プレスリリース

【札幌大学】2024年度から新カリキュラムがスタート

(Digital PR Platform) 2023年12月11日(月)20時05分配信 Digital PR Platform



札幌大学は、2024年4月から、時代の変化と社会の要請に応える教育プログラムとして、新カリキュラムをスタートします。

札幌大学では、経済学、経営学、法学、英語、日本語・日本文化、歴史文化、スポーツ文化、リベラルアーツの8つの専攻で他大学の学部・学科と同等に幅広い学問領域の学位が取得できると同時に、学生の興味関心に応じて幅広く学んだ後で専攻を決めることができる「レイターマッチング」や他の分野の学びを組み合わせられる「副専攻」など、わが国の大学教育の最新の流れである「多様な学び方」を他大学に先駆けて展開しています。




■新カリキュラムの特徴
1.学修者本位のカリキュラム
 学生自身がカリキュラムで「なにを学び、どんな力が身につくか」を実感できるよう、構築しています。学修目標への道筋が明確になるよう、科目を精選しています。学生が早期に専門分野の魅力に触れることができるよう、1年次から入門的科目を配置しています。


2.「国際性」を重視した専攻再編と基盤教育
 隣国・韓国について、ニーズの高い韓国語を充実し、ポップスなども含めた韓国文化の科目を新設します。ロシア語専攻のロシア語・ロシア文化科目をリベラルアーツ専攻に移行し、歴史と伝統を引き継ぎます。これからの時代に欠かせない国際コミュニケーション力を身につけられるように、基盤教育も含めて英語教育を充実します。


3.社会で活躍する力を身につける「みらい志向プログラム」の拡充 ※
 複雑化する時代を生き抜いていくためには、「専門知」と分野横断的な「総合知」の両方が必要であり、2022年度からスタートした全専攻横断型プログラム「みらい志向プログラム」をさらにアップデート(※)していきます。あらゆる仕事と生活に有用な学びとして、新たに「スポーツマネジメントプログラム」、「リスクマネジメントプログラム」をスタートします。


※全専攻横断型プログラム「みらい志向プログラム」は、2022年度から「食・観光プログラム」「データサイエンスプログラム」「アイヌ文化スペシャリスト養成プログラム」の3つのプログラムで展開しています。



■基盤教育(共通科目)
「地域共創人」として社会に貢献できる教養を身につける
・SDGs、起業家精神、先住民族文化など地域を共に創る人材に必要な基礎的素養を学びます。
・ビジネス英語をはじめとする語学と社会変化に対応した新たな教養としてSTEAMS教育(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics、Sports)の各分野科目を展開します。
・初年次から就業意識を醸成する演習科目、キャリア科目を展開します。




■各専攻カリキュラムの特色
 各専攻が目指す「身につく力」を明確にして、学びの特色を一層強めていきます。


【経済学専攻】
 4年間の学びで「どんな力が付くか」「どのような進路を目指すか」を主眼に2つのユニットを立ち上げます。
「行政・金融ユニット」:ヒトとおカネをつないで地域を設計できる力が身につく
・公務員、銀行員を目指すうえで必要とされる経済学の基礎と応用をしっかり身につけ、地域住民とふれあい関係者を結びつける企画・調整力を築ける力を身につけます。
「食・観光ユニット」:地域の真の良さがわかり、道内外の人々に価値あるモノとサービスを提供できる力が身につく
・食×農×観光をめぐる様々な知識を修得し、実践体験を通じ、北海道経済の魅力をもっと引き出す人材を育てます。


【経営学専攻】
「経営・会計コース」:実践から学び、マネジメント力が身につく
・様々な経営体における諸問題に対して、ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を活用して解決に導くことができる力を身につけるために、経営体が意思決定を行う実践から経営学分野の知識として学びます。また、商業科教師に必要とされる指導力が身につきます。
「情報経営コース」:AI時代に対応する情報経営能力が身につく
・様々な経営体における諸問題に対して、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)のうち、情報を効率的に活用して解決に導くことができる力を身につけるために、AI時代に変革していく経営体で不可欠な情報経営分野の知識を学びます。また、情報科教師に必要とされる指導力が身につきます。


【法学専攻】
「法的思考力」が身につく
 社会に生起する紛争や具体的な課題に対して、事実関係を精査し、関係するルールを勘案しつつ、納得できる論理を使いながら、妥当な解決策を見つけ出す力、それが「法的思考力」です。法的思考力は、すべての公務員やビジネスパーソンに広く求められています。


【英語専攻】
 日本のカルチャー、世界のカルチャーを語れる英語力が身につく
・伝統のレベル別・少人数制クラスで英語を主体的に学び、成長を実感することができます。
・専門的指導と英語力を活かした就職を目指す、実績ある英語教育と通訳・翻訳のエキスパートゼミ。
・Jカルチャーを題材とした授業を展開。英語で情報共有し、世界中の若者と繋がる力がつきます。また、アメリカ、フィンランド、韓国等の大学に交換留学することができます。


