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ライオン株式会社

介護トレーニングゲーム機『TANO-LT』に機能追加した『TANO-LTプラス』を販売開始

(Digital PR Platform) 2023年06月16日(金)11時14分配信 Digital PR Platform

ゲーム中の骨格の動き・発声を解析して個人に合った運動メニューを提示

ライオン株式会社(代表取締役社長・竹森 征之)は、整形外科医・医学博士松平 浩先生(Tailor Made Back pain Clinic院長(※1))およびTANOTECH株式会社(代表取締役・三田村 勉)と共同で、介護トレーニングゲーム機『TANO-LT』に機能追加した科学的運動習慣づくりサービスの『TANO-LTプラス』を開発し、2023年6月15日(木)から販売を開始しました。『TANO-LTプラス』は、ゲーム中に骨格データや発声データを取得し、健康維持のために大切な6つの機能の状態を表す「アクティブLifeスケール」を作成、さらに個人に合った運動メニューを提案します。個人の身体機能の可視化とパーソナライズされたメニューが運動を続けるモチベーションとなり、運動の習慣化を促します。開発に関わったHITOWAケアサービス株式会社(代表取締役社長・袴田 義輝)では、運営する有料老人ホーム「イリーゼ」に『TANO-LTプラス』を先行導入し、利用者の自立支援とレクリエーションの両立にお役立ていただいており、今後オープンするホームには標準システムとして導入予定です。今後も当社は「データ×楽しい」を基盤とした「科学的運動習慣づくり」を推進して参ります。
(※1) 開発当時の所属・役職:東京大学医学部附属病院22世紀医療センター・特任教授


[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/2414/72634/400_332_20230616074706648b94ea7a383.png


1.開発の背景

現在、全国で約1,600万人の高齢者が運動器機能や認知機能の低下、口腔機能の低下による嚥下障害など、日常生活に様々な課題を抱えています。当社は、この状況に対応するため、口腔・睡眠・運動器の3つの機能を「同時に」トレーニングする「健口眠体操」を2022年1月に開発しました(※2)。さらに、この体操を無理なく楽しく続けていただくために、「健口眠体操」をゲーム化して搭載した介護トレーニングゲーム機『TANO-LT』を開発し、2022年9月より販売を開始しました(※3)。「楽しく運動できる」、「体操を続けたくなる」といったお声をいただく一方で、身体機能や口腔機能には個人差があることから、集団での画一的な運動だけでは運動を継続するための十分なモチベーション維持が難しい場合があるという課題が見えて参りました。そこで、より効率的にかつモチベーション高く運動を継続していただくために、このたび、利用者一人ひとりに対するレポートサービス機能を追加した科学的運動習慣づくりサービス『TANO-LTプラス』を開発しました。

(※2) 2022年1月27日発表済
https://lion-corp.s3.amazonaws.com/uploads/tmg_block_page_image/file/7905/20220127_02.pdf

(※3) 2022年10月3日発表済
https://doc.lion.co.jp/uploads/tmg_block_page_image/file/8340/20221003.pdf

2.『TANO-LTプラス』概要
『TANO-LTプラス』は、『TANO-LT』に利用者一人ひとりに対するレポートサービス機能(図1)を追加した科学的運動習慣づくりサービスです。データ取得用の専用トレーニングゲームを搭載し、利用者の骨格データと発声データから「アクティブLifeスケール」を作成できるほか、データの分析結果に基づきパーソナライズされた推奨運動メニューを提示する機能を備えています。本システムは、『TANO-LT』を導入いただいた有料老人ホーム「イリーゼ」の介護現場での知見に基づき、松平 浩先生およびTANOTECH株式会社と共同で開発しました。


[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/2414/72634/400_283_20230616074712648b94f03f880.jpg
図1 『TANO-LTプラス』レポートイメージ
*レポートの表示内容は予告なく変更することがあります。


(1) 骨格データおよび発声データの取得
〇骨格データ取得用トレーニングゲーム「リズミカルポージング」(図2(a))
リズミカルな音楽に合わせて、画面に表示された見本と同じポーズになるように身体を動かすと、システムのセンサーが骨格の動きを読み取り、見本の動きとの一致率を点数化します。利用者が自分の点数を見ながら楽しくトレーニングゲームをする間に、システム側では、利用者の肘の角度など、身体機能評価用のより詳細な骨格データを取得していきます。なお、骨格データは、3人分同時に取得することができます。

〇発声データ取得用トレーニングゲーム「シラブル」(図2(b))
画面上を動物が駆け抜ける間、画面に表示される言葉(「パ」または「タ」)を発声すると、システムのセンサーが声を感知して言葉の連呼回数を計測します。同時に、利用者の発声データを取得します。


[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/2414/72634/300_169_20230616074736648b9508ae675.png
(a) リズミカルポージング


[画像4]https://user.pr-automation.jp/simg/2414/72634/300_169_20230616074741648b950d61535.png


