プレスリリース
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パフォーマンス、航続距離、充電、ドライビングダイナミクス、デザインの基準を設定
Audi CEOデルナー:「新しいPPEプラットフォームをベースに開発されたAudi Q6 e-tronは、プレミアムなeモビリティのテクノロジーを飛躍的に進化させた」
アウディのデジタル体験を新たなレベルへと引き上げるモデル
*本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
*本資料に記載の装備、諸元データは、いずれもドイツで販売予定のもので、日本仕様とは異なります。
(ドイツ本国発表資料)2024年3月18日、インゴルシュタット:Audi Q6 e-tronは、プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)をベースにした最初の市販モデルで、プレミアムなeモビリティのプロバイダーになるという、アウディの変革における次のステップを示すモデルです。この電動SUVは、アウディのスローガンVorsprung durch Technik(技術による先進)を体現しています。また、優れた走行性能と充電性能だけでなく、高い効率と長い航続距離も特徴としています。Audi Q6 e-tronは、典型的なアウディのSUVスタイルを、さらに洗練されたe-tronのデザイン言語と組み合わせています。インテリアの新しいデザイン哲学と、このニューモデルと共に新たに登場した先進的なテクノロジーは、eモビリティの新たな扉を開き、Vorsprung durch Technikを具体的な体験として、日々の走行でユーザーに提供します。Audi Q6 e-tronシリーズは、インゴルシュタット工場で生産される、初めての電気自動車です。Audi Q6 e-tron quattroおよびSQ6 e-tronは、2024年3月から受注を開始し、お客様への納車は2024年夏を予定しています。
ポルシェと共同開発したPPEとE31.2電子アーキテクチャーは、アウディが世界的な電動モデルを拡大するにあたって、重要な節目となるテクノロジーです。このテクノロジーをベースにして、モデルポートフォリオの包括的な強化と活性化が始まります。Audi Q6 e-tronは、2027年までにコアとなるセグメントすべてに電気自動車を導入するという、アウディの約束を裏付けるものです。AUDI AG取締役会会長 ゲルノート デルナー(Gernot Döllner)は、インゴルシュタット本社工場で行われたワールドプレミアで、次のように述べています。「新しいPPEプラットフォームをベースに開発されたAudi Q6 e-tronは、プレミアムなeモビリティにおけるテクノロジーを飛躍的に進化させたモデルです。PPEは、フォルクスワーゲン グループ内で、いかに専門的な知識を結集し、eモビリティのスケールメリットを拡げていくかということを示しています。PPEにより、さまざまなセグメントで高い技術基準を備えた市販モデルを発売することができるようになり、その結果、アウディのポートフォリオの電動化がさらに進めることができます」。
PPEの高い柔軟性により、共通の技術基盤を使用しながら、今後各モデルに独自の個性と典型的なアウディのDNAを組み込むことができます。
Audi Q6 e-tronは、eパフォーマンス、航続距離、充電の面で新たなベンチマークを打ち立てます。このモデルは、典型的なアウディのSUVスタイルを、さらに洗練されたe-tronのデザイン言語と、日常走行における優れた使い勝手と組み合わせています。新しいE31.2電子アーキテクチャーにより、Audi Q6 e-tronモデルシリーズは、アウディのモデルポートフォリオにおいて、最先端のテクノロジーを搭載しています。
印象的な一充電走行距離と充電性能
パワフル、コンパクト、高効率な電気モーターに加え、12のモジュールと180のプリズムセルから構成され、総容量100kWh(正味容量 94.9kWh)の新開発されたリチウムイオンバッテリーにより、Audi Q6 e-tronは最大625kmの航続距離を実現しています。Audi Q6 e-tronは、285kWのシステム出力により、アウディらしいスポーティなパフォーマンスを提供します。また、システム出力が最大380kWのトップバージョン、Audi SQ6 e-tronは、パフォーマンス、航続距離、充電、ドライビングダイナミクス、デザインの面で新たな基準を設定します。市場導入時には4輪駆動の2つのバージョンが設定され、その後、各市場の要件に応じて、一充電走行距離を重視するAudi Q6 e-tronのエントリーモデルとなる、非常に効率のよい後輪駆動モデルが提供されます。Audi Q6 e-tron quattroは、0〜100km/hを5.9秒で加速します。Audi SQ 6 e-tronの0〜100km/h加速はわずか4.3秒。最高速度は、それぞれ210km/hと230km/hです。
