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環境性能を重視し、トラクション性能と耐摩耗性能を高い次元で両立 小型EVトラック専用リブタイヤ「NANOENERGY(ナノエナジー) M151 EV」を発売

(Digital PR Platform) 2024年04月24日(水)14時59分配信 Digital PR Platform

TOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市、社長:清水隆史)は、小型EVトラック専用リブタイヤ「NANOENERGY M151 EV(ナノエナジー エム イチゴイチ イーブイ)」を本年6月1日(土)より、国内市場で順次発売しますのでお知らせいたします。(発売サイズは1サイズ、価格はオープン価格)





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日本国内のCO2排出量のうち、部門別では運輸部門が全体の約2割*1を占めており、物流業界ではモーダルシフトなど脱炭素化に向けた取り組みが本格化しています。輸送車両のEV化も進んできており、商用車メーカー各社においてもEVトラックのラインアップが強化され始めました。また、大手の荷主や運送会社に対し「非化石」への転換*2が義務づけられたことから、EVトラックは今後さらに需要の増加*3が見込まれます。
*1:経済産業省 グリーン成長戦略「主な今後の取り組み」より(https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/ggs/05_jidosha.html

*2:経済産業省 ニュースリリース「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律の施行のための省令・告示が本日公布」より(https://www.meti.go.jp/press/2022/03/20230331014/20230331014.html

*3:全日本トラック協会「トラック運送業界の環境ビジョン2030」より(https://jta.or.jp/member/kankyo/vision2030sub1.html


EVでは1回の充電で可能な航続距離が重視され、タイヤにおいてはこれに貢献する低燃費性能、EV向けタイヤではいわゆる「低電費」性能が求められます。特にEVトラックにおいては、バッテリー搭載によって車両の荷重が増大するほか、パワフルな駆動力によって加速性能が向上し、タイヤに対する負荷が高くなります。また、回生ブレーキ*4が強くなり、フットブレーキの操作がほぼ不要となるなどの操縦性の変化も与件として組み入れたEVトラック専用のタイヤ性能が求められます。
*4:通常時、モーターで電源入力を変換し駆動回転力を出力しているのに対し、軸回転を電源入力として動作させ、運動エネルギーを電気エネルギーに変換、回収または消費することで制動利用する電気ブレーキの一手法。

新商品「NANOENERGY M151 EV」において、当社トラック・バス用タイヤでは初めて、EV専用非対称パターンを採用したほか、耐摩耗NCPコンパウンドにより、トラクション性能と耐摩耗性能を高次元で両立させ、さらにEVにおける低電費性能を追求しました。本新商品により、当社は今後、活用拡大が見込まれる小型EVトラックの社会的な貢献を足回りから支えてまいります。また、引き続き、専門的に知見を蓄積し、お客様の課題解決や社会の要請に応えるトラック・バス用タイヤの開発と普及に注力してまいります。

□サイズ展開 215/70R17.5 123/121J (1サイズ)




《ご参考》

■トレッドパターン設計
小口配送ではSTOP & GOの頻度が高くなります。また、EV特有の高トルクによる早期摩耗を抑制する必要があります。NANOENERGY M151 EVでは、リブ(縦溝)パターンによって耐摩耗性能を高めました。さらに、ウェット路面でも加速できるようブロックパターンを配置して横溝を増やすことで、しっかり地面を捉えるトラクション性能を発揮します。



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■配合設計
当社独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を活用しています。さらに、独自のプロセス技術によりゴムコンパウンドのエネルギーロスを低減できるポリマー「Nano Composite Polymer(ナノ・コンポジット・ポリマー)※1」に最適なコンパウンドを設計し、転がり抵抗低減に加え、耐摩耗性能を当社現行展開商品(低メンテナンスリブタイヤM125ZB)比で21%※2向上させました。また、ビードワイヤーには環境に配慮し、再生素材を採用しています。


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※1:「Nano Composite Polymer」は、当社が2018年3月に確立した、Nano Balance Technologyにおける「ナノ加工」の進化技術(コンパウンド作製前に固形ゴム中のフィラー構造を最適化する当社独自の技術)によって生み出されたポリマー。フィラーの凝集塊が飛躍的に低減し、均一かつ高度に分散された理想的なフィラー状態を確保した。この結果、従来に比べてエネルギーロスを抑制できるゴム配合技術に成功している。
※2:当社調べ

■空力シミュレーション
タイヤや車両が走行中に受ける空気抵抗をあらかじめ予測して商品設計に最適化して生かす当社独自の「空力シミュレーション」を今回初めて、トラック・バスタイヤ設計において採用しました。サイドウォールには新デザインのサイドプロテクターを配し、耐外傷性能を補完しています。また、視認性を高めたブランドロゴには凹文字を使用しました。

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■主な性能評価結果
摩耗ライフ 21%向上



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転がり抵抗 2%低減

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「NANOENERGY M151 EV」についての詳しい商品情報はこちらをご覧ください。
https://www.toyotires.jp/product/ltb/nem151ev/

以 上


本件に関するお問合わせ先
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
 〒664-0847 兵庫県伊丹市藤ノ木2-2-13
  TEL: 072-789-9110
  FAX: 072-773-3272
  URL:
https://www.toyotires.co.jp/

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