(b) シラブル
図2 データ取得用トレーニングゲーム
*ゲーム内容は予告なく変更する場合があります。


(2)アクティブLifeスケールの作成

取得した骨格データと発声データを分析し、健康維持のために大切な6つの機能の状態を表す「アクティブLifeスケール」を作成、個人の身体機能を可視化します。


表1 アクティブLifeスケールの概要


[画像5]https://user.pr-automation.jp/simg/2414/72634/600_135_20230616080130648b984ace560.PNG



(3)充実した運動メニュー
「アクティブLifeスケール」に基づき、パーソナライズされた運動メニューを自動で提示します。松平 浩先生監修のもと作成した運動メニューは130通り(※4)あり、システムに搭載したトレーニングゲームを用いる運動と、システムを使わずに自主的に取り組むことができる運動を、利用者の機能状態にあわせて複数提示します。
(※4)2023年6月現在の運動メニュー数。メニューは今後も随時追加していく予定です。

(4)専用タブレット端末との連携
『TANO-LTプラス』専用のタブレット端末をシステムに標準装備しています。トレーニングゲームに参加する利用者の登録や、ゲームコンテンツの選択などのシステム操作をより簡単に行うことができるだけでなく、レポートをタブレットに表示して利用者へのサポートを行い、施設スタッフと利用者とのコミュニケーションにもお使いいただけます。


[画像6]https://user.pr-automation.jp/simg/2414/72634/300_265_20230616074745648b9511d2a86.png
図3 専用タブレット端末

3.先行導入事例 
・先行導入施設:HITOWAケアサービス株式会社 有料老人ホーム イリーゼ練馬石神井台
・利用者:10人
・体験者の声
【利用者】
運動を頑張ると、その分良い結果が出てくるので、体操の時間が楽しみです。
家族に運動を頑張っていることを自慢できます。
【ホーム運営責任者】
レポートをお渡しする時が、笑顔や会話が増える時間になっていて、施設の価値を高める武器になると思います。
【施設事業者】
一人ひとりの身体の状態にあわせた運動をご提案して、より前向きに運動に取り組んでいただけます。業界に先駆けて未来の介護サービスをつくることができると思います。

4.今後について
当社は、高齢化に伴う課題の解決に向けて、様々な研究機関や事業者、行政と協働し、「データ×楽しい」を基盤とした運動習慣づくりを提案することで、心と身体の健康増進を目指して参ります。

■『TANO-LT』および『TANO-LTプラス』の導入に関するお問い合わせ先
下記「TANO-LTお客様窓口」にご連絡をお願いいたします。
TANO-LTお客様窓口:tano-lt@lion.co.jp                      

以 上

<添付資料>
■松平 浩(マツダイラ コウ)先生
整形外科医・医学博士。Tailor Made Back pain Clinic院長。元東京大学医学部附属病院22世紀医療センター特任教授。
運動器疼痛研究を長年行う、腰痛治療・運動療法の第一人者。医師が選ぶ名医「The Best Doctors in Japan」に2018年より三期連続選出されている。
【ご略歴】1992年 順天堂大学医学部医学科卒業後、東京大学医学部附属病院整形外科に入局。 2008年 英国サウサンプトン大学疫学リサーチセンター留学(シニアリサーチフェロー)。2009年 独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院勤労者筋・骨格系疾患研究センター長に就任。同機構の本部研究ディレクターを兼務。2014年 東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座長に就任。2022年 第74回「保健文化賞」を受賞。2023年開業。

■TANOTECH株式会社
TANOTECH は、「福祉と教育のプラットフォーム提供を通じ、世界に通用する健康システムの提供」を掲げ、「非装着・非接触型のモーショントレーニングツール TANO」を開発。経済産業省の「はばたく中小企業・小規模事業者300社 2020」にも選定されている。
【会社概要】
会社名 : TANOTECH 株式会社
所在地 : 神奈川県平塚市宮の前 1-4 パーレン平塚ビル 5F
連絡先 : TEL 0463-73-5490 /E-MAIL info@tanotech.jp
HP : https://tanotech.jp
代表者 : 代表取締役 三田村 勉
主な事業 : TANOの開発及び国内・海外販売

■HITOWAケアサービス株式会社
「プラスワンのサービス提供を通じてお客様のQOL向上」を目指し、入居者様自身が趣味嗜好に合わせて選択できる、さまざまな保険外サービスの提供や、QOLを支えるADLの維持向上や健康的な生活をお過ごしいただくためのサービス開発を行う。積極的にケアテックと呼ばれる介護のDX化を推進することで、科学的介護の実践や人の手を介したプラスワンのサービスを提供するゆとりや時間の創出を図っている。
【会社概要】
会社名 : HITOWAケアサービス株式会社
所在地 : 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟
連絡先 : TEL 03-6632-7702 /FAX 03-6736-5587
HP : https://www.hitowa.com/care-service/
代表者 : 代表取締役社長 袴田 義輝
主な事業 : 有料老人ホーム等の運営、介護保険法による各種居宅サービス事業
























本件に関するお問合わせ先
<報道関係の方> ライオン株式会社 コーポレートコミュニケーションセンター  03−6739−3443

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