プレスリリース
〜日本製鉄が参画する2件の国内CCS共同事業について採択が決定〜
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」)の令和5 年度(2023 年度)の公募事業である「先進的CCS ※事業の実施に係る調査」(以下「本調査」)に対し、他社と共同で応募していた2 つの国内CCS 案件について正式に採択され、JOGMEC と委託契約を締結しましたのでお知らせいたします。
※CCS とは、Carbon dioxide Capture and Storage の略で二酸化炭素の回収・貯留技術のこと。
日本製鉄は、2021 年3 月に公表した中長期経営計画の中で、「日本製鉄カーボンニュートラルビジョン2050」を打ち出し、2030 年をターゲットとして2013 年比30 %のCO2 排出量削減及び2050 年でのカーボンニュートラル実現を目指します。それらの目標実現のために、3 つの革新的なプロセス改革(大型電炉での高級鋼製造、高炉水素還元、水素による還元鉄製造)での脱炭素化を進めていますが、それらの技術導入後もなお発生するCO2 の処理に対して、CCS を非常に重要な技術の一つと位置付けています。本調査の受託を通じて、貯留場所の確保、貯留インフラの整備、法整備等の外部条件の整備について各社と共同で推進していきます。
【今回正式に採択された、日本製鉄が関わる先進的CCS 事業の実施に係る調査】
1.日本海側東北地方CCS 事業
(伊藤忠商事株式会社、日本製鉄株式会社、太平洋セメント株式会社、三菱重工業株式会社、
伊藤忠石油開発株式会社、株式会社INPEX、大成建設株式会社)
2.首都圏CCS 事業
(株式会社INPEX、日本製鉄株式会社、関東天然瓦斯開発株式会社)
それぞれの事業の詳細は以下よりご参照ください。
https://www.nipponsteel.com/common/secure/news/20230802_100.pdf
日本製鉄は、CCS に関して、グループ会社である日鉄エンジニアリング株式会社が開発し、商業運転実績もある省エネ型CO2 分離回収技術ESCAP(エスキャップ)をはじめ、基盤技術の開発・改良に取り組んできました。今後も、CO2 分離回収・液化、出荷基地に係る検討等に主体的に取り組み、CCS の早期社会実装を積極的に進めていきます。
お問い合わせ先:総務部広報センター 03-6867-2977、2135、2146、3419
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