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NTTデータ先端技術株式会社

統合運用管理ソフトウェア「Hinemos」における生成AIを用いた運用自動化・効率化の実証実験を開始

(Digital PR Platform) 2023年10月23日(月)15時00分配信 Digital PR Platform

〜ChatGPTを活用したAIドリブン運用によりITシステム運用の迅速性や生産性を飛躍的に向上〜

 NTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤原 遠、以下:NTTデータ先端技術)は2023年12月31日まで、統合運用管理ソフトウェア「Hinemos」の生成AIを用いた運用自動化・効率化を推進する実証実験を行います。
 生成AIを使用し、過去の設計ナレッジやインシデント情報、ITシステムの稼働情報といった蓄積データを最大限に運用に活用するAIドリブン運用により、迅速性、生産性の向上が見込めます。これまでも、HinemosではITシステムから発生したイベントから対応不要なイベントをAIで判別し、その80%を削減させイベント対応業務を効率化・自動化できる検証結果を得ています。本実証実験では、さらに生成AI(ChatGPT)活用により自動化サイクルの効率化が図れる事を検証します。従来、専門知識が必要だった運用の自動化に必要な設定・ルール生成を、生成AI活用により自然言語での指示で可能にします。
 NTTデータ先端技術は本実験結果に基づき、2024年4月を目途にChatGPTを活用した運用自動化のインタフェースの製品化を行い、2025年度末までに500本の販売を目指します。

【背景】
 従来のITシステム運用の現場では、以下の3つの課題が顕在化しています。これらは、参考となる過去の設計ナレッジやインシデント情報、ITシステムの稼働情報といった蓄積データがあるにも関わらず、現在は人力による対応を行っているため、その蓄積データの活用に限界があるためです。

3つの課題:
・品質面:DX推進によるシステムの増加や複雑化に伴い、運用品質の確保が難しい
・コスト面:クラウド活用等により、不要なコストの原因特定が困難
・納期面:人手に頼った運用では、新たなシステムの受け入れや運用改善のアジリティが限界を迎える

 そこで、生成AIを運用に使用し、蓄積データを最大限に活用するAIドリブン運用を行うことにより、これらの課題を解決し、飛躍的な迅速性、生産性の向上が見込めます。




[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1718/78074/700_308_202310231747276536331fc622b.png




図:運用現場の課題例とAIドリブン運用による解決例

【HinemosのAIドリブン運用の推進】
 Hinemosは、「収集・蓄積」「見える化・分析」「自動化」といった統合運用管理に必要な機能をワンパッケージで提供する、OSS統合運用管理ソフトウェアです。HinemosがITシステムから「収集・蓄積」したデータや、NTTデータ先端技術が過去に培った設計や保守サポートのナレッジを活用し、生成AI技術を用いたAIドリブン運用により、ITシステム運用の飛躍的な迅速性、生産性の向上を目指します。



[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/1718/78074/700_353_202310201227446531f3b08b82c.png


図:HinemosのAIドリブン運用の推進

【実証実験の概要】
 HinemosのAIドリブン運用の推進の第1弾として、運用自動化のインタフェースを生成AIベースで実現する実証実験を進めます。
 Hinemosでは、運用を自動化するための様々なアクション(自動化アクション)を実行する適切な判断ルールを定義する事で、ITシステムの監視やジョブ管理により発生した「イベント」への対応業務の効率化・自動化が可能です。これまでにも、ITシステムから発生するイベントのうち対応不要なイベントの80%を削減した検証結果も得ています。しかし、この自動化アクションの判断ルールの定義には、運用者がロジックを実装する必要がありました。
 本実証実験においては、Azure OpenAI Service上のChatGPTを活用し、自動化アクションのイメージを自然言語でテキスト入力するだけで、生成AIが実行判断ルールを自動生成する運用自動化のインタフェースを開発します。このインタフェースにより、効率的に自動化サイクルを回すなどの運用メンテナンスの負荷を低減できるかの検証を行います。イベントからの自動化アクションの実行判断をスムーズに行うことで運用自動化に繋がります。
 検証結果を11月のHinemos World2023にてデモンストレーションと併せて発表し、その後検証結果を踏まえ2024年度春の製品化を目指します。



[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/1718/78074/700_220_202310201227486531f3b41ad6e.png


図:実証実験の概要/イメージ

【今後について】
 NTTデータ先端技術は本実験結果に基づき、2024年4月を目途にChatGPTを活用した運用自動化のインタフェースの製品化を行い、2025年度末までに500本の販売を目指します。

【参考】
■Hinemosとは
Hinemosは、「収集・蓄積」「見える化・分析」「自動化」といった統合運用管理に必要な機能をワンパッケージで提供する、OSS統合運用管理ソフトウェアです。Hinemosが提供する機能・サービスは、以下の通りです。



[画像4]https://user.pr-automation.jp/simg/1718/78074/700_336_202310201232206531f4c48973e.png


図:Hinemosが提供する機能・サービス

Hinemosポータルサイト
https://www.hinemos.info/

■「Hinemos World 2023」の開催について
「Hinemos World 2023」を2023年11月10日(金)にオンラインにて開催します。
ITシステムの運用管理、監視・ジョブ管理、運用自動化を実現する「Hinemos」の幅広い機能や、利用メリットはもちろん、Hinemosをより便利に、安心して活用いただくための、製品導入の支援やトレーニングといったさまざまなサービス・ソリューションを、オンラインで紹介します。

Hinemos World 2023
https://www.hinemos.info/seminar/HinemosWorld2023

*Azure OpenAI Service は、ChatGPTへの入力データが言語モデルそのものの学習に再利用されないことが利用規約に明記されています。
*「Hinemos」は日本国内、米国および中国におけるNTTデータ先端技術株式会社の登録商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、一般に各社の商標または登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
製品・サービスに関するお問い合わせ先
NTTデータ先端技術株式会社
ソフトウェアソリューション事業本部
デジタルソリューション事業部
サービスマネジメント担当
大上、澤井、渡邉
Tel:03-5859-5457

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