800Vテクノロジーと最大充電出力270kWの標準バッテリーにより、Audi Q6 e-tronは短時間で充電することが可能です。最適な急速充電(High Power Charging:HPC)ステーションを使用すると、わずか10分の充電で、最大255kmの距離を走行することが可能です。また、約21分で充電レベル(state- -of- charge:SoC)を10%の状態から80%にすることが可能です。インテリジェントで高性能、予測的なサーマルマネージメントが、この優れた充電性能の重要な要素となっています。また、Plug & Charge機能により、互換性のある充電ステーションに充電ケーブルを差し込むと、ステーションは車両を自動的に認証して充電プロセスを開始して、充電も完全に自動で行われます。Audi Q6 e-tronは、400Vの充電ステーションを利用した際に、バンク充電と呼ばれる機能が起動する初めてのモデルです。800Vのバッテリーは自動的に同じ電圧の2つのバッテリーに分割され、最大135kWの出力で並列充電されます。充電状態に応じて、両バッテリーが同じレベルになるまで充電され、その後は同時に充電されます。また、標準的な家庭用充電器を使用すると、最大11kWのAC(交流)充電が可能です。
Audi Q6 e-tronの効率を向上させ、航続距離を長くするための重要な要素が、高度な回生システムです。日常走行のすべての制動プロセスの約95%を回生ブレーキによって行い、最大220kWのエネルギーを回生します。
典型的なアウディSUVデザイン:エクステリア
Audi Q6 e-tronはプレミアムミッドサイズセグメントに位置し、サイズは全長4,771mm、全幅1,939mm、全高1,648mmです。このSUVモデルは、最大限のスペース、快適性、そして日常の用途における適応性を提供します。2,899mmのホイールベースにより、2列目シートの足元には広々としたスペースが確保されています。Audi Q6 e-tronはこのサイズにより、お客様がSUVに求める要件を満たし、5人の乗員と荷物を十分に収容できるスペースを確保して、あらゆる用途に対応するモデルとなっています。
Audi Q6 e-tronは、PPEの採用により完璧なプロポーションを備えています。このモデルは、長いホイールベースと非常に短いオーバーハングを特徴としており、アウディのSUV Qモデルのエクステリアの特徴となっている、力強くダイナミックなパッケージを形成しています。Audi Q6 e-tronは、e-tronとしてのデザイン言語にも磨きをかけました。
魅力的なSUVスタイルは、印象的でスポーティな外観を創出しています。エクステリアデザインは、全体的にソフトな印象を与える形状が、シャープなラインやエッジとコントラストを形成し、停止していても、ダイナミックな印象を与えます。アップライトなフロントエンドには、完全に閉じられたシングルフレームグリルが設置されています。そのマスクカラーには、セレナイトシルバーまたはグロスブラックの2種類が設定され、立体的な造形のシングルフレームおよびサイドエアインテークを取り囲んでいます。高い位置に配置されたデジタルデイタイムランニングライトは、Audi Q6 e-tronに特徴的かつ独自の外観を与えています。
ウィンドウエリアは、力強い形状のボディ後方へと延びて緊張感を与えます。ウィンドウは、車両後方に向かってわずかに細くなっており、緩やかに傾斜したDピラーがボディワークの筋肉質なショルダー部分にエレガントに流れ込んでいます。Dピラーとルーフ間に設置された開口部は、車両の外観をよりダイナミックにして、キャビンをより長く見せます。リヤライトからリヤドアへと延びるラインは、緩やかに傾斜したDピラー下部の「quattro(クワトロ)ブリスター」を強調しています。このブリスターは、アウディのデザインDNAの重要な要素となっています。アウディは、このデザインの指針を「テクノロジーの可視化」と呼んでいます。ダイナミックに絞り込まれたリヤエンドは、エレガントでスポーティな雰囲気と、力強い造形を巧みに融合しています。左右を結ぶライトストリップを備えたクリーンで幅広いリヤランプは、Audi Q6 e-tron quattroにアウディ特有のクリーンで落ち着いた印象を与えています。
世界初のライティングテクノロジー
アウディはAudi Q6 e-tronにより、eモビリティの新たな扉を開くだけでなく、アウディDNAの重要な要素となっているライティングテクノロジーにおいても、新たな一歩を踏み出します。世界初のアクティブデジタルライトシグネチャーを備えたこの電動SUVは、アウディ独自のデザインと美学を特徴とする、新時代の到来を告げるモデルです。
