プレスリリース
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©Airbus Helicopters
川崎重工は、静岡市からBK117ヘリコプターシリーズの最新型「H145//BK117 D-3」(以下、D-3)を1機受注しました。今回受注したD-3は2026年3月に納入、消防・防災用ヘリコプターとして運用される予定です。今回のD-3は消防・防災用途として全国で4機目の受注となり、当社のD-3の受注実績としては27機目です。
BK117シリーズはストレッチャーなどの搬出入が容易な後部の観音開きカーゴドアや、フルフラットフロアを備えた無駄のないキャビンスペース、高高度における高いホバリング(空中停止)能力を有しています。これにより静岡市の特徴の一つである高山岳地帯での救助活動においても、スムーズな救急搬送を実現します。
さらにD-3では、最新のアビオニクス(電子機器)搭載による安全性能の向上およびパイロットの負荷低減などBK117シリーズの特長を継承しつつ、最新式のメインローター・システム(5枚ブレード・メインローター)などにより、以下のとおり性能を向上させています。
1.有効搭載重量を約150kg増加:最大全備重量※を約100kg増加したほか、機体重量を約50kg軽減したことにより、D-2に比べ有効搭載重量が約150kg増加。
2.整備期間を約50%短縮:点検項目の削減および整備が容易な構造の最新式メインローター・システムの採用により整備期間を短縮。
BK117ヘリコプターは、欧州のエアバス・ヘリコプターズ社と国際共同開発した中型双発機で、消防・防災用途の他、救急医療、警察、報道、人員輸送、物資輸送などで活躍しています。1983年の初号機納入以来、機体の改良を重ね優れた技術力と高い信頼性により当社納入分(発表日現在)で196機、エアバス社納入分を合わせると全世界で1,900機以上の納入を誇るベストセラー機です。
当社は今後も、BK117ヘリコプターの性能向上および各種用途に合せた装備品を開発するとともに、これまでの納入実績に裏付けられた高い信頼性や、開発・製造・販売・アフターサービスまで全て当社で行えるきめ細やかなサポート体制を活かし、国内外問わず積極的な営業活動を展開し、快適で安全な空の移動に貢献していきます。
【H145//BK117 D-3型ヘリコプター主要諸元】
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※燃料・乗員・乗客など規定された搭載物を全部搭載したときの総重量。
以上
関連リンク
https://answers.khi.co.jp/ja/mobility/20201031j-02/