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日本製鉄株式会社

日本製鉄グループ 合成床版橋「パネルブリッジ」が海外橋梁に初採用

(Digital PR Platform) 2022年12月20日(火)11時42分配信 Digital PR Platform

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区)は、日本製鉄株式会社(代表取締役社長:橋本英二、本社:東京都千代田区)の協力のもと、日本政府によるタンザニア連合共和国への無償資金協力事業(ODA)「ダルエスサラーム市交通機能向上計画」のうち、ゲレザニ橋向けのパネルブリッジ®※1 の製作を受注し、このたび三井住友建設(株)による現地架設が竣工いたしました。海外向けにパネルブリッジ®が採用されたのは、今回が初めてとなります。

ゲレザニ橋は、タンザニアの経済・流通の中心都市であるダルエスサラーム市において幹線道路の慢性的な渋滞を解消するためにゲレザニ道路を整備する事業の一環として建設された橋梁で、鉄道を跨ぐ架設となるため、パネルブリッジ®の急速施工・低桁高(桁高制限に対応)の特長に加え、再塗装のメンテナンスが不要な日本製鉄(株)の耐候性鋼材(JIS 規格品)を使用している点などが、今回タンザニア政府に評価されました。

パネルブリッジ®は、合成床版と主桁を一体化した主桁パネルと、中間床版パネルによって構成される新しいタイプのユニット式合成床版橋梁で、工場で予め主桁および合成床版の鋼殻を一体化し、現場施工の簡略化・短工期化を実現します。また、吊り足場、床版型枠の設置・撤去など現場での桁下作業が発生しないため、特に橋梁が道路や鉄道を跨ぐ場合に最小限の交通規制での架設が可能となり、交通渋滞など周囲への負担も軽減できます。

今後も日鉄エンジニアリング(株)と日本製鉄(株)は、協働して主にアジア・アフリカ地域の道路(橋梁)整備事業に、パネルブリッジ®を積極展開し、日本政府の重要施策である日本の高度な技術を生かして途上国の開発に資する「質の高いインフラ」※2 の輸出に貢献してまいります。

※1 軽量・低桁高・急速施工を実現する、当社開発の新しいタイプのユニット式橋梁。
※2 自然災害などに対する「強靭性」、誰ひとり取り残されないという「包摂性」、社会や環境への影響
  にも配慮した「持続可能性」を有するもの。

【案件概要】
● 案件名  : ダルエスサラーム市交通機能向上計画
● 工事場所 : タンザニア連合共和国 ダルエスサラーム市
● 工事概要 : 上部工(橋長40m、幅員30.4m/片側2車線・両側歩道・中央バス専用レーン)、
       橋台、基礎、アクセス道路の建設工事。上部工にパネルブリッジ®(重量 約450トン)
       を採用
● 発注者  : タンザニア道路公社
● 設計会社 : (株)アンジェロセック
● 元請会社 : 三井住友建設(株)
● 一次下請 : (株)横河ブリッジ(日鉄エンジニアリング(株)は、パネルブリッジ®の製作供給・技術
       サポートを実施)
● 事業予算 : 約11 億円

【竣工写真】


[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/84/66482/500_247_2022122011082863a1191c889c6.jpg



[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/84/66482/500_281_2022122011083563a119235eeb7.jpg






【お問い合わせ先】
日鉄エンジニアリング株式会社
 サステナビリティ・広報部広報室:03-6665-2366
 URL:https://www.eng.nipponsteel.com/contact/index.html

日本製鉄株式会社
 総務部広報センター:03-6867-3419
以 上

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