Audi Q6 e-tronには5台のドメインコンピューターが搭載され、その内の1台によって制御されるソフトウェアモジュールにより、このライトシグネチャーが可能になりました。第2世代のデジタルOLEDリヤライトでは、合計360のセグメントを備えた6枚のOLEDパネルが、専用開発されたアルゴリズムを使用して、10ミリ秒ごとに新しい画像を生成します。ライティングデザインと新しいテクノロジーを完璧に融合することにより、新型Audi Q6 e-tronのライトは、これまで以上に鮮やかでインテリジェントに見えます。アクティブデジタルライトシグネチャーは、アウディライトテクノロジーの未来への道も示しています。
フロントでは、アクティブデジタルライトシグネチャーが、調光可能な12のセグメントとアルゴリズムの相互作用によって作成されます。リヤでは、すべてのデジタルOLEDセグメントが、同様の目的に使用されます。個々のライトセグメントは、ライトシグネチャー全体の光の強さが変化しないように調整されます。
第2世代のデジタルOLEDリヤライトを搭載したAudi Q6 e-tronは、ライティングデザイン、そしてその機能性により、路上での安全性を新たなレベルへと引き上げました。今回初めて、デジタルOLEDリヤライトは、特定の目的で車両の周囲とコミュニケーションを取れるようになりました(Car-to-X)。安全機能も新しいレベルへと進化しています。他のアウディモデルに既に採用されている近接検知システムは、Audi Q6 e-tronにおいてさらに拡張され、コミュニケーションライトが組み込まれました。コミュニケーションライトは、周辺の車両に事故や故障車があることを警告します。通常のテールライトグラフィックスに加えて、危険な運転状況または交通状況が発生した場合に、デジタルOLEDコンビネーションリヤライトに、警告シンボルが組み込まれたスタティック(静的)テールライトシグネチャーを表示します。
Audi Q6 e-tronに初めて搭載されるこのテクノロジーは、カスタマイズの点でも新たな基準を打ち立てます。新設計されたマトリクスLEDヘッドライトのデイタイムランニングライトとデジタルOLEDリヤライト2.0には、合計で最大8種類のデジタルライトシグネチャーが設定され、オーナーはまったく新しい方法でAudi Q6 e-tronをカスタマイズすることができます。
Audi Q6 e-tronの市販モデルに新しいデザイン哲学を導入
Audi Q6 e-tronのインテリアは、これまで以上にユーザーのニーズを重視しています。立体的かつハイコントラストなデザインを採用したインテリアは、前景や背景にエレメントを意図的に配置し、デザインとエルゴノミクス(人間工学)の観点から、乗員に合わせた空間アーキテクチャーを創出しています。MMIパノラマディスプレイとMMIパッセンジャーディスプレイは、非常に鮮明なデジタル画像を映し出します。インテリアは、アットホームな雰囲気を大切にしており、「ソフトラップ」と呼ばれるトリムは、ドアからコックピット全体を通ってセンターコンソールにまで広がり、調和の取れた、乗員を包み込むようなスペース感覚を生み出します。シートにも同じカラーと高品質な素材が使用されており、その一部にはリサイクル素材が使用されています。使用する素材は、機能的な観点から選択するとともに、インテリアのさまざまなエリアの間で、明確なデザインの差別化が行えるように決定されました。快適性を重視したエリアは、広々とした雰囲気を強調した表面と柔らかい素材を用いてデザインされています。対照的に、高品質なハイグロスブラックを採用したコントロール類は、車両との対話に必要な明確さを実現しています。
電気自動車専用に開発された新しいPPEを採用したことにより、広々としたスペース感覚と居住性を両立し、日常の高い実用性を実現しました。インテリアには、豊富な収納スペースとコンパートメントが備わっています。ホイールベースが長く(2,899mm)、センタートンネルがない電気自動車の特徴により、リヤシート中央席の快適性が向上しています。トランク容量は526です。リヤシートを折りたたむと、収納スペースは最大1,529まで拡大します。3分割式(40:20:40)のリヤシートは、個別に倒すことができます。ボンネット下のフランク(フロントのトランク)には、さらに64の収納スペースがあり、小型の旅行バッグなどを収納することができます。その結果、Audi Q6 e-tronには、5人の乗員とその荷物を収容するための十分なスペースが確保されています。このように優れた利便性により、お客様がアウディのSUVに求める高い要件を満たしています。
E31.2 - ハイパフォーマンスで未来志向の電子アーキテクチャー
