プレスリリース
京都産業大学ギャラリーでは、袋中(たいちゅう)上人が創建した檀王法林寺と沖縄をテーマに、檀王法林寺所蔵の約400年前の琉球国ゆかりの文化財を中心に展示する企画展を開催している。関連イベントとして、檀王法林寺の歴史と文化財、沖縄芸能を実演も含めて解説する講演会を開催した。
袋中上人は明への渡航を待つ1603年からの3年間、琉球で浄土教を布教し琉球国尚寧王の帰依を受けた。尚寧王から贈られた美術工芸品などの貴重な資料は、上人が後に開いた檀王法林寺に所蔵されている。京都産業大学ギャラリーでは、それらの資料や袋中上人と琉球に関する資料を展示し、京都と沖縄の文化交流について考える企画展を開催(2023年2月13日〜4月8日)している。
関連イベントとして、3月11日に京都産業大学文化学部 石川登志雄教授(ギャラリー室長)が檀王法林寺の歴史と文化財を解説する講演会を開催した。琉球国尚寧王が描いた袋中上人の肖像画や現存最古のものとみられるクバの葉でつくられた団扇など、貴重な文化財と檀王法林寺の歴史について解説があり、参加した人からは「京都に沖縄ゆかりのお寺があると知ることができ興味深かった」という感想が聞かれた。
3月25日には、京都産業大学外国語学部 鈴木雅恵教授による沖縄芸能の解説と、信ヶ原雅文住職による檀王法林寺と沖縄の関わりについて解説する講演会を開催。さらに、三線演奏で初の博士号を取得した琉球古典音楽演奏家和田信一氏による演奏と沖縄舞踊の共演を披露した。演目の最後には、来場者も参加してカチャーシー(催しのクライマックスで踊られる手踊り)で締めくくり、賑やかな講演会となった。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
<関連リンク>
・第26回企画展「檀王法林寺と沖縄」(2023年2月13日〜4月8日)
https://www.kyoto-su.ac.jp/events/20230125_869_danno.html
・ギャラリー企画展「檀王法林寺と沖縄」檀王法林寺を通して琉球文化の魅力を知る講演会を開催
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20230320_345_release_ira01.html
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