プレスリリース
令和の大人世代の趣味実態やライフスタイルを解き明かす
バンダイナムコグループでハイターゲット向けトイホビー事業を展開する株式会社BANDAI SPIRITS(代表取締役社長:榊原博、本社:東京都港区)は、令和の大人世代の趣味実態やライフスタイルを把握することを目的に、「BANDAI SPIRITS大人アンケート調査」を立ち上げました。
初回となる今回は、18〜59歳のプラモデル・フィギュアユーザー1,000人を対象に、「プラモデル・フィギュアユーザーの実態調査」を実施しました。
調査結果から、プラモデル・フィギュアユーザーは若い世代ほどSNSの活用に積極的であり、特に情報の収集や発信・共有において顕著であることが分かりました。また、情報発信・共有をしている人の多くが、“自身の趣味への共感者を発見する”ことを目的にしている傾向がうかがえました。プラモデルとフィギュアの楽しみ方には違いがあるものの、企業とユーザー、あるいはユーザー同士がつながるコミュニケーションの場の充実やファンコミュニティの形成が、今後のファン層の拡大やプラモデル・フィギュアの楽しみ方の幅を広げる1つのキーワードになるのかもしれません。
【調査概要】
調査期間 :2023年12月14日(木)〜12月18日(月)
調査地域 :全国
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :18歳〜59歳の男女1,000人 ※2023年にプラモデル or フィギュアのいずれかを自分のために購入された方
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■TOPIC@:プラモデル・フィギュアの購入動機/楽しみ方
プラモデル・フィギュアを購入したきっかけについて聞くと(表1)、両ユーザーともに「好きなアニメやマンガのキャラクターに興味を持ったから」が最も多く、プラモデルユーザーでは次いで「自分1人でも始められるから」が多く、フィギュアユーザーでは、「自分の家・部屋に飾りたかったから」が多い結果となりました。また、年代別に見るとプラモデル・フィギュアともに、18-29歳、30-39歳では「SNSなどでたまたま見て、興味を持ったから」という回答がTOP5に入っており、SNSでの情報発信・収集が活発になっている様子がうかがえます。
表1‐【プラモデル・フィギュアを購入したきっかけ(上位5位)】
(複数回答 プラモデルn=500, フィギュアn=500)
<プラモデルユーザー>
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<フィギュアユーザー>
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さらに、プラモデル・フィギュアをどのように楽しんでいるか聞いたところ(表2)、プラモデルユーザーで最も多かった回答は「組み立てていく過程」で、次いで「飾る・鑑賞する(ディスプレイに入れるなど)」となりました。また、18-29歳、30-39歳では「写真撮影をする」「SNSなどに投稿する」という回答が他の年代と比べて多く、1人で楽しむだけでなく「他者への共有」を楽しむ人が多い傾向もうかがえました。フィギュアユーザーでは、「飾る・鑑賞する(ディスプレイに入れるなど)」が6割以上で最も多く、次いで「同一シリーズ・テーマのフィギュアを集める」が多い結果となりました。
表2‐【プラモデル・フィギュアの楽しみ方】
(複数回答 プラモデルn=500, フィギュアn=500)
<プラモデルユーザー>
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<フィギュアユーザー>
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■TOPICA:人気の商品カテゴリー
2023年に購入したプラモデルで最も多かったのは「ガンダムシリーズ」で、プラモデルユーザー全体の半数以上が購入したと回答。次いで「乗り物」「ロボット・メカ(ガンダムシリーズ以外)」が多い結果になりました。フィギュアでは、「マンガ・アニメ・ゲームのキャラクター」が6割以上で最も多く、次いで「美少女系」「ロボット・メカ」となりました。
【2023年に購入したプラモデル/フィギュアのカテゴリー(上位5位)】
(複数回答 プラモデルn=500, フィギュアn=500)
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■TOPICB:世代間で異なる情報収集/発信・共有
