プレスリリース
コロナ禍明け4年ぶりの海外での修学旅行を、3泊6日で実施しました。シドニー郊外の農場でファームステイを経験し、充実した思い出ができました。
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東京農業大学第三高等学校(埼玉県東松山市)は、夏休み期間中3泊6日の日程にて、2年生の「オーストラリア修学旅行」を実施しました。コロナ禍が明け、4年ぶりに海外での実施となります。学年を3つの班に分け、それぞれ2023年8月23日(水)、8月25日(金)、8月27日(日)に出発しました。農大三高の修学旅行では、3泊のうち2泊は「ファームステイ」が組まれており、現地の方と日常生活を共にしながら、オーストラリアならではの大自然の中で動物と触れ合ったり、農家での畑仕事などを体験したりするという、東京農業大学の併設校らしいプログラムとなっています。
事前学習として1学期の始めから、週に1回の「総合的な探究の時間」の中で、オーストラリアの自然、気候、動物、食文化など様々なテーマについて調べ学習を行い、現状や課題、課題解決に向けた提案などを考えてきました。例えば、「深刻な水不足」という課題に対して、なぜ水が足りないのか、水不足が起因してどのような問題が起こっているのかなど、興味を持った事柄に対して深く掘り下げ、1学期の終わりにまとめて発表し合いました。
初日に羽田空港を出発して機内で1泊を過ごし、2日目の午前9時にオーストラリアのシドニー空港に到着。その日の午後には、ファームステイ先のホストファミリーとの対面式が行われ、生徒たちは少し緊張した面持ちで各ファームへ移動しました。3日間のファームステイの過ごし方は、各家庭によって様々で、羊や牛の世話を手伝ったり、機械での薪割りや不要な木を伐採したりしました。オーストラリアの農場は、日本よりも敷地がとても広く、飼育している家畜の数も含めて日本との圧倒的な規模の違いに驚かされます。毒を持ったヘビやクモが生息しているファームもあり、農作業にあたってホストファミリーからの指示を十分に理解するためにも、英語力の重要性を実感しながら、3日間の作業に汗を流しました。どのホストファミリーも生徒たちを歓迎してくださり、夕食の時間には自宅の庭でキャンプファイヤーやバーベキューを楽しんだり、車に乗せてもらい私有地の草原を猛スピードで走り抜けたり、ファーム周辺に生息しているカンガルーを見るために夜のドライブに連れて行ってもらったりと、日本では経験できない貴重な時間を過ごすことができました。生活の中で「水不足」な状況も感じとれ、ファームステイ先でのシャワーの使用も短い時間で済ませる必要があるなど、事前学習で知ったことも現地で感じることができました。
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旅行も4日目、ファームステイ最終日には、お世話になったファームからボウラルの町まで送ってもらい、そこで終了式を行いました。あっという間の3日間に、生徒たちは「最初は不安だったが、ホストファミリーが優しく接してくれたから楽しかった」「もう少し一緒にいたい」とホストファミリーとの別れを惜しみました。
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その後の行程では、クラス別にオペラハウスやマンリービーチ、ミセスマッコウリ岬などの観光名所を巡り、夜にはシドニー湾でのクルージングを楽しみました。そしていよいよ最終日は班別行動でシドニー市内を見学。水族館や動物園を訪れたり、ショッピングをしたりなど、思い思いの時間を過ごしてオーストラリアの魅力を満喫しました。夕方に出発する飛行機に乗り、翌朝羽田空港に到着しました。
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研修を振り返り、生徒たちからは「頑張って話せば、思っていたよりも英語が伝わった。単語を繋げただけでもある程度理解してもらえて、コミュニケーションをとるのが楽しかった」「普段食べているオーストラリア産の牛肉について、どう育てられているか、ファームの人がどんな苦労をしているかが分かった。今まで以上に感謝して食べたい」「海外が好きになった、もっとたくさん英語を学びたい」といった声が寄せられました。
引率した学年主任の石森義孝教諭は、「新型コロナウイルスの影響で、2年生の生徒たちは中学生の時から制限の多い学校生活を過ごしてきたので、今回の修学旅行は一生の思い出になったことでしょう。この農大三高ならではの体験が、生徒たちの刺激になり、今後の学びに繋がっていくと嬉しいです」と笑顔で話してくれました。
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本件に関するお問合わせ先
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