プレスリリース
国内のGitHubユーザーが前年比31%増加し280万人超に到達
生成AIプロジェクトへの貢献度で日本が世界第3位
GitHub.comでのAI、クラウド、Gitに関わるオープンソース活動と開発者体験の変化を調査
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安全なソフトウェアを開発、拡張、提供するためにAIを搭載した世界最大の開発者プラットフォームを提供するGitHub, Inc.(本社:米国サンフランシスコ)は2023年11月8日(米国時間)、GitHub.com上での開発者動向に関する年次レポート『The state of Octoverse 2023』 (https://github.blog/2023-11-08-the-state-of-open-source-and-ai/#:~:text=In%20this%20year's%20Octoverse%20report,are%20changing%20the%20developer%20experience.&text=What%20does%20it%20mean%20for%20a%20new%20technology%20to%20go%20mainstream%3F
)(以下Octoverse)を発表しました。
2005年当時、Gitは初めてリリースされた新しいオープンソースのバージョン管理システムでした。今日では、Gitは現代の開発者体験を形成する基盤であり、93%の開発者があらゆる場所でソフトウェアのビルドとデプロイにGitを使用しています。(*1)
(*1) Stack Overflow, “Beyond Git: The other version control systems developers use.” January 2023.
2023年の調査では、AIテクノロジーが開発者体験を急速に再構築し始めていることが明らかになりました。この一年で、より多くの開発者がAIを使い始め、AIを搭載したアプリケーション開発も試みられている。Gitは今日の開発者体験を根本的に変えているだけではなく、AIがソフトウェア開発における次なるステージを形成し始めています。
GitHubは、開発者が実践しながら学ぶことを好み、オープンソースコミュニティでは開発者がより迅速に新しいテクノロジーを採用し、ワークフローに統合させることで、ソフトウェア開発の世界を推進していると認識しています。また、オープンソースは、デジタルエコノミーの大部分を含む、現代社会で使用されているソフトウェアのほぼすべてを動かしています。このような状況において、GitHubは、ソフトウェアエコシステムの基盤を支えるオープンソース技術の実験と普及の間を埋める重要な役割を担っています。
Octoverse 2023 レポートでは、AI、クラウド、Gitに関わるオープンソース活動が、開発者の体験をどのように変化させ、開発者や組織の間でいかなる影響を及ぼしているかを調査しています。
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3つの大きな傾向:
開発者が生成AIを大量に使用:オープンソースの生成AIプロジェクトは、2023年にコントリビューター数で最も人気のあるオープンソースプロジェクトのトップ10に入りました。ほぼすべての開発者 (92%) が AI コーディングツールを使用または実験していることから、オープンソース開発者が GitHub(*2) における AI イノベーションの次の波を牽引すると予想されます。
(*2) GitHub, “Survey reveals AI’s impact on the developer experience.” June 2023.
開発者はクラウドネイティブなアプリケーションを大規模に運用:GitベースのInfrastructure as Code(IaC)ワークフローを使用する宣言型言語の増加、クラウド・デプロイメントの標準化、開発者がDockerfileやコンテナ、IaC、その他のクラウドネイティブ・テクノロジーを使用する割合が急増しています。
初めてオープンソースに貢献した人数が過去最大:商業的に支援されたオープンソースプロジェクトが、初回コントリビューターと全体的なコントリビューターで最大のシェアを獲得している状況は継続しています。2023年では、生成AIプロジェクトが、コントリビューターとして初めて活動した人にとって、最も人気のあるプロジェクトのトップ10にランクインしています。また、GitHub のプライベート・プロジェクトの成長も顕著で、前年比 で38% 増加を見せ、GitHub の全活動の 80% 以上を占めています。
国内の動向:
前年比でGitHubユーザーが31%増加し280万人超に到達しました。テクノロジーやスタートアップへの投資が拡大していることからも、今後もユーザー数が更に増加していくと予測されます。
世界規模では生成AIプロジェクトへの個人コントリビューターが前年比148%増と顕著な増加を見てせています。また、生成AIプロジェクトの総数も前年比248%を記録しました。
特筆すべきは、米国、インド、日本が開発者コミュニティの先頭を走っていることです。これに続くのが、香港特別行政区、英国、ブラジルなどの他の地域となっています。
日本は、GitHubにおける生成AIプロジェクトへの貢献度で世界第3位を記録しました。
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最も人気のあるプログラミング言語:
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2019年にクラウドネイティブ開発が大きな伸びを見せて以来、IaC(Infrastructure as Code)はオープンソースでも成長を続けています。2023年には、ShellとHashicorp Configuration Language (HCL)がオープンソースプロジェクト全体のトップ言語として再び浮上していることから、運用とIaC作業がオープンソース領域で注目すべき分野となっています。
HCL の採用は前年比 36% の伸びを記録し、開発者がアプリケーションにインフラストラクチャを活用していることを示しています。HCLの増加は、開発者がクラウドのデプロイメントをどのように活用するかを指示するために、宣言型言語を使用することが増えていることを示唆しています。
今回のOctoverseレポートでは、これまで通り人気のあるプログラミング言語の他にも、多角的にコミュニティの動向を分析しています。より詳細な分析データについては、英語ブログ「Octoverse: The state of open source and rise of AI in 2023」(https://github.blog/2023-11-08-the-state-of-open-source-and-ai/#fnref-75189-2
)をご覧ください。
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【GitHub について】https://github.co.jp
GitHubは、すべての開発者のためのグローバルホームとして、安全なソフトウェアの開発拡張、提供するための統合開発者プラットフォームです。フォーチュン100に名を連ねる企業のうち90社に所属する開発者を含む1億人以上がGitHubを利用し、3億3千万以上のリポジトリから、社会に素晴らしいものを創造し送り出しています。GitHubが提供するすべてのコラボレーション機能は、個人やチームがこれまでよりも迅速に、さらに高品質なコーディングをかつてないほどに容易にしています。