商品の情報を入手する媒体について聞いたところ(表3)、プラモデル・フィギュアユーザーともに1位「メーカーなどの公式サイト」2位「X(旧Twitter)」3位「YouTube」という結果になりました。年代別に見ると18-29歳の若年層ではSNSでの情報収集が多い傾向にあり、特にプラモデルユーザーでは18-29歳で、1位「X(旧Twitter)」2位「YouTube」「メーカーなどの公式サイト」(同率)3位「Instagram」となり、SNSを積極的に活用している傾向が顕著であることがうかがえました。
表3‐【商品情報の入手経路(上位3位)】(複数回答)
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「情報を自ら発信・共有しているか」という質問に対して(表4)、「している」という回答は全体では33.2%でしたが、年代・カテゴリー別で見ると30代以下のプラモデルユーザーは、5割の人が「発信・共有をしている」と回答しました。また、プラモデル・フィギュアともに、コロナ禍(2020年〜2022年)以降に購入を開始したユーザーは、既存ユーザー(2019年以前に購入開始)よりも、「発信・共有をしている」人が多い結果となり、コロナ禍でオンラインでのコミュニケーションなどが活発になっていたことなども影響していると推察されます。
表4‐【情報発信・共有の有無】(n=1,000)
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また、発信・共有をしていると回答した人にその目的を聞いたところ(表5)、プラモデル・フィギュアユーザーともに「自分の趣味を分かってもらいたいから」「共感できる人を見つけたいから」が1位となり、自分の趣味への共感者を発見するために情報発信・共有をしている人が多いことがわかりました。
表5‐【情報発信・共有の理由(上位5位)】
(複数回答 n=332 ※情報を発信・共有していると回答した人ベース)
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■TOPICC:年間購入金額/1人当たりの保有個数
2023年(1年間)に購入した商品の合計購入金額について聞いたところ(表6)、平均金額はプラモデルで25,740円、フィギュアで26,105円という結果になりました。ボリュームゾーンはいずれも「1万円〜3万円未満」が最も多く、「10万円以上」という回答は、プラモデルで5.4%、フィギュアで7.2%となりました。
また、保有個数について聞いたところ(表7)、1人当たりの保有個数の平均はプラモデルで24.4個、フィギュアで24.9個という結果になりました。ボリュームゾーンはいずれも「5〜9個」ですが、「100個以上」という回答もプラモデルで8.8%、フィギュアで8.2%でした。
表6‐【2023年の商品合計購入金額】(単一回答 プラモデルn=500, フィギュアn=500)
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※平均(円)の算出方法…金額幅は中間値で算出。5千円未満は5,000、10万円以上は100,000で算出。
表7‐【1人当たりの保有個数】(単一回答 プラモデルn=500, フィギュアn=500)
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※平均(個)の算出方法…個数幅は中間値で算出。100個以上は100で算出。
■TOPICD:プラモデル・フィギュアに費やす時間/あなたにとってどのような存在か?
1週間にかける時間は(表8)、プラモデルで平均3.5時間、フィギュアで平均2.3時間となり、組み立てや塗装などの工程があるプラモデルの方が、約1時間平均時間が長くなる結果となりました。年代別でみると、プラモデルは18-29歳が平均4.1時間で最も多く、フィギュアでは30-39歳が2.6時間で最も多い結果となりました。
表8‐【1週間にかける時間】
(単一回答 プラモデルn=500, フィギュアn=500)
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※平均時間/週の算出方法…選択肢の中間値で算出。
また、プラモデル・フィギュアユーザーに、自身にとってプラモデル・フィギュアはどういう存在かと聞いたところ(表9)、両ユーザーで、「ワクワク/ドキドキなど、嬉しい・楽しい気持ちにしてくれる」「リラックスや気晴らしになり、ストレスを和らげてくれる」「自分1人の世界観を作り上げてくれる」という回答がいずれも6割を超え、感動や楽しみを与えてくれるだけでなく、リラックスやストレス緩和など、日常生活にはなくてはならない存在になっていることもわかりました。
表9‐【プラモデル・フィギュアはどのような存在か(上位3位)】
(プラモデルn=720, フィギュアn=1,005 *スクリーニングデータより)
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