新開発された電子アーキテクチャーE31.2により、お客様は、車両のデジタル化をこれまで以上に直接体験することができます。E3という名称は、エンドツーエンドの電子アーキテクチャー(end-to-end electronic architecture)を意味します。開発時に最優先された目標は、将来性のある標準化されたフレームワークを作成することでした。機能指向のアーキテクチャーは、5台の高性能コンピュータ(HCP:ハイパフォーマンス コンピューティング プラットフォーム)を備えた新しいドメインコンピューター構造に基づいており、インフォテインメントや運転機能から、将来の部分的自動運転に至るまで、すべての車両機能を制御します。演算能力において、これまでで最もパワフルなこの電子アーキテクチャーは、お客様の要件を実現するように設計されています。開発のもう1つの焦点は、より高度なシステムに対応し、モジュール構造をサポートするために、ドメインコンピュータ、制御ユニット、センサー、アクチュエーターを高性能かつ安全にネットワーク化することに当てられました。さらに、E31.2は、Car-to-Xスワームデータ アプリケーションとオフボード(車外)計算機能を実行するための、高性能でシームレスなバックエンド接続機能を実現しています。Audi Q6 e-tronとともにデビューするこの機能は、他のモデルラインナップ全体で使用できるように設計されており、将来のイノベーションの基礎を形成します。
デジタルステージ:新しいディスプレイおよび操作コンセプト
Audi Q6 e-tronモデルシリーズは、新しい電子アーキテクチャーをベースに、完全なコネクテッド機能を備えたデジタルインテリアを特徴としています。アウディMMIパノラマディスプレイとMMIパッセンジャーディスプレイにより構成される、いわゆるデジタルステージは、インテリアのハイライトです。明確にグループ化されたこれらのディスプレイは、インテリアのデザインコンセプトと完全に統合されており、明るく広々としたスペース感覚を生み出しています。スリムな独立型アウディMMIパノラマディスプレイは、曲面デザインとOLEDテクノロジーを特徴としていて、11.9インチ アウディバーチャルコックピットと14.5インチMMIタッチディスプレイから構成されています。運転席エリアは、曲線を基調にしてデザインされており、ディスプレイがドライバー側に向けて緩やかにカーブしています。その輪郭は、アウディのシングルフレームグリルを連想させます。このディスプレイは、アンビエントライトの効果により、夜になると宙に浮かんでいるように見え、また、操作も最適化されています。助手席には、アクティブプライバシーモードを備えた10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイも装備されています。これにより、運転中にドライバーの注意が散漫になることを防止することができます。助手席の乗員は、このディスプレイで映画を観たり、ビデオコンテンツをストリーミング再生したり、ドライバーにナビゲーションのルート案内を伝えたり、充電ステーションを見つけることができます。
デジタルステージのもう1つのハイライトは、ディスプレイテクノロジーの面で飛躍的な進化を遂げた、オプションの拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレイです。ドライバー前方のフロントガラスに、大きな画像を映し出し、そこに、速度、道路標識、各種アシスタンスシステムの情報、ナビゲーションシステムのシンボルなどが表示されます。拡張現実ディスプレイの機能をさらに高めるために、画像は前方に傾けられています。そのため、ドライバーは、表示される情報に簡単に焦点を合わせることができます。このプロセスと画像の仮想距離を遠くに設定したことにより、表示されるエレメントが、車両から最大200m離れたところに浮かんでいるような印象が生み出されます。そのため、仮想コンテンツは現実世界とシームレスに統合され、ドライバーは、イライラしたり、気を散らしたりすることなく、情報を素早く理解することができます。拡張現実機能の情報は、ドライバーの位置から見て対角約88インチの大きさに表示されます。
また、アウディの自己学習型ボイスアシスタント Audi Assistantを使用して、さまざまな車両の機能を操作することができます。AIサポート機能を備えたこのデジタルアシスタントは、車両に完全に統合されており、今回初めて、MMIのセンタータッチディスプレイと拡張現実ヘッドアップディスプレイにアバターを使用して表示されます。新しいボイスアシスタントは、800以上のボイスコマンドを理解します。例えば、さまざまなタッチポイントやmyAudiアプリ経由で機能を有効化することもできます。ボイスアシスタントは、ユーザーの行動に基づいて継続的に学習し、ドライバーをサポートします。このサポートは、3つのカテゴリーに分類でき、プロアクティブな提案(前後関係の情報に基づいて、関連する操作を積極的にドライバーに提案する機能)、スマートルーチン(過去の繰り返し操作シーケンスを自動的に認識する機能、例えば、特定の外気温でシートヒーターがオンになるなど)、そしてインテリジェントリスト(通話リストなど)です。ボイスコマンドはディスプレイにも表示され、話した内容を確認できます。アシスタントは継続的にユーザーの行動を学習し、ドライバーをサポートします。