【歴史文化専攻】
 フィールドワークを通じて自分で考え、判断・行動する力、地域貢献力が身につく
・北海道でのフィールドワークを通じて、アイヌ文化・北方史・北方考古学を学びます。
・中学と高校の社会科教師に相応しい地域貢献力:歴史学、地理学、考古学、アイヌ学の専門知識が身につきます。
・学芸員に必要なスキル:歴史的価値のある資料や古文書を読む力、フィールド調査の技術を獲得します。


【日本語・日本文化専攻】
 自分の内面にある思いを表現する力、新たな価値を創造する力が身につく
・古典からサブカルチャーまで日本の文学作品を学ぶことによって、作品を鑑賞する力や自分の内面にある思いを表現する力が身につきます。
・物語、和歌、アニメ、映画、音楽...、多様な日本文化に触れることで新たな価値を創造する力がつきます。
・国語科教師、日本語教師に相応しい力が身につきます。
・日々の言語活動を省み、演習型授業を取り入れ、実践的な日本語力が身につきます。


【スポーツ文化専攻】
 多様な社会をスポーツから構想、活性化できる力が身につく
・身体のしくみからスポーツの社会的役割まで幅広く学び、スポーツの可能性を引き出す力を身につけます。
・スポーツイベント、野外教育、パラスポーツなど多様なスポーツのあり方を学び、スポーツへの関わり方を理解します。
・保健体育科教師やトレーニング指導者などを目指すうえでの知識と素養が身につきます。


【リベラルアーツ専攻】
 グローバルとローカル―世界を視野に地域やビジネスの課題を解決できる理解力、対話力、行動力が身につく
・韓国、中国、ロシアなどの隣国の文化を学び、国際理解力、国際交渉力を深めます。
・北海道の自然、観光、ツーリズムについて理解し、地域に貢献できる知識・経験を身につけます。
・フィールドワークを通じて対話力、課題解決できる力を身につけます。




■全専攻横断型プログラム「みらい志向プログラム」
−−2024年度新設する2つのプログラム
【スポーツマネジメントプログラム】
 スポーツを「する」「みる」「ささえる」「しる」...スポーツへの関わり方はさまざまです。
 将来、スポーツに関わっていきたい、スポーツを通じて自分の社会人力を高めたい、そんなみなさんの「なりたい」に応えます。トレーニング指導者資格(JATI-ATI)、スポーツイベント検定資格も目指すことができます。
 コーチング、マネジメント、ビジネス、データサイエンス、ツーリズムなど、スポーツ周辺のさまざまな要素を掛け合わせて学ぶことで、スポーツ以外の仕事にも応用できる「総合力」を身につけることができます。

【リスクマネジメントプログラム】
 将来、どのような道に進もうとも、私たちの身の回りには常にさまざまな「リスク」がつきまといます。
 しかし、正しい知識と対応を身につけることで、リスクを未然に防ぎ、最小化することができます。
 防災対策、金融・企業セキュリティ、情報セキュリティ、生活セキュリティ、国際理解など、予測不可能なこれからの社会において、社会人としてさまざまな仕事上の問題への対応はもちろん、日常生活を送るうえでも、「リスクをマネジメントする」ことはあらゆる場面で必要となるスキルです。

−−内容を充実させる3つのプログラム
【「食・観光」プログラム】
 北海道では「食」と「観光」の関連分野を戦略的産業として位置づけています。「食」と「観光」はさまざまなビジネスと関連していることから、それらの専門的知識・経験はもとより、さまざまな関係者と協働できる人材が求められています。
 このプログラムでは、「食・観光」産業に関する知識を修得するだけでなく、実習や実務(インターンシップ等)を経験し、北海道の「食・観光」の課題を把握・分析、そして解決策を提示できる応用力を身につけます。

【データサイエンスプログラム】
 現在、熱い視線を向けられているビックデータ市場。データサイエンスの知識・スキルを活かし、多くのビジネス課題の解決や公共サービスの向上・改革などを担える人材が求められています。私達の身の回りにある事象を観察しデータとして整理する、今まで知られていなかった価値ある情報を発見する、そしてそれを他者に伝えるスキルを修得するプログラムです。

【アイヌ文化スペシャリスト養成プログラム】
 国立アイヌ民族博物館を核とするウポポイ(民族共生象徴空間)が白老町に開設されるなどアイヌ文化を次世代に継承していくことが一層重要となっており、専門的な知識や技術を有するプロフェッショナルな人材が今後ますます必要とされます。特に、アイヌ伝統工芸の後継者育成は重要な課題であり、このプログラムでは優れたアイヌ工芸作家を講師に招き、木彫りや刺繍などの実技を直接指導してもらうことができます。



(関連ページ:札幌大学公式サイト内)
・2024年度から新カリキュラムがスタートします
 https://www.sapporo-u.ac.jp/news/su-news/2023/12110108.html





▼本件に関する問い合わせ先
札幌大学 学務部 教務課
TEL: 011-852-9608 または 011-852-9172
E-mail: kyomu@ofc.sapporo-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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