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台湾貿易センター 東京事務所

台湾貿易センター、日台医療介護産業のビジネス連携と最新トレンドならびに出展社による最新製品・技術に関するセミナーを実施

(Digital PR Platform) 2023年10月16日(月)15時47分配信 Digital PR Platform

〜高齢化社会におけるスマート医療の需要の高まりと発展に対応〜






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台湾貿易センター(TAITRA)は、台湾の医療・看護産業の最新動向および同産業の日本-台湾間のビジネス連携の最新トレンドならびに来年6月20日より台北市で開催されるMedical Taiwan(台湾メディカルヘルスケア見本市)の詳細について発表しました。これらは、10月11日より、幕張メッセで開催された「医療・介護・薬局 Week 東京」(主催:RX Japan)展示会場内で発表されたもので、同時に、出展した台湾企業の製品や技術に関する最新情報のセミナーを実施しました。
台湾貿易センター:https://tokyo.taiwantrade.com/
Medical Taiwan:https://www.medicaltaiwan.com.tw/en/index.html


1.台湾医療機器産業の最新動向とグローバル連携支援
説明会では、まず、TAITRA東京事務所長のケ 之誠(とう しせい)より、日本と同様に台湾でも急速に進行する高齢化と働き手不足の課題に伴い、医療介護産業への高まる需要に着目した台湾企業の取組みを総括しました。次に、台湾貿易センター展示会業務部の周 奕臻(しゅう いしん)より、日本-台湾間のビジネス連携の最新トレンドが紹介されました。


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(1) 台湾医療用機器産業のビジネス状況と今後の展望




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2021年の統計によると、台湾の同分野輸出先上位4か国は、米国、中国、日本、ドイツの順で、日本は台湾の医療機器製品の第3位の輸出国です。一方、日本から台湾への輸入は、米国、ドイツ、中国に次ぐ第4位であり、日本からの輸入医療製品の上位はハイエンドの画像機器、外科および治療用医療材料などです。なお、2022年の台湾の輸出総額は前年比6%増の約3,854億円、輸入総額は前年比4.3%増の約4,625億円に達しました。

台湾では、地域ごとに特徴の異なる医療機器産業クラスターが形成されています。医療電子機器の重要な拠点である台北エリアでは医療用画像診断の研究開発が、半導体やICT産業クラスターである北部エリアではハイテク医療機器の開発が、精密加工拠点の中部エリアでは低侵襲医療機器やスマート介護用品の生産が、ファスニング部品メーカーの拠点である南部エリアでは歯科・整形外科医療機器の生産がそれぞれ核になっています。

社会の高齢化に反比例して医療従事者不足が顕在化している台湾では、スマート医療を活用し医療効率と品質を高めることで医療介護へのニーズの高まりに対応していきます。各エリアで発展する医療機器産業と、国際的な競争力を保持する台湾のICT産業が異業種連携を強めることで、スマート医療をさらに加速させると予測しています。

(2)医療用機器産業のビジネスチャンス拡大とコラボレーションの機会を提供する展示会の開催


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高齢者人口増加は、日本や台湾に限らず世界規模の課題であり、介護と医療に対するニーズはますます高まっています。医師と患者のコミュニケーションを円滑にし、高品質な医療と介護を提供するため、人工知能やクラウド、IoTの研究開発、導入がグローバルで積極的に推進され、精密医療産業は産学官による連携と産業を横断した投資が活発です。
こうした中、TAITRAでは台湾の同産業と日本を筆頭にグローバル規模で、企業、団体、行政機関などとの商談や連携をより密にし、スピーディーな発展を支援しています。

この一環として、TAITRAでは、2023年6月に「Medical Taiwan 2024-台湾国際医療およびヘルスケア見本市」(台北市にてリアル開催2024年 6月20日〜22日、オンライン開催 同1日〜15日)を開催します。第
17回目の開催となる来年は、450以上の展示ブース、50以上のセミナーで構成され、8千人を超える医療産業従事者、プロフェッショナルの来場を予測しています。また、各業界団体でも医療介護、バイオに関する展示会を催しており、対象分野やビジネス展開時期に応じて、年間を通して、最新情報やトレンドを一網打尽にできます。
Medical Taiwan 2024-台湾国際医療およびヘルスケア見本市:https://www.medicaltaiwan.com.tw/en/index.html


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2.3DパネルPCによる医療現場システムの統合
現在の医療領域の大きな課題のひとつは、現場の各設備が、現在のテクノロジーの進化に追いついていなかったり、連携していない点です。説明会では、映像とディスプレイをスマートに接続するAVソリューションを提供するCypress Technology社のプロジェクトスペシャリスト、胡 睿慈(こ えいじ)氏より、最新技術と医療現場での活用事例が紹介されました。
Cypress Technology:https://www.cypress.com.tw/en/Home/Index





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同社の高度な映像プロセスや高品質な転送ソリューションを搭載した3DパネルPCは、医師による術前のシミュレーションや術中のアシスタントへの映像共有、そして術後のスタッフトレーニングに活用されています。映像プロセッサとディスプレイの連携が未だ少数にとどまる医療現場において、これらを統合して、稼働データの蓄積などに対するニーズの高まりに応え、現場での医療品質向上や合理的スタッフ配分に貢献できる同製品の特長が紹介されました。


3.ウェアラブル端末を活用した健康管理システム
健康情報の一元管理システムを構築するGuider Technology社の日本セールスマネージャー、徐 志傑(じょ しけつ)氏からは、ウェアラブル端末を用いた健康管理ソリューションについて、医療介護現場での事例と併せて紹介されました。台湾では、少子高齢化を端緒とする医療崩壊や2025年問題に直面しており、多くの生活者の健康を効率的に管理する必要性が高まっています。
Guider Technology:https://www.guidertech.com/ja





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同社の「医療AIoTサービス統合システム」は、医療施設及び遠隔領域での患者の健康モニタリングや介護施設での見守りシステムとして、ウェアラブル端末の健康管理機能と位置情報をモニタリングクラウドシステムと同期させるものです。また日本における取組みとして、浦添総合病院・沖縄セルラー・セコム琉球が協働し心不全患者の術後をモニタリングした「心拍モニタリング実証事業」や岐阜県中部国際医療センター、仙台厚生病院での活用事例が紹介されました。
心拍モニタリング実証事業:https://jin-aikai.com/cat-urasoe/info-urasoe/15637/

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<台湾貿易センターについて>
台湾貿易センター(TAITRA 中華民国対外貿易発展協会)は、1970年に台湾の対外貿易促進を目的に、台湾政府と業界団体の支援により設立された非営利の団体です(日本のJETROに相当)。
台湾貿易センターの本部は台北にあり、台湾国内4箇所の事務所(新竹、台中、台南、高雄)と世界各地にある 60以上の海外事務所をネットワーク化して、総勢800名以上のスタッフで台湾企業・メーカーの国際競争力の強化、海外企業のビジネスマッチング、世界市場への進出をサポートしています。
TAITRAは現在台湾で年間約30の国際専門見本市を主催する他、TWTC台北国際展示場、TWTC南港国際展示場、TICC台北国際会議センター、TAITRA国際貿易資料館などの施設を運営しています。
 台湾貿易センターは1973年に東京で日本事務所設立以来、台日のパートナーシップの強化を目指し、日本、台湾間の貿易の振興を図っております。また、日本企業に対して、台湾からの買付け及び台湾への投資、市場開拓のサポート、展示会へのPR活動などを行っています。
現在、台湾貿易センターは日本国内に三つの事務所(東京、大阪、福岡)を設けております。


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