インフォテインメント - お客様のデジタル世界を統合
新しいインフォテイメントシステムには、今回初めてAndroid Automotive OSが採用されています。OTA(over the air:無線)アップデートにより、コンテンツは常に最新の状態に保たれます。そのため、最新のAudi connect serviceと、機能が強化されたe-tronルートプランナーは、常に最新の状態です。YouTubeなどのアプリは、MMIに直接統合されているサードパーティアプリのストアから入手することが可能で、スマートフォンと車両を接続する必要はありません。
このストアでは、お客様はさまざまなアプリにアクセスすることができます。音楽、ビデオ、ゲーム、ナビゲーション、駐車および充電、生産性向上、天気、ニュースサービスなどのカテゴリーのアプリが、発売時より利用可能です。ストアは継続的に拡張され、アプリのバリエーションは市場のニーズを反映したものとなっています。
バング&オルフセン プレミアムサウンドシステムの中心的なコンポーネントは、きわめて効率の高いアンプです。このシステムの出力は830ワットで20本のスピーカーを駆動します。そのうち4つはフロントシートのヘッドレストに組み込まれており、アウディでは初めてサウンドゾーン再生が可能になりました。ダイナミックインタラクションライト(IAL)は、さまざまなコミュニケーション機能を提供し、車両と乗員のやり取りをサポートします。このライトは、インテリアとコックピットに光の弧を描いて広がっています。Audi Q6 e-tronシリーズには、機能が強化されたe-tronルートプランナーも標準装備されます。
新しいステアリングとトルク配分により、極めて精密なドライビングダイナミクスを実現
シャシーを構成するシステムやコンポーネントのほとんどは、新開発されました。アウディの電気自動車は、あらゆる走行状況において、加速と減速を思いのままにコントロールできるのが特徴です。シャシーに関しては、具体的に定義されたセットアップの哲学があります。関連するサスペンションコントロールシステムは、それぞれのシステムが相互に正確に調整されています。Audi Q6 e-tronのドライビングダイナミクスは、部分的に再設計されたフロントアクスルによって飛躍的に向上しています。
アウディモデルとしては初めて、コントロールアームがサスペンションアームの前方に配置されました。これは、特に高電圧バッテリーの配置に関するパッケージに利点をもたらします。また、新開発のコンポーネントにより、動的な特性が高まっています。
ステアリングラックは、サブフレームに固定されました。また、洗練されたアクスル構造により、ドライビングダイナミクスが大幅に向上しました。新しいフロントアクスルにより、ステアリングの挙動も改善されました。これにより、俊敏性が大幅に高まっています。
リヤアクスルへの配分を重視した4輪駆動システムも、Audi Q6 e-tronのダイナミックな走行特性を向上させます。リヤアクスルとフロントアクスルの電気モーターは、サイズが異なるため、フルロード時でもリヤ重視のトルク配分が可能になります。リヤ重視の重量配分を補完し、さらなるグリップ力とドライビングダイナミクスを確保するために、Audi Q6 e-tronのリヤタイヤには、フロントタイヤよりも幅広いタイヤが装着されています。
常に支援スタンバイ - ドライバーアシスタンスシステム
Audi Q6 e-tronには、日常走行における利便性を大幅に高め、すべての道路ユーザーの安全を確保するための、幅広いドライバーアシスタンスシステムが搭載されています。Audi Q6 e-tronには、アダプティブドライビングアシスタントプラスが新しい機能として採用されました。このシステムは、加速、一定速度の維持、車間距離の維持、レーンガイダンスだけでなく、クラウド上に集約された高解像度地図データや他の車両のスワームデータを活用し、Audi Q6 e-tronの運転をサポートします。ここではレーダーセンサー、フロントカメラ、超音波センサーを使用して、ドライバーをサポートします。車両は収集した情報を元に仮想ルートを作成し、あらゆる速度域および渋滞時においても、できうる限り快適かつ確実なルート走行を実現します。
