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駐日オランダ王国大使館

「命のビザ」の原点 キュラソー・ビザを生み出したズワルテンダイク・オランダ領事へ オランダで最も古く、重要な勲章を授与

(Digital PR Platform) 2023年09月15日(金)10時01分配信 Digital PR Platform

〜10月3日(火)‐31日(火)まで特別展示会の開催も決定〜

「命のビザ」の原点
キュラソー・ビザを生み出したズワルテンダイク・オランダ領事へ
オランダで最も古く、重要な勲章を授与
〜10月3日(火)‐31日(火)まで特別展示会の開催も決定〜



2023年9月14日(木)オランダのマルク・ルッテ首相は、1940年に数千人ものユダヤ人を迫害と死から救った功績から、在リトアニア・カウナスオランダ名誉領事であったヤン・ズワルテンダイク氏(1896〜1976)に、人道的行為を讃える勲章、“Medal for Acts of Humanity”を授与しました。メダルが贈られたのは、ズワルテンダイク氏の2人の子供たち、エイディス氏(96歳)とロブ氏(85歳)(長男のヤン・ジュニア氏は他界)。この日、2023年9月14日は、ヤン・ズワルテンダイクの47回目の命日でもありました。


【ヤン・ズワルテンダイク・オランダ領事とキュラソー・ビザ】
第2次大戦中の1940年7月11日から8月3日、領事館が閉鎖されるまでの間、ヤン・ズワルテンダイクは、在リトアニア・カウナスオランダ名誉領事(代理)として、ユダヤ人難民に2,000枚以上の「キュラソー・ビザ」を発給しました。それは、南米にあるオランダ領キュラソー島への見せかけの“目的地ビザ”。杉原千畝氏はそれに「命のビザ」と呼ばれる“通過ビザ”を追加したのです。

これにより、リトアニアとソ連を経由して日本に渡る即席の脱出ルートが設定され、何千人もの(ポーランド系とリトアニア系の)ユダヤ人が迫害や死から逃れることができたのです。危険に直面しながら、非常に困難な状況下で正しいことを行うという、勇気ある行動が認められ、今回の勲章授与に至りました。[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/2564/76358/200_297_202309142012016502ea81af43b.jpg
[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/2564/76358/200_299_202309142012156502ea8f93226.jpg




画像: ©JDC / Alyza Lewin / United States Holocaust Memorial Museum







【Medal for Acts of Humanity】
人道的行為を讃えるこの勲章は、戦闘以外の勇敢な行為に対して授与されるオランダで最も古く、最も重要な勲章とされており、勇気、リーダーシップ、自己犠牲によって顕著な人道的行為を行った個人に授与されます。この勲章は1822年(201年前)にウィレム1世によって創設されました。

[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/2564/76358/250_318_202309142018106502ebf22ed14.JPG


【「命のビザ」と「キュラソー・ビザ」〜ヤン・ズワルテンダイクと杉原千畝の知られざる日蘭の絆〜」展】
駐日オランダ王国大使館が今年2月、同大使館で開催した展示会、「ズワルテンダイク・オランダ領事と『命のビザ』の知られざる原点」での展示品を中心に、読売新聞社が所有する膨大なデータベースの中から当時の報道や杉原千畝氏などに関する記事を厳選してパネル化、読売新聞写真部員が撮影したウクライナ難民・避難民なども併せて展示されます。


【特別展示会の開催概要】
会期: 2023年10月3日(火)〜10月31日(火)
会場: 読売新聞ビル3階よみうりギャラリー(東京都千代田区大手町)
開館時間: 午前10時〜午後7時(土曜日は午後5時まで)
休館日:日曜祝日
入場料:無料
主催: 読売新聞東京本社、駐日オランダ王国大使館




本件に関するお問合わせ先
駐日オランダ王国大使館
広報・政治・文化部 バス・ヴァルクス/宮木ジャッカーひとみ
E-mail: TOK-PPC@minbuza.nl

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