プレスリリース
麻布大学と立教大学が相模原市中央区、相模原市獣医師会の協力のもと、地域のつながりと住民の幸福度を高めることを目指した「わんわんマルシェ」を開催
麻布大学(学長:川上泰、本部:神奈川県相模原市)獣医学部動物応用科学科・介在動物学研究室の菊水健史教授ならびに永澤美保准教授は、相模原市中央区において、「地域のつながりと住民の幸福度を高める」ことを目指した「わんわんマルシェ」を開催いたします(主催:麻布大学)。
================================
開催日:2024年1月6日(土)、7日(日)
会場:麻布大学
================================
麻布大学ではこれまでに、イヌとのかかわりがヒトに信頼と安心にかかわる身体変化を生じさせること、また、イヌの存在によってヒトとヒトの間の信頼ネットワークが強化される可能性があることを見出してきました。これらは、イヌがヒトと街のつながりに貢献し、それを介して最終的には個人の幸福度を向上させる可能性を示唆しています。
そこで今回の社会実装研究では、相模原市中央区ならびに相模原市獣医師会の協力のもと、イヌの飼い主さん同士の繋がり、またイヌの飼い主さんと地域住民のつながりを強化することを目的とし、わんわんマルシェを開催いたします。わんわんマルシェに来場いただいた方の中で、飼い主さんネットワークが形成されるのか、地域の商店街や住民との間にも接点を設け、これらの接点が次第に強化、拡張され、最終的には数年度の地域住民のウェルビーイングが向上するかを明らかにします。
具体的にはアンケート調査によって、わんわんマルシェ開催前後(数年単位)における地域のつながりと住民の幸福度に違いがあるかを明らかにします。
この研究によって、現在の日本が抱える課題である先進国最下位のウェルビーイングや、児童や家庭の孤立、地域社会の崩壊などの問題解決にもつながることが期待されます。
本調査研究は、研究課題「ヒトイヌ共生によるWell-beingの向上―身体・向社会性・社会ネットワークの強化との関連」(令和5(2023)年度科学研究費助成事業「基盤研究(S)」、代表:菊水健史)の研究として実施します。
【研究者】
菊水 健史 麻布大学獣医学部・教授 (代表)
永澤 美保 麻布大学獣医学部・准教授 (共同研究者)
石黒 格 立教大学現代心理学部・教授(共同研究者)
【研究協力】
相模原市中央区役所
一般社団法人 相模原市獣医師会
にこにこ星ふちのべ商店会
株式会社ドッグラン・ラボ
●菊水健史教授
https://www.azabu-u.ac.jp/academic_graduate/lab/teacher/va/kikusui_takefumi.html
●介在動物学研究室
https://sites.google.com/carazabu.com/lab-kaizai/home
●イベント公式Instagram
https://instagram.com/azabu_dog_wellbeing
●麻布大学 獣医学部
https://www.azabu-u.ac.jp/academic_graduate/veterinary/
2025年に学園創立135周年を迎える麻布大学は、動物学分野の研究に重点を置く私立大学として、トップクラスの実績を基盤に新たな人材育成に積極的に取り組んでいます。
獣医学部には獣医学科と動物応用科学科を設置。獣医学科では、全国共通のモデル・コア・カリキュラムと参加型臨床実習に対応した獣医学教育はもちろんのこと、臨床教育に適した施設・設備を整備して充実した教育を実践しています。さらに、多くの研究室において動物に関して多様な研究活動を行っています。
動物応用科学科では、動物のさまざまな生命現象を遺伝子などの分子、細胞から個体、群集までの多様なレベルで理解する動物生命科学分野および、人と動物のより良い共生を追求する動物人間関係学分野の、総合的な教育と質の高い研究を実施しています。
(関連記事)
・麻布大学の菊水健史教授らによる研究が科学研究費助成事業「基盤研究(S)」に採択 〜「ヒトイヌ共生によるWell-beingの向上 -- 身体・向社会性・社会ネットワークの強化との関連」(2023.04.25)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50538.html
▼本件に関する問い合わせ先
事務局 渉外課
磯野
住所:神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71
FAX:042-754-7661
メール:koho@azabu-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/