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日鉄ソリューションズ株式会社

日新火災とNSSOL、新たなオープン系基幹システム構築に向けたモダナイゼーションプロジェクトを開始

(Digital PR Platform) 2023年11月29日(水)11時05分配信 Digital PR Platform

プレスリリース

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2023年11月29日
日鉄ソリューションズ株式会社



日新火災とNSSOL、新たなオープン系基幹システム構築に向けた
モダナイゼーションプロジェクトを開始
〜第一弾として着手した「労災あんしん保険」で新システムの業務利用を開始〜


日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)は、日新火災海上保険株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:織山 晋、以下「日新火災」)、日新火災情報システム株式会社(本社:埼玉県さいたま市、取締役社長:森 博彦、以下「NISK」)とともに、日新火災の基幹システムにおけるモダナイゼーションプロジェクトを開始し、その第一弾として、「労災あんしん保険」システムの代理店直接契約業務のオープン化を実行し、2023年7月から業務利用を開始したことお知らせします。

■日新火災について
日新火災は、1908年に創業した損害保険会社であり、主に国内リテール市場に軸足を置き、地域社会に密着した営業活動を行っています。「お客さまニーズの変化をいち早くキャッチし、常に一歩先を行く
商品・サービスで選ばれ成長し続けるオンリーワンのリテール損保」を長期ビジョンに掲げ、リテールマーケット向けの独自商品・独自サービスの提供を目指し、シンプルで分かりやすい商品の開発に取り組んでいます。今後も、事業環境の変化にスピーディに対応し、持続的な「独自の成長」を追求していくため、モダナイゼーションへの挑戦に踏み切りました。


■具体的なモダナイゼーション対象について
今回のモダナイゼーションの対象となる基幹システムは、メインフレーム上にCOBOLを用いて構築され、1988年12月に業務利用が開始されました。13システム/約1,220万ステップ(COBOL、アセンブラ等)で構成され、利用開始以降、改修・改良が重ねられてきました。一方、この基幹システムは商品間のプログラムが密結合であったことから、商品開発を柔軟に進めることが難しい状況でした。また、レガシーシステムを扱う人材の枯渇・ホスト資材の価格高騰リスクや、オープン系システムの増加に伴う開発費・保守運用費の二重コスト・負荷増大といった課題も抱えていたため、現行メインフレームからの脱却および新たなオープン系基幹システムの構築を見据え、基幹システムのモダナイゼーションプロジェクト(以下、「本プロジェクト」)が始動しました。


■プロジェクトの内容について
本プロジェクトは、日新火災、NISK、NSSOLの有識者も含めた検討チームによる計画構想が2019年から行われ、完遂まで10年以上の期間を見込んだ大規模なものとなっています。本プロジェクトの成果第一弾となる「労災あんしん保険」システムは、2021年3月から開始され、工数にして350人月超、実期間として2年超の期間を経て完成に至りました。


■NSSOLの役割について
NSSOLは、この大規模なモダナイゼーションプロジェクトに対して、現行調査から新システムのロードマップ・アーキテクチャの検討、そしてそれに基づくシステムインフラおよびオンラインアプリケーションの構築を、全て一貫してご支援しました。
計画段階においては、日本製鉄におけるメインフレームのモダナイゼーションプロジェクトの知見を有するモダナイゼーションセンター、先端技術やアーキテクチャに関する知見を有するシステム開発研究センターとDX&イノベーションセンターの有識者が加わり、支援に臨みました。NISKとNSSOL共同で現行システムの調査・解析を行い、一部についてはモダナイゼーションセンター保有のツールも活用しました。
システム構築にあたっては、Microsoft Azureを採用し、PaaSをベースとしたクラウド基盤を構築しました。また現行メインフレームは商品間のプログラムが密結合であったことがビジネス上の課題でもあったことから、オンラインアプリケーションの開発にあたっては、商品間のプログラムが疎結合となる様にCOBOLをJavaにリビルド手法で開発しなおし、肝となるデータモデルについては全ての保険種目を考慮し、一新しました。大規模かつモダナイゼーションという高難易度のプロジェクトを確実に、効率的に進めるため、そして事業環境の変化にも柔軟に対応出来るように、アプリケーションはローコード開発製品で画面を構築、バックエンドはAPIの構成、Azure DevOpsを中心とするCI/CDの仕組を取り入れるなどの工夫も行われています。


■プロジェクトの今後の展望について
日新火災のモダナイゼーションプロジェクトはこれからも続きます。NSSOLは「労災あんしん保険」システムのプロジェクトで得た知見・リソースを有効活用し、主力製品である自動車保険、火災保険、新種保険等も対応を進めていきます。また、進め方やシステムの改善を続け、NISKとともに日新火災のモダナイゼーションの最短、最適な推進を実現してまいります。
また、モダナイゼーションした新システムを利用することで、日新火災がスピード感をもって商品開発を実行し、更なるビジネスの創出や顧客満足度の向上が出来るよう、継続してご支援を進めてまいります。


今後もNSSOLは、当社のパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、モダナイゼーション・DXを支援し、お客様の事業の発展に貢献してまいります。


以 上



・NS Solutions、NSSOL、NS(ロゴ)は、日鉄ソリューションズ株式会社の登録商標です。
・本文中の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です


【本件に関するお問い合わせ先】
日鉄ソリューションズ株式会社
金融ソリューション事業本部 営業本部 営業第三部
担当:田口、寺本
https://www.nssol.nipponsteel.com/cgi-bin/form/inquiry.pl

【報道関係お問い合わせ先】
日鉄ソリューションズ株式会社
管理本部 サステナビリティ推進部 広報・IR室
E-mail:press@jp.nssol.nipponsteel.com




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