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メディカル・データ・ビジョン株式会社

新型コロナ禍の患者数推移 第7波までに外来患者回復傾向も、コロナ前には戻らず

(Digital PR Platform) 2023年01月18日(水)10時21分配信 Digital PR Platform

 医療情報のネットワーク化を推進するメディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之)が、新型コロナウイルス禍前後の外来・入院患者数の推移を調べたところ、外来延べ患者数は第7波(昨年9月末)までに回復傾向を示しているものの、コロナ禍前には届いていませんでした。また、外来延べ患者には一定数のコロナ濃厚接触を受けた外来受診も含まれるため、今後も継続的に患者数の推移をチェックする必要がありそうです。



[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1987/67136/450_249_2023011810085463c746a674a7a.png



 
 今回の集計では、当社の病院経営分析システム「MDV Act」の病院データ(2018年4月〜2022年9月)のうち、調査対象期間すべての月のデータがそろっている344施設を集計、分析しました。このデータは対象期間に急性期一般入院料1を算定している患者の数を集計。疾患別コードは、主要診断群(MDC)2を使いました。

 調査の結果、約3年間に渡るコロナ禍の前(2018年4月〜2020年3月)とコロナ禍(2020年4月〜2022年9月)の外来延べ患者数の変化を確認したところ、第1波から第7波にコロナ感染重傷者患者数が増えるたびに患者の受診控えと見られる動きが出ています。コロナ禍前に外来延べ患者が月平均4,017,224人だったのが、コロナ禍では同3,743,259人(6.8%減)となりました。

■入院患者は、消化器などが回復、呼吸器は戻り鈍い

 入院患者数は疾患別で消化器、循環器が回復基調を見せている半面、呼吸器の戻りは鈍いままです。 呼吸器はコロナ禍前で月平均22,816人でしたが、コロナ禍では同16,720人(26.7%減)でした。

 一方、消化器はコロナ禍前で同45,262人だったのが、コロナ禍では同41,707人(7.9%減)、循環器はコロナ禍前が同21,783人でコロナ禍が同19,618人(9.9%減)でした。


本件に関するお問合わせ先
メディカル・データ・ビジョン株式会社 広報室 担当:君塚・赤羽・汲田
TEL:03-5283-6911(代表) MAIL:pr@mdv.co.jp

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