プレスリリース
〜蓋強度を向上するトラフ部材で高速道路の切土部における樹脂製トラフ活用を促進〜
● 樹脂製ケーブルトラフの蓋強度を補う強化型セパレータを開発・発売
● トラフ内の中央部に装着することで、車両通行時にタイヤのトラフ内への落ち込みを防止
● 樹脂製トラフ本体と同等レベルの自消性のある難燃性
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也)は、樹脂製ケーブルトラフの蓋強度を補う強化型セパレータを開発・発売しました。
■背景
高速道路の運営会社では、ガードレールを設置できない切土部でのケーブル敷設方法を模索する中、軽量でメンテナンス性の高い当社のケーブルトラフに着目し、導入に向けた検討を進めていましたが、現行品の蓋強度は耐荷重4.9kN/0.5mで、車両が通行した場合に破損してタイヤがトラフ内に落ち込む危険性がありました。そのため、当社ではこの課題を解決するトラフ部材の開発を進めてきました。
■内容
樹脂製トラフの蓋強度を補う強化セパレータを開発・発売しました。耐荷重性能(注1)を有する本製品をトラフ内の中央部に装着することで、仮に車両が通行して蓋が割れても強化型セパレータによってタイヤを支えて落ち込みを防ぐため、これまで使用を控えていた高速道路の切土部などでも、人力施工できる軽量な樹脂製トラフの活用が期待されます。また、樹脂製トラフ本体と同等レベルの自消性のある難燃性(注2)を有します。
[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1782/75301/250_188_2023082313365764e58ce9a3bbb.JPG
強化型セパレータ
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樹脂製トラフ本体内に装着した状態
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切土部での使用例
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寸法図
当社は今後も社会インフラを支える製品の開発を通じて、安全・安心・快適な社会の実現に貢献してまいります。
(注1)長さ50cmの強化型セパレータ上部中央に長さ24cmの圧縮板を置いて圧縮した場合、20kNの試験荷重でも破損しません。
(注2)日本電気技術規格委員会規格 JESC E 7003(2005)に基づいた試験により、自消性のある難燃性を有しています。
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■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
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■製品に関するお問い合わせ先
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