プレスリリース
長浜バイオ大学(滋賀県長浜市、伊藤正惠学長)では、学生に対して、ChatGPTなどの生成AIの使用を奨励する方針を示している。近く、詳細な規程やガイドランを策定する。
2024年4月開設の「バイオデータサイエンス学科」では、生成AIの利用法の教育を扱う講義や実習を設置する予定である。
【長浜バイオ大学における生成系 AI の使用に関する方針】 2023年5月15付、学長名で提示した方針は以下の通り。
本学では、生成系 AI(例えば ChatGPT, GPT4, DeepL Write など)を、レポート等の提出物作成に利用することを制限せず、むしろ奨励します。ただし、講義や実験・実習の担当教員から別途指示のある場合は、その指示に従ってください。
なお、以下に述べる項目1〜4を十分に理解した上で利用して下さい。
1. 学生の皆さんにこれらの利用を奨励する理由は、今後はこれらの新しいテクノロジーを「主体性を持って適切に利用する」スキルを身につけることが必要とされるからです。
2. 生成系 AI で作成したとしても、提出物に対する全責任は提出者にあります。提出者は生成物の内容が正しいこと、それが既存の文章等の盗用になっていないことを確認する必要があります。
3. 定期試験などはネットアクセスが制限された環境で実施されるので、当然ながら生成系 AI だけに頼って要卒単位を揃えることはできません。
4. 以上のように、生成系 AI を利用する場合も自分で文章を書くことが必要になります。これは、考えをまとめるのにも役立ちます。新しい技術と同様に、「自分で考えて書く」ことも大切にしてください。
【狙い】
今後、生成AIを含む機械学習を適切に利用するスキル教育が必須となることを踏まえて、過度に利用を制限することで、これらのスキルを身につける機会を抑制しないことを狙いとする。ただし、あくまでも「主体性を持って利用する」スキル教育になるように留意して学生への指導を行う。
【関連セミナー】
デジタルイノベーション研究会主催のセミナーを後援し、本学教員が講師を務める。
「ChatGPT活用術−対話型AIの性質を知って効果的に利用するには?」
開催日時:2023年8月7日(月)15:00-17:00
場所:長浜バイオ大学 情報実習室1
定員:60名
講師:
白井 剛教授(研究科長、2024年度よりバイオデータサイエンス学科長)
塩生 真史准教授(IR室長、2024年度よりバイオデータサイエンス学科所属)
主催・問い合わせ先:デジタルイノベーション研究会
共催:(社)バイオビジネス創出研究会
後援:長浜バイオ大学、長浜市、(社)長浜ビジネスサポート協議会
内容:
人工知能(AI)の進歩により、我々の生活は大きく変わる可能性があります。特に対話型AIであるChatGPTは、これまで難しかった、人が投げかけた質問に対する自然な受け答えを可能にし、無料で使えることも相まって非常に速いスピードで世界中に普及しつつあります。このようなAIの特徴を踏まえて使いこなすことは、これからの社会での大切なスキルとなってゆくでしょう。
このセミナーではまず、ChatGPTの基本的な仕組みをもとに、どのようにして問いかけに対して応答しているのかを解説します。また、ChatGPTが効果的に使える例や、逆にあまり適切でない例などを紹介し、実際の操作も行っていただきます。このセミナーが、皆様がChatGPTを理解し、実生活やビジネスに活用するための一助になれば幸いです。
▼本件に関する問い合わせ先
アドミッション・オフィス 広報担当
住所:滋賀県長浜市田村町1266番地
TEL:0749-64-8100(代)
FAX:0749-64-8140
メール:kouhou@nagahama-i-bio.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/