リヤパーキングアシスト、クルーズコントロール、車線逸脱ワーニング、エフィシェンシーアシスト、アクティブフロントアシスト、集中力欠如および眠気警報システムは、発売時からすべて標準装備となります。お客様は、さまざまな装備パッケージの一部として、追加のアシスタンスシステムとセーフティパッケージをオプションで選択することができます。
リサイクル素材の使用
リサイクルプロセスにより再生された素材は、Audi Q6 e-tronの生産において一次資源の使用を削減し、クローズドループによる効率的で持続可能な素材サイクルを実現します。再生ポリエステルから作られた素材に加えて、Audi Q6 e-tronのフロントセクションのフランクやその周辺のカバーなど、電動モデルで典型的に採用されるプラスチック部品もリサイクル素材から作られています。これは、フロントガラスの下の部分およびHVACインテークのカバーにも該当します。
Audi Q6 e-tronモデルのアウタールーフセクションに必要な鋼材は、スクラップ鋼材から作られています。その一部は、使用済み車両から取り外しリサイクルされたものです。鉄鋼生産に使用されるスクラップの割合は、平均して最大15%です(現在計画されている生産量に基づくマスバランスアプローチ)。こういった点は、アウディが将来的に使用済み製品の二次材料をどのように使用するかを示す良い例となっています。
持続可能かつ柔軟:Audi Q6 e-tronの生産
Audi Q6 e-tronモデルファミリーは、インゴルシュタット工場で生産される初の電気自動車モデルで、生産から製品に至るまで、アウディの持続可能性への取り組みを体現しています。アウディは、新しい生産拠点を建設するのではなく、電気自動車の製造のために、すべての生産拠点を徐々に改修しています。また、内燃エンジン搭載モデルを段階的に廃止するという早期の決定に沿って、アウディで働く従業員の中にも変革が起きるよう集中的に推進しています。例えば、インゴルシュタットの新しいバッテリー組立工場など、新しい業務に対する従業員のトレーニングを実施しています。これにより、アウディは垂直統合を強化し、重要なスキルをもつ従業員を自社の拠点で育成するとともに、新たな雇用の機会も創出しています。
Audi Q6 e-tronシリーズを持続可能かつ効率的に生産するために、アウディは既存の構造とシステムを使用しています。アウディは、このモデルシリーズを、PPEボディショップなどの既存の組立ラインにシームレスに統合しています。PPEモデルのボディは、約148,000m2の敷地に建つインゴルシュタット工場で製造されます。Audi Q6 e-tronシリーズの車体コンポーネントは、1シフトあたり328人の従業員と1,150台のロボットにより、自動化率87%で製造されています。
アウディ グループは、プレミアムおよびラグジュアリーセグメントの自動車およびオートバイのメーカーです。グループに属するアウディ、ベントレー、ランボルギーニ、ドゥカティのブランドは、12カ国21か所で生産されています。アウディとそのビジネスパートナーは、世界100以上の市場に存在しています。2022年、アウディ グループは、161万台のアウディ、15,174台のベントレー、9,233台のランボルギーニ、および61,562台のドゥカティを販売しました。2022会計年度において、アウディ グループは総収益618億ユーロ、営業利益76億ユーロを達成しました。世界中で、アウディ グループでは2022年に87,000人以上が働き、そのうち54,000人以上がドイツのAUDI AGで働いていました。魅力的なブランド、新しいモデル、革新的なモビリティサービスにより、グループは持続可能で個性的なプレミアムモビリティプロバイダーへの道を着実に歩んでいます。
本件に関するお問合わせ先
フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 アウディ ジャパン 広報部 https://audi-press.jp/contact/
関連リンク
日本語版リリース
https://www.audi-press.jp/press-releases/2024/pdhl9j0000001kiz.html?u=00002889&em=20240321-02
ドイツ本国英語版リリース
https://www.audi-mediacenter.com/en/press-releases/experience-vorsprung-durch-technik-the-new-audi-q6-e-tron-15923
アウディ プレス センター
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アウディ ジャパン
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