プレスリリース

追手門学院大学（学長：真銅正宏）の舞台表現プロジェクト（通称 STEP）は、12月1日（金）〜3（日）に茨木安威キャンパス（大阪府茨木市）において、第12回公演『HOME』を上演。また、12月24日（日）には白子ノ劇場（静岡県藤枝市）でも出張公演を行う。今作の脚本は、STEPに所属する学生が自身の実体験をもとに書き上げたもの。人付き合いの希薄化が進む現代社会のなかで、近所付き合いの意味を問う内容となっている。要事前申込、観覧料は無料。




　舞台表現プロジェクトSTEPは、身近にありながら気付けていなかったり深く知らなかったりする社会問題を題材とした表現活動を通して、主体性や他者との協働力などを学ぶプロジェクト。これまでに、子ども食堂やハンセン病問題、女性のライフステージなどに関する舞台を制作してきた。

　第12回公演『HOME』は、地域交流の希薄化をテーマにした作品。高校生から大学生へとライフステージが進むにつれ地域での付き合いが少なくなった自身の実体験をもとに学生が脚本を書きあげ、STEPのメンバー23名で上演する。

　内閣府が2022年に行った「社会意識に関する世論調査」によると、「地域での付き合い」について「付き合っている」と答えた人は56.6％で、2012年度の69.2％から約12.6％減少。単身世帯の増加やコロナ禍などで人付き合いの希薄化が進んでいると指摘している。

　作品では、関西から東京に上京した大学生の主人公と、近所に住まう母子家庭でヤングケアラーの女子高生、父親が遅くまで仕事をしている父子家庭の小学生との交流を通して、お互いの家庭問題に対する葛藤を描きながら、近所付き合いの意味を問う。

　脚本を執筆したSTEPの菅野咲月さん（経済学部3年）は「地域の方とのつながりを作っておくことで孤独死の問題や、子どもたちに及ぶ犯罪を減らすきっかけになると思う。大学生や社会人になり、地域交流が希薄になっている若い世代に向けて、地域付き合いの大切さ、自分の居場所づくりにも繋がることを、作品を通して問いかけたい」と話している。

　公演の概要は下記の通り。

◆舞台表現プロジェクトSTEP 第12回公演『HOME』
【公演日時】
　12月1日（金） 開演18:15
　12月2日（土） 開演14:00
　12月3日（日） 開演14:00
　12月24日（日） 開演13:00、17:30　※白子ノ劇場（静岡県）での公演
【会　場】
・追手門学院大学 茨木安威キャンパス学生会館2階展示室 （茨木市西安威2丁目1番15号）
・白子ノ劇場 （静岡県藤枝市本町2-7-5-2） ※12月24日（日）のみ
【料　金】 無料
【申　込】 以下の予約フォームから予約（CoRichチケット！）
　茨木安威キャンパス公演： https://stage.corich.jp/stage_main/262029
　白子ノ劇場公演： https://stage.corich.jp/stage/289110
【出　演】 追手門学院大学 舞台表現プロジェクト1〜4年生の学生11名
【脚本／演出】 追手門学院大学 経営学部3年 菅野咲月／横田修（タテヨコ企画／社会学部准教授）

●追手門学院大学舞台表現プロジェクト STEP
・URL： https://pando.life/uotemongakuin-step
・X（旧Twitter）： https://twitter.com/otemon_step
　【@otemon_step】
・Instagram： https://www.instagram.com/otemon_step/
　【@otemon_step】

●白子ノ劇場HP
　https://shirokono.org/



（関連記事）
・追手門学院大学の舞台表現プロジェクト「STEP」が6月29日〜7月1日に第11回公演『あゆみ』を上演 -- 女性のライフストーリーから「生きる」を考える（2023.06.01）
　https://www.u-presscenter.jp/article/post-50773.html

・追手門学院大学の舞台表現プロジェクト「STEP」が子ども食堂の意義を考える『ボクモ、僕も』を制作 -- 11月18〜21日に安威キャンパス、12月4日に静岡県藤枝市で公演（2022.10.24）
　https://www.u-presscenter.jp/article/post-49249.html


▼本件に関する問い合わせ先
追手門学院 広報課
仲西・織田
住所：〒567-0008 大阪府茨木市西安威2-1-15
TEL：072-641-9590
メール：koho@otemon.ac.jp


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