プレスリリース
[官学連携]福島県との包括連携協定締結式を9月8日(金)に実施 〜神田外語グループとして初の自治体との包括連携協定〜
神田外語グループ(東京都千代田区/理事長:佐野元泰)は、2023年9月8日(金)に自治体との初の包括連携協定を福島県(知事:内堀雅雄)と締結しました。本グループは「言葉は世界をつなぐ平和の礎」を建学の理念に、2つの教育機関(神田外語大学、神田外語学院)と4つの関連事業を運営しており、その1つとして福島県の天栄村に中世英国の街並みを再現した宿泊施設兼国際研修センターのブリティッシュヒルズを擁しています。平和を実現するためには国内の現状を知ることが不可欠であると考え、ブリティッシュヒルズを震災復興学習の拠点として、福島の記憶と今を次世代に伝えてきました。今後も福島イノベーション・コースト構想等を見据え、震災復興をはじめとして更なる地域活性化や国際化推進などの一躍を担うことを目指し、この度福島県と包括連携協定を締結する運びとなりました。
■ 神田外語グループ × 福島県 包括連携協定締結式 概要
日 時:2023年9月8日(金) 15:10〜
場 所:福島県庁 福島県庁第二特別委員会室
出席者:福島県知事 内堀 雅雄、神田外語グループ理事長 佐野 元泰
連携事項:
(1)知的資源、人材及び諸施設の活用に関すること
(2)共同で実施する事業の企画、調整及び推進に関すること
(3)県内初等中等、高等教育機関を含む産学官連携の推進に関すること
(4)人材育成に関すること
(5)経済、産業、観光、交流の振興に関すること
(6)情報発信の促進に関すること
(7)福島イノベーション・コースト構想の推進に関すること
(8)その他本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること
式次第:
1.出席者紹介
2.協定概要説明 福島県企画調整課長
3.協定締結
4.写真撮影
5.締結者挨拶
6.質疑応答
■ 出席者コメント<福島県知事/内堀 雅雄> ※一部抜粋
神田外語グループ様には震災後、復興支援プロジェクトの一環として、学生の皆様に被災地を訪問していただき、子どもたちが楽しく英語を学べる活動に取り組んでいただきました。また、令和3年度からは東日本大震災・原子力災害伝承館への視察を通じて''福島の今''を学ぶ取り組みを実施していただいております。改めて心から感謝申し上げます。
東日本大震災と原発事故から間もなく12年半が経過します。福島の復興は着実に前に進んでいる一方で避難地域の復興再生、廃炉と処理水対策、風評と風化の問題など、福島県はいまだ大きな困難と課題を抱えており、復興のステージが進むにつれ、また新しい課題が顕在化しています。このような中、今回締結する協定において、天栄村にあるブリティッシュヒルズを拠点にして、全国の学生の皆様がフィールドワークなどを通じて福島を学ぶ取り組みを実施していただきます。来月は学園祭である浜風祭において福島の今を発信する場を設けていただくなど、多くの方々に福島県への理解を深めていただく絶好の機会を作っていただいていると思っております。
■ 出席者コメント<神田外語グループ理事長/佐野 元泰> ※一部抜粋
このたびの福島県様との包括連携を通じ、神田外語グループが協力できることとして大きく二つを考えております。一つは県の若い方の国際化に寄与することです。ブリティッシュヒルズには全国から年間数万人の生徒たちが研修に来ています。福島県の生徒も来ていますが、より有機的に活用していただけるようなプラットフォームづくりを県の皆様とご相談させていただきたいと思います。そして英語教育においては私どもの専門的な教員が、県の英語の先生方と連携を取りながら、教育的レベルアップにご協力できると自負しております。こういったことを通じて若い人たちが福島県から世界に羽ばたいていけるようなことに協力できると考えています。
また、二つ目として若い人たちに福島県の震災復興の状況を知っていただき、それを世界に発信していく協力ができると考えています。具体的には、日本全国から来ていただいている生徒さんたちを双葉町などにお招きし、さまざまな課題を実体験していただきます。その実体験をもとにブリティッシュヒルズで世界に通じる英語に変えてプレゼンテーションをしてもらいます。福島の課題は日本の課題であり、海外に若い人たちが行ったときに必ず聞かれるトピックであると考えております。実体験を通じて自分の言葉で発信できれば、風評被害を抑えることや国際社会で尊敬される若い人材を輩出することに繋がっていくと考えており、福島県様にご協力いただきながら、日本の課題に対して前向きになれるよう協力させていただきたいと思っております。
■ これまでの福島県内での活動(一部抜粋)
【海外スタディ・ツアー】
神田外語大学のグローバル・リベラルアーツ学部の学生を対象に国内研修と海外研修を組み合わせた留学プログラム「海外スタディ・ツアー」を実施しています。国内研修では「福島フィールドトリップ」として東日本大震災・原子力災害伝承館の視察や双葉町のまち歩きなどを実施しています。
(1) https://www.kandagaigo.ac.jp/memorial/future/04/interview_04_1.html
(2) https://www.kandagaigo.ac.jp/memorial/future/04/interview_04_2.html
【福島県の小中学生に英語教育支援】
2011年から2016年にかけて、復興支援プロジェクトの一環として神田外語大学および神田外語学院の学生団体が被災地を訪れ、子どもたちに英語を楽しく学んでもらう英語教育活動を実施して参りました。
http://shinsai.kandagaigo.ac.jp/archives/324
■ 今後の取り組み
【学園祭への福島県ブース出展】
10月21日(土)・22日(日)に神田外語大学で開催される学園祭「浜風祭」に福島県のブースが出展予定です。県産品の販売やパネル展示、復興状況に関する福島県庁職員によるプレゼンテーションをおこない、''福島の今''を来場者に発信する機会を創出します。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人佐野学園(神田外語グループ) グループコミュニケーション部
室井 優太朗
住所:〒101-8525 東京都千代田区内神田 2-13-13
TEL:03-3258-5837
FAX:03-5298-4123
メール:media@kandagaigo.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/