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ヤマハ発動機株式会社

MIMETAS社(オランダ)とマーケティング協力契約を締結〜医薬品開発プロセスにおけるヒト疾患状態模倣システムの自動化促進へ〜

(Digital PR Platform) 2023年11月29日(水)13時00分配信 Digital PR Platform

 ヤマハ発動機株式会社は、このたび、医薬品開発分野におけるヒト疾患状態模倣システム(Micro Physiological System、以下MPS)市場で世界的に高いシェアを有するバイオテクノロジー企業「MIMETAS(ミメタス)」(本社:オランダ)と、マーケティング協力契約を締結しました。これにより、近い将来に市場拡大が見込まれるMPS分野での市場情報の獲得や技術開発に向けた知見獲得を強化し、医薬品研究開発プロセスにおける技術開発を加速します。

 MPSは、プレート(マイクロ流路プレート)上で人体の環境を模倣したシステムとして、医薬品の安全性や、生体内での動きや効果を調べる試験で利用され始めています。MPSを用いることで、動物実験の代替や、希少疾病の再現とメカニズムの解明を進めることが可能になります。こういった有効な治療法・治療薬の開発への期待から、世界的な市場拡大が見込まれています。

 当社は、2017年、産業用ロボットの技術を応用し、細胞培養工程を効率化する細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER(TM)」を発売しました。CELL HANDLER(TM)は、手動では困難であった速度と精度で目的の細胞を選択、高密度培養プレートへ1つずつ移動するとともに撮像し、画像情報を取得します。

 CELL HANDLER(TM)の技術により、人の手で行っていた作業の自動化・効率化促進が期待されることから、MPS開発に取り組むMIMETASとのマーケティング協力契約が実現しました。契約では、MIMETAS本社にCELL HANDLER(TM)を設置。顧客が両社製品を同時に体験できる世界初のデモサイトとして、共通顧客の獲得や継続的な市場情報入手の拠点とします。また、MIMETASとの共同研究による技術開発や知見獲得を通し、両社の製品を利用した事例取得や創薬研究の新たな試験法の確立も進めます。

 当社は、2022年2月発表の中期経営計画(2022〜2024年)において、新規事業と成長事業を戦略事業領域と位置づけ、将来のコア事業に育てるための経営資源を積極的に配分するポートフォリオマネジメントを進めています。その中で、医療・健康分野を戦略事業領域のひとつと位置づけ、将来のコア事業とするための体制強化、需要創出による事業拡大を目指しています。

■ MIMETAS会社概要
会 社 名 : Mimetas B.V. (ミメタス非公開株式会社)
設 立 年 : 2013 年
所 在 地 : オランダ・ライデン
研究内容 : 創薬・毒物学的研究のための生体模倣システム開発・販売など
ウェブサイト : https://www.mimetas.com/ja/home/

■ 細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER(TM)」
製品情報 : https://www.yamaha-motor.co.jp/hc/


[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1619/79907/700_527_20231128114513656554395b7e5.png
MIMETASのヒト疾患状態模倣システム



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