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酪農学園大学、札幌円山動物園、日本大学、Wild met Zooが主催するワークショップ[北海道における捕獲された野生動物を用いた屠体給餌の可能性]のお知らせ

(Digital PR Platform) 2023年06月13日(火)14時05分配信 Digital PR Platform



 酪農学園大学と、札幌市円山動物園、日本大学、Wild met Zooが主催となる、ワークショップ[北海道における捕獲された野生動物を用いた屠体給餌の可能性]が、札幌市円山動物園科学館ホールにて2023年6月25日(日)13:00から開催されます。
※本ワークショップは2023年度北海道新聞野生生物基金の助成及び令和5年度農林水産省鳥獣被害対策基盤支援事業(と体給餌利用促進事業)の補助を得て実施します。




ワークショップ開催趣旨
 近年、獣害管理のために捕獲された野生動物の屠体の有効活用と、動物園で飼育されている動物の動物福祉の向上という二つの課題をつなぐ新たな教育啓発プログラムとして、捕獲された野生動物を用いた屠体給餌への関心が高まっています。屠体給餌とは、屠殺した大型動物を毛皮や骨などが付いた状態で動物園の飼育動物に与える給餌方法を指し、日本では、2017年、大牟田市動物園で捕獲された野生動物を用いた屠体給餌が実施された後、全国の動物園で試行的取組みが行われ、愛知県豊橋総合動植物公園では、屠体給餌を定期的に実施する体制を確立しています。屠体給餌の取組みが広がる中で、飼育動物の健康や行動に対する積極的な効果の検証も進められています。
 北海道においても、農作物被害の防止等を目的としたエゾシカの捕獲数が増加し、捕殺されたエゾシカの有効活用が課題となっています。一方、札幌市は2021年、動物園条例を施行し、飼育動物の環境エンリッチメントの充実を動物園の重要な役割と位置づけて、屠体給餌の試行的な取組みを始めていますが、道内ではエゾシカの捕獲個体を適切に処理し、動物園へ供給する体制は確立されていません。
 そこで、本ワークショップでは、捕獲された野生動物を用いた屠体給餌を導入し、推進してきたWild met Zoo関係者にこの取組みの意義と成果についてお話を伺うと共に、円山動物園を始めとして、北海道内の動物園において、エゾシカの捕獲個体を用いた屠体給餌を実施する意義と、その実現のための課題を検討します。



当日のプログラム

13:00〜13:05 挨拶;柴田千賀子氏(円山動物園 園長)
13:05〜13:10 趣旨説明:遠井朗子(酪農学園大学環境共生学類環境法研究室)
13:10〜13:35 報告(1):細谷忠嗣氏(日本大学生物資源科学部/ Wild met Zoo)
           「捕獲個体を用いた屠体給餌:地域における獣害問題と動物園の動物福祉をつなぐ取り組み」
13:35〜14:00 報告(2):伴和幸氏(豊橋総合動植物公園/ Wild met Zoo)
           「捕獲個体を用いた屠体給餌の成果と課題 〜動物園の現場から〜」
 休憩 10分
14:10〜14:30 報告(3):坪松耕太氏(札幌市円山動物園)
           「円山動物園での動物福祉向上へ向けた取組み」
14:30〜14:40 報告(4):坂村武氏(北海道野生動物対策課) 
           「エゾシカの現状と対策」
14:40〜15:00 報告(5):石崎英治氏((株)北海道食美樂)
           「道内のエゾシカ処理施設が考える屠体給餌の可能性と課題について」
 休憩 10分
15:10〜15;25 コメント:切石亮太氏(北洋銀行ソリューション部)
           「サスティナブル経営の実現へ向けて」
15:25〜15:55 パネルディスカッション・質疑応答
        細谷忠嗣氏/伴和幸氏/ 坂村武氏/坪松耕太氏/石崎英治氏/切石亮太氏/小菅正夫氏
15:55〜16:00 総括:小菅正夫氏(札幌市環境局参与)



オンライン視聴も可能となっております。
 https://www.youtube.com/channel/UCBash6sQRx12x_2El-sdP4Q


※詳細はコチラhttps://www.rakuno.ac.jp/archives/27886.html



▼本件に関する問い合わせ先
酪農学園大学 農食環境学群 環境共生学類
教授 遠井 朗子
住所:北海道江別市文京台緑町582番地
TEL:011-388-4912
メール:atoi@rakuno.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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