点を高頻度群、非使用者を非使用群とした。
■精油使用群(高頻度群ならひに低頻度群) :602名
■非使用群 (精油の使用状況4点以下) :559名
A脳年齢
エーサイ株式会社製の脳の健康度をセルフチェックてきるツールてある「のう KNOW®」を評価指標に用いた。参加者はタフレット等てこの「のうKNOW®」 のツールを使用し、脳の反応速度、注意力、視覚学習力、記憶力に関する簡単設問に応え、それらの結果から換算された脳年齢を解析テータとして用いた。
【研究結果】
60代における精油使用群・非使用群の脳年齢
*有意差あり
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60代における精油の使用頻度による生活習慣の違いー意欲・活動的ー※
*有意差あり
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出典:アロマテラヒー学雑誌Vol. 25、 No.1 2024 研究ノート「日常の精油使用頻度と認知機能の関係」
※直近1週間の心身の状態について「いつも意欲的て、活動的に過こした」から「全く意欲的て、活動的に過こせない」の6段階て尋ねた
【まとめ】
国内て急速に進んている高齢化。2025年には認知症患者は700万人*に達すると推定されている中、今回の研究において日常生活て精油を高頻度に使用することて脳年齢を若く保てる可能性か示唆されました。
近年、嗅覚と脳機能や認知機能の関係について注目する動きも進んており、嗅覚 トレーニンクか医療現場ても役立ち始めています。
AEAJては、「認知症予防におけるアロマの有用性」について明らかにすべく、引き続き研究を続けてまいります。
*「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」より
https://www.mhlw.go.jp/content/001061139.pdf
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■水上 勝義 教授
筑波大学体育系教授、医学博士
筑波大学医学専門学群卒。
都立松沢病院精神科医師などを経て2012年筑波大学大学院人間総合科学研究科教授に就任。
本件に関するお問合わせ先
アロマテラピーについての研究、アロマ関連情報をお探しの際はお気軽にAEAJにご連絡ください。
公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)
広報担当E-mail: aeaj-pr@aromakankyo.or.jp
関連リンク
アロマの研究・調査
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/study/
アロマテラピー学雑誌
https://www.aromakankyo.or.jp/aeaj/